誕生日

というわけで、年齢カウンタがインクリメントされました…昨日ですが。(遅
mixi等でメッセージをくださった皆様、どうもありがとうございました。m(_ _)m ヘキサで0x21歳程度のまだまだ若造ですが(^^;)、これからもよろしくお願いいたします。>皆様
相変わらず最近は本業が忙しいです。 線表が1週間単位で区切ってあるので、毎週金曜日には何かの締め切りが来る…といった感じで、毎週がクライマックス状態です。(T_T)
…で、誕生日の昨日ですが、会社のイベント…を蹴ってw日曜に開かれるご近所のイベント「芸能祭」に出るべく、社内の吹奏楽団の休日練習に行ってきました。 しかし、外は雨。(T_T) 練習は室内ですが、部室(というか物置)から練習場まで楽器を運ばなきゃいけないんです。 ドラムセットとかチューバとか大物楽器を台車に詰め、ブルーシートをかけて移動。 しかも、今回は参加者が少ないせいで、運搬はたった二人だけ!(T_T) 練習前に既にクタクタですよ。(T_T)
スケジュールが押し捲りつつも、なんとか楽器を運び終え、合奏開始です。 今回、うちの団からは5人程度しか出られないんですが、お隣の川村学園のお嬢さん達と、団員の家族や個人的つてでかき集めたエキストラの方々が集まり、この前開かれた「こどもまつり」以来のフルメンバー(にはちょっと足りないんだけど)です。 …いやぁ、全パート揃うとやっぱり楽しい! 普段、合奏っても5人くらいしかいないんで、そもそも和音が全部揃わない状態でやってますので、合奏をやって初めて「ここの和音はこんな感じなのか!」とわかるわけです。 なんだか、うちの団って(発音数的に)チップチューンって感じですわw そのうち、クラリネットで高速アルペジオとかやんなきゃいけないんでしょうか…それは勘弁じでぐで〜(T_T)
合奏終了後、今度は片付け。 実は戻りのほうが荷物が多くて、川村学園さんの楽器は土日に学内に入れないことから、うちで預かることになってたんです。 おかげでエライ大変だったんですが…ここは可愛い川村のお嬢さん達の為に頑張らないとw 結局、1時間半かかってなんとか片付け終了。
その後、自宅に戻ろう…と思ったんですが、せっかくの誕生日&休日を家でグダグダ過ごすのも勿体無いので、そのまま電車で柏に移動。 更に、シャトルバスでモラージュ柏へ。 正直、ここのショッピングセンターはイオンや柏の葉ららぽーとあたりと比べると小さいんですが、ここに併設されているホームセンターがプロ用機材なども揃えてて非常に充実しているので、今回もここで買い物をしてました。 具体的には、この前買ったメタルクラリネット用のコルクシートとか、そろそろ傾き始めて本気でヤヴァい、ベッドの金具を固定する為の接着剤とか、その傾いた部分を直す為のハンマーとか…色々そんなのを買ってました。 あとは、スーパーで日本酒のワンカップを買っていい具合に出来上がりつつw、ヴィレッジヴァンガードをチェック。 前々から気になっていたビートルズメタルアレンジのCD(下記Amazon参照)を買ってしまいました。(以前楽団でも演奏した「Hey! Jude」の最後の部分がすげーシャウトで予想通り過ぎて噴いたw) その後、我孫子駅まで戻った後、エスパで密かに昔から好物のモンブラン谷川俊太郎の詩集を買って帰りました。
(Amazon) Butchering the Beatles: A Headbashing Tribute




家では、寝る前に購入した谷川俊太郎の詩集「はるかな国からやってきた」をずっと読んでました。 谷川俊太郎の詩は、小中学校の教科書にも採用されていたので、そのへんでご存知の方も多いかと思います。(私が当時見たのは「朝のリレー」という詩でした) いつも読んでるほどのマニアというわけではないのですが、思い悩んでいる時などにふと読みたくなります。 氏の作品は時に温かく、時に鋭利なナイフとなって心に突き刺さります。 ある時は日々の何でもないことの喜びを言葉にしたため、またある時は人が思わず目を背ける現実を的確な言葉として表現する…「鋭い」と書きましたが、それは「冷たい」のではなく「人間らしい」「血の通った」言葉なんです。
そして、氏の作品の中でも私が特に好きなのが「生きる」という詩。 この作品を知ったのは実は小学生の頃で、校内放送で聴いたのが最初でした。 正直この時は、日常に起こる出来事を淡々と並べたこの詩のどこが良いか、さっぱりわかりませんでした。 しかし、それから10年後、大学の頃に思い悩んだ時期がありまして、そんな時にふと思い出したのがこの「生きる」という詩でした。 しかし、最後のくだりが思い出せない…どうしても読みたくなって本屋を何軒も探し、ついに見つけたこの詩を読んで、とにかく泣きました。 日々のなんでもないような出来事も、その1つ1つが「生きる」という事であり、「生きているということ」自体に感謝しつつ、そのなんでもないような事に目を向けると、色々と楽しい事はあるんです。(小さなネタに目を向けて、大きくして色々書き綴るブログなんてまさにそうですよね) もう目から鱗状態でした。
そんな大好きな詩ですが、実は数日前にたまたま見ていたテレビで見かけたんですよ。 その番組の中では、今年がんでこの世を去ったあるアナウンサーを紹介していました。(名前は失念…すみません) そのアナウンサーは、亡くなる直前まで、「生きる」ことを諦めなかったそうです。 そんな彼女の最後の仕事が、奇しくもこの「生きる」の朗読でした。 1つ1つ噛み締めるように綴られていく言葉、そして最後の印象的なフレーズを聴いた瞬間、涙が止まりませんでした。 今まで文字としてしか見ていなかった言葉の1つ1つが、彼女だからこそ出せる重みをもって深く胸に突き刺さりました。 これを見て、急にまた読みたくなって買ってきた次第です。 そして、昨日もこの詩集を読んで、やっぱり涙が止まらなくなりました。 でも、やっぱり生きるって素晴らしいです。 今は人生に思い悩んでいる時期ではないけど、「生きる」を読んでそう思いました。 もし、生きることや今の生活に疑問を感じている方がいらっしゃれば、是非一度読むことをオススメします。(今買うなら、集英社版の「谷川俊太郎詩選集 1 」あたりが入手しやすげです)
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