M3で買った&戴いたCD

まだ一部ですが、Chiptune系を中心にいくつか聴いてみました。

  1. 「GBreeze」(EDIA LABEL)

ゲームボーイ音色をサンプラーで録音して、その音色を使ってGB音源風にアレンジした音楽集です。
しかし、GB音源「風」ではなく、聴いた感じ限りなく本物のゲームボーイ音源で鳴らしているように聴こえるデキで、チープ過ぎず派手すぎず、実際にGBに移植されたらこんな音楽なのではないか、といったデキになってます。
このサークル、今回お隣さんということで色々とお話をさせていただいたんですが、この音楽を作った方は実際にGB音源の開発環境を使ったことがあるそうで、それ故にGB音源の制約などを知り尽くした上での製作ができたそうです。 ちなみに、当時の開発環境は、富士通のオフィスパソコンとして有名なFM-Rだったそうです。 その為、実機開発環境で音楽を作るのは現在はかなり困難とのこと。 うーむ、確かにこのご時世、内蔵音源スキーでも実機で製作&演奏するのはもはやマニアしかやらないのかなぁ、という気もする今日この頃です。

  1. 「BARE KNUCKLE ドッカ〜ン!」(NaoN)

コレは熱い!
以前、「も〜っと! BARE KNUCKLE」という、X68000内蔵音源で作成したベアナックル風オリジナル曲集を出していたんですが、コレはその第2弾です。
音色はモロFM音源であることを意識しつつも、ベアナックル2までのハウスっぽいトラックから、「3」のような不思議な曲とかディストーション全開の激しい高速チューンまで、様々な熱い曲を聴かせてくれます。 オリジナル曲であるにも関わらず、ところどころのフレージングにベアナックルっぽさを感じさせるのは流石です。
ちなみに、CDを購入する際にサークルの方(将軍さん?)とちょっと話をさせて頂いたのですが、その方の主張。「ファミコンとかゲームボーイとかnanoloopとかばっかりいじってないで、もっとみんなFM音源使おうよ! PC-98とかX68000とかあるんだし」というようなことをおっしゃってました。 んー、確かにクラブミュージック発祥の Chiptuneゲームボーイ中心のように思えるし、アマチュアレベルではMCKを使ったファミコン音源を使う方が多いように思えます。 FM音源って、音色作成に経験や知識が必要なんで、やっぱり敷居が高いのかもしれませんねぇ。 ちなみに、FMPSGでは現役FM音源使いは結構多いと思いますよ。(私を含めてPC-98系とか携帯電話のFM音源使いが数人、あとはMSXのOPLL使いが4人くらいいらっしゃるようですし)
あと、将軍氏は古代祐三氏みたいなカッコイイ方だったことも付け加えておきます。(w

  1. 「The Lost Project」(FROSTFOREST)

今回、FMPSGのブースに言葉では形容しがたい不思議なお嬢様がいらしたんですが(「私、FM音源とかって大好きなんですよ。 でも、他の人に聞いたら『コレはFM音源じゃなくてPSGだよ』とか云われたんです。 実はよくわかんないんですよ、てへ。」って感じでした…^^;)、一緒にFMPSGの売り子をやっていただいたFMPSGの看板FM音源使い Darios Sawm 氏によれば、この方が売り子をやってるサークルでOPN系の良さげな音楽集を売ってるらしい、ということで購入してみたのがコレです。(後で調べたところ、このCDはそのお嬢さんとこのサークルではないようで、このお嬢さんは売り子のお手伝いに来ていたようです)
10年ほど前の未発表同人ソフト(RPG)の音楽集で、聴いた感じPC-98のOPNAで鳴らしてるのかな、といった感じです。 特に奇抜なことをしてるわけではないですが、なんか普通にカッコイイです。 思わず何度も聴いてしまいました。
ちなみに、このサークルは、プロフィールを見るとどうやらPC-98(後にWindows版も出たような気がする)のPCM機能を使って音楽を作るドライバ「FPD」を作ったところのようです。 私自身は使ったことは無いのですが、確かFFとかの曲が色々発表されてて、SFCっぽい音色が出てたような記憶があります。