同僚のお見舞い

というわけで、本日午後は、仕事のリーダーや他の同僚と一緒に、職場の同僚の入院先にお見舞いに言ってきました。 行き先は…

国立がんセンター

そうです。 彼は胃がんにかかって入院しており、ついこの前手術を終えたばかりなのです。
私のイメージだと、ガンなんてのはほとんど直らない病気で、本人には最後まで告知しないというイメージでした。 なので、手術済みとはいえ、もしかしたらこれが最後になるかもしれない…そんな最悪の結末も思い描いていました。
…しかし、実際には思いのほか彼は元気でした。(w ベッドに寝たままかと思いきや、点滴ひきずってロビーまで移動し(病室は4人部屋で狭いので全員一度には入れないのです)、そこで2時間弱雑談をしておりました。
こういう名前の病院ということで、もちろん本人には告知されているのですが、どうやら胃がんで、胃の2/3を切除(!)したそうです。 その時の経験を色々と話してくれました。
まず、手術前には、当日〜術後のスケジュールが事細かに書かれたスケジュール表を手渡されたそうです。 こういう病院ですから、手術が立てこんでいて、その日も数人の患者の名前が書かれていた模様。 いよいよ手術のときになると、麻酔を打たれるわけですが、それが思いのほか即効性だったそうで、30秒程度で落ちてしまい、気づいたら手術が終わってたそうな。 ただ、途中でベッドを移動する際に傷口に響いて痛かったのだけはおぼろげに覚えてるそうです。 術後数日は、とにかく少しのことでも傷口が痛んで大変だったそうで、特に咳をしたり笑ったりするときには筋肉がひきつるので、その時に激痛を伴うんだそうな。 但し、今はかなり回復したそうです。 また、傷口が回復しようとするエネルギーで常に熱がある状態で、術後は38度台だったものの、今はなんとか37度台前半まで回復したとのこと。 また、胃を切除したということで、やっと最近流動食を食べられるようにはなったものの、胃のキャパシティが小さいので、不思議とお腹が減らないのだそうです。 今後1年くらいはこんな調子で、通常食は少なくする代わりに、間食でエネルギーを採る必要があるんだとか。(六回食とか云ってた気が…) ちなみに、この前の月曜に手術したのに、なんと来週半ばにもう退院するんだとか。(@_@) 病室がつかえてるので、半ば追い出されるような感じらしい。 もちろん、術後1週間強で退院できるってのは、それだけ回復が順調だからってことなんですけどね。
こんな経験はしたことないので、1つ1つの話が驚きでございました。 自分だったら、こんな貴重な経験したら、絶対に本書いて印税を手術代にしたいと思いましたよ。(w
それにしても、無事で良かったです。 もしもコレが最後になってしまったらショックですから…
私の祖父はどちらも亡くなっているのですが(ちなみに祖母はどっちも元気^^;)、今だから話せますが、不思議とあまり悲しくはありませんでした。 既に高齢でもあり、いずれはこうなることが判っていたからでしょうか。 …でも、高校の頃に、クラスメートの女性が突然亡くなった時は、ショックで呆然としてしまいました。 彼女は実は中学のときに生徒会役員で私と一緒だったんですが、割と物静かで大変美人でございました。 将来を嘱望されていた矢先、本当に突然の出来事でした。 原因は不明なのですが、どうも風邪の菌が運悪く脳を冒してしまったらしいとのことです。 予期せず突然人がいなくなることが周りの人間に対してどれだけショックを与えるかということを考えると、日々の健康には気をつけにゃイカンなぁ、と改めて思う今日この頃なのでした。