影踏みその2

というわけで、昨日に引き続き、本日はドキュメント「room of melancholy」のほうを観賞。
ドキュメントビデオというと、個人的には中途半端な印象が強く、何度も観るようなものではありませんでした。 音楽を楽しもうにも細切れで音質やアングルも悪く、インタビューやモノローグが延々と繰り返されるだけ。 もちろん、アーティストの裏側や真意を知るという意味で、ファンアイテムとしてはアリだとは思います。 特に、清春の場合、舞台裏で色々凄かったりするので、ある意味暴露本以上の破壊力を持つ場合もありますし。(ぉ
…で、今回のもそういうのを想像してたわけですが…実際は全くの逆。 映像はモノクロームやスロー再生などを効果的に使ったアーティスティックな雰囲気で、清春のモノローグも最小限の言葉が効果的に入っているのみ。 インタビューが長々と収録されているのに比べて逆に印象的で胸に残ります。 映像や構成としては非常に完成されている印象で、むしろ何度でも観賞したくなります。
ライヴ映像では、通常のライヴDVDには収録されていない曲もあったりするわけですが、個人的に大好きな黒夢時代の名曲「くちづけ」が(1コーラスのみですが)収録されているのに感動! この曲、アルバム「feminism」バージョンと、シングル「SEE YOU」のカップリングバージョン「KISS」の2バージョンがあるんですが、DVDに入っているのは、この2つのどちらとも異なるアレンジで、アコースティックギター1本+アコーディオンの伴奏で唄われるこの曲は、今までのどのアレンジよりも心に響きました。 そういや、この曲は凄く好きな曲で、大昔にFMPで私のヘタクソな唄をフレーズサンプリングして鳴らしたバージョンなんてのも作った記憶が。 若気の至りでした。(^^;)
そんなわけで、ドキュメントビデオだからといってまだ観てない人は、是非見ましょう。 …というか、むしろこちらを観るべきかもしれません。