ジャレコ/UPL ディスク

というわけで、例の箱もいよいよ最後のCDとなりました。(MSXは最初に聴いちゃったので…^^;) なお、このディスクに関しては全て(!)新録もしくは初CD化でございます。 まずは、YA-DA-YOでお馴染みのジャレコでございます。(ぇー ジャレコは、そういえば昔サイトロンのG.S.M.ジャレコ1を聴いた記憶がありますな。(現在は手元に無いので直接の比較はできませんが…)
最初に入ってるのは、アーガス。 ファミコン版が出ていたので、そっちでプレイした人は結構いるかもしれませんね。 曲のほうは、FM音源黎明期の作品で非常にシンプルといった感じ。 当時のサイトロンのアルバムでは収録されていなかった曲とか、更には未使用曲まで入ってるようです。 そういえば、ボス曲を聴いて気づいたんですが、もしかして旧サイトロン盤とは違う音源で収録されてるのかなぁ? この曲、当時は確かメロディがFM音源だった気がするんですが、このBOXではPSG2音でメロディを鳴らしてるようです。 当時は、別のゲームの基盤にROMだけ差し替えるパターンがあり、それ用に各種音源用の別データを作っておく例があったと聞いた事がありますが、コレもその例なんでしょうか。
お次の2曲は、ユーザからのリクエストが高かった?「バルトリック」と「サイキック5」です。 …と云われても、正直全く知らないゲームなので、いまいちピンと来ないんですが…(^^;)
バルトリック」は、もしかして旧サイトロン盤に入ってましたっけ? 1面の曲はなんか聞き覚えあるなぁ… 勇壮な感じのする曲で結構いい感じ。 こちらも黎明期の作品なので、曲としては結構シンプルですが、アーガスよりは若干進化してるかなぁ。 このゲームも未使用曲が3曲ほど入ってるんですが、個人的にはそのうちの3曲目が結構お気に入りかも。 あと、次のタイトル「サイキック5」の別バージョン(GENZOHのテーマ)も1曲入ってるようです。
続いて「サイキック5」。 曲がだんだんマトモになってきましたねぇ。PSGメロディに微妙にセルフディレイをかけたりなんかしてるし。 なんだかジャレコの進化の過程を垣間見てる感じがします。(ぉ 曲はかなりイイです。 個人的には哀愁を感じるデモ曲とギターソロをPSGで鳴らしてるっぽい雰囲気の「BUNTAのテーマがツボ」でした。 それにしても、FMよりもPSGをメインに据えていることといい、この曲調といい、どっかで聴いたことあるなぁ…と思って調べてみたところ、「ワンダーボーイ」「モンスターランド」の作曲者である坂本慎一氏の作曲であることが判明! そういえば、ちゃんとブックレットにインタビュー載ってましたよ!(^^;) ワンダーボーイの事しか書いてなかったので、「なんで作品収録されてないのに載ってるのかなぁ?」と思ってました。(ぉ むぅ…私が無知なだけでしたか…(T_T) もしかして、この頃のお仕事は内緒にしてたりするんでしょうか…?? ちなみに、このタイトルも未使用曲が1曲入ってます。
ジャレコの最後は、私は大好きな「銀河任侠伝」! いきなり楽曲のカラーが変わります。 シンセベル系の高倍音が響くデモ曲が私のお気に入りですが、どれも非常に良いです。(あと2面の曲も古典的ゲームミュージックっぽいテンションの高さが素敵です)今思ったんですが、「任侠伝」ってことで、メインで使ってるシンセベル系の音色は、もしかしたらシンセベルではなくて三味線とかをイメージしてたんだろうか??(^^;) なお、旧サイトロン盤でカットされてた曲も色々と入ってる模様でございます。(版権曲は入ってないくさいですが^^;) コレはオススメ! ちなみに、気になってこのゲームの作曲者を調べてみたところ、なんとナムコのKawagen(川元義徳)氏らしいとの噂! どおりで他の曲と印象が違うと思いましたよ…
続いてはUPL編です。…ていうか忍者くんです。(w 最初は「忍者くん〜魔城の冒険〜」。 こちらはPSGによる軽快なメロディが印象的です。 ちなみに、ゲームのほうですが、初プレイでワケわからず10点でゲームオーバー!という衝撃的な体験をして以来、一度たりともプレイしていない、私にとってのトラウマゲームだったりします。(T_T)
最後は「忍者くん〜阿修羅の章〜」。 こちらは音源がFM音源になり、ちょっと雰囲気も変わってますね。 まぁ悪くは無いですけど…普通かな。(ぉ 個人的には、このへんよりもオメガファイターとかアトミックロボキッドとかのほうが好きだったんですがねぇ。

…こんな感じで、全ディスクとうとう聴き終わりましたよ。 既に旧盤のCDを持ってるってタイトルもありますが、ソレを差し引いても15,540円は安すぎです。(私はサンプル盤を貰えたんでもっと安く済んだわけですけど…^^;) もーお腹一杯でございます。(^^) しかし、まだまだ一般の方には日の目を見ていない隠れた名曲はたくさんあります。 今回はBOXという形態でしたが、今後は単独アルバムなどの形でコンスタントにリリースされることを切に願ってます。