G.T.R.

http://troubador.panic.or.jp/ttrc/0004.html
この前のコミケでは、結構色んなCDを買ったり貰ったりしたんですが、まだ全部聴いてません…
そろそろ聴かんと、と思い、取り出したのは、かのめがてん細江氏が主宰(かな…確か)のインディーズレーベル「TROUBADOUR RECORD」のブースで戴いた「G.T.R.」というアルバム。
実は、ここ最近ではトルバとしての新作は無く、新作は商業ベースの「Sweep Record」から出ているのですが、トルバとしてもコミケやM3などのイベントに出展し、旧作を販売しているのです。 で、そのブースに立ち寄ったところ、なんと無料配布CDを2枚も戴いてしまいました! そのうちの1枚がコレ、というわけです。
で、聴いてみた。 …うぉ――――――――――っ!! コイツは最高だぜ!!!
内容を簡単に書くと、私のようなゲームミュージックファンが好む80年台後半〜90年台前半のフュージョンサウンドてんこもり、といった感じなのです。 ちょうどこの時期、各社ともアーケードゲーム基盤のハード性能が上がってきていて、セガ体感ゲームを筆頭に、コナミのメロディアスな旋律やSystemII以降のナムコ楽曲なんかは、フュージョンの流れを汲んだものが非常に多かった時期でもあります。 そういや、この頃ゲームミュージックバンドブームが起こって、アレンジの方向性としてもフュージョン系が多かったように思います。
で、この作品。 バキバキのスラップベースに流麗なメロディ、飛び跳ねるピアノ! 最近のゲームミュージックではこのタイプの楽曲は割と絶滅寸前のような気もしますが、このアルバムはそんな古き良き時代を彷彿とさせる判り易過ぎる楽曲満載で、聴いてると鬱な気分も吹っ飛んで爽快感に浸れること間違いなしです!!
このアルバムは、かなり昔に販売されていたもので既に廃盤なのですが、無料配布の非売品として限定でプレスしたもののようです。 従ってジャケもケースも無く、本当に裸CDの状態で戴いたわけですが、正直な話、これだけ良い楽曲が入ってるのに、このまま限定無料配布だけで終わってしまうのは惜しいくらいです。 完全版が復刻されたらまた買っちゃいそうだわ、コレ。 …とはいえ、これだけ良い曲を惜しげもなく無料配布してしまうトルバさんに最敬礼!! この調子で、是非他の入手困難なアルバムも復刻して戴けると嬉しいです。(^^)
そういえば、このCDを配布してたのは、多分相原隆行氏だと思うんですが(眼鏡とヒゲの人)、とっても気さくな方で、「今無料配布やってますから是非聴いてください! ジャケもケースもありませんけど、もし聴けなくてもタダですから。 もし聴いて気に入ったら、是非またお越しください!」みたいな感じでCDを配ってらっしゃいました。 なお、相原氏によると、確かこのプレスCDは原価が1枚46円とかおっしゃってたような気がします。(w