データイースト/アイレム/SNK ディスク

いよいよ濃くなってまいりました。(w というわけで、まずはデコから。
最初は「バーニンラバー」。 実は私はどんなゲームか全く知らないんですが、楽曲はPSG丸出しといった感じ。 まぁそれだけといった感想ですが、コレも実際にプレイしたかどうかで評価が変わる楽曲かもしれませんな。
次はサンダーストーム。 こちらもタイムギャルと同様LDゲーだと思いますが、こちらはディストーションギターを全面に押し出したカッコイイ仕上がり。 90年代前半の「デコ漢ゲー時代」の楽曲を彷彿とさせる出来です。
続いて「ダーウィン4078」。 そういえば、メインBGMはMSX版を聴いたことがあり、ちょっと哀愁漂うメロディが印象に残ってたんですが、アーケード版はFM音源丸出しで音も細かく区切って鳴らしてたりして、MSX版とは全く違う印象を受けました。 このあたりがデコマジックなんでしょうか…(ぉ
お次の続編「SRD」は、「4078」とはまた違う雰囲気で、こちらは音楽的にもっと完成されているといった印象です。 9拍子などの変拍子を多用しているのも特徴で、デコの楽曲にしては前衛的な印象を受けます。 確か、コレの作曲をされた方は、ゲーマデリックではない別のバンドでメジャーデビューされたという話を聞いたことあるような…?
続いて「カルノフ」。 中途半端なアラビック/ロシアン風味といった印象です。(^^;) FM音源っぽさをうまく使って、ところどころにコミカルな雰囲気を出しています。
次は…出たー! 問題作「チェルノブ」です。 いろんな意味で問題となったこの作品ですが、音楽は意外にも??カッコイイです。 ただ、テーマ曲のミョーなベースラインは、明らかに洗脳しようとしてるとしか思えません。(w 余談ですが、メガドラ版チェルノブの曲も聴いたことがあるんですが、こちらはもっとカッコイイ仕上がりになってますので、聴く機会があれば是非!
そして、デコのトリを飾る?のは…最終兵器「トリオ・ザ・パンチ」!! ゲームのサブカル系書籍に度々取り上げられるこのタイトルは、様々な意味不明の毒電波を撒き散らしながら、最後はユーザを置いてけぼりにしてエンディングを迎えるという謎ゲーとして有名ですが、実はこちらも音楽がカッコイイです。 私は特に「サントスのテーマ」が好きですねぇ。 このゲームは、キャラごとにBGMが決まってて、一度BGMを選択すると、ゲーム終了までずーっと同じBGMが流れます。(^^;) そういう意味では、この後センセーションを巻き起こした格闘ゲームのBGMの考えを先取りした…わきゃないか。(ぉ

続きましてはアイレム編。
まずは「スパルタンX」です。 ファミコン版で有名ですが、こちらはアーケード版のようです。 音楽は、全てプレーンな矩形波で鳴らしてる以外はファミコン版と同じでございます。 あの特徴的な「でんでろでろでろ…」ってベースラインも健在。(w ただ、三角波で鳴ってない分、ファミコン版のほうがインパクトは上かも。 ただ、「ふぉっふぉっふぉっふぉっ」というヴォイスは、ファミコン版よりも低音が響いてより不気味さを増しているといった印象でした。(ぉ
次は「スペランカー」。 ファミコン版では、史上最弱キャラの称号で超有名ですが、ゲーセン版ではそこまで貧弱ではなかったらしいです?? その為か、楽曲も何故かファミコン版とは全く違う楽曲で、高音PSGが印象的な軽快なスウィングっぽい感じとなってます。(まぁ、ファミコン版も軽快なBGMなんですが、どちらかというと「調子に乗って足をすべらせてあーあ」って雰囲気かも^^;) あと、キックの音だけ太いので、もしかしたらココだけPCMで鳴らしてるのかもしれませんね。
アイレムの最後は「R-TYPE LEO」。 コレはユーザからの要望が非常に多かったらしいのですが…個人的にはちょっとツボにハマらなかったですねぇ。 私のイメージだと、「アイレムディストーション気味のでろでろシンセ音色」といった感じだったんですが、コレはそういう個性とは対極で、PCMを使った軽い音色、テクノ系のリズム隊にシンセパッドのコード、メロディ重視の曲ではない…といった印象。 初期R-TYPEのイメージを持っていると肩透かしを食らっちゃうかもしれず。 まぁ、固定概念を捨てて聴けば、コレはコレで悪くは無いかもしれませんけどね。
最後はSNK。 SNKといえば格ゲーなんですが、やはり中古屋でCDが叩き売りされている現状を鑑みてか(あと、80年代ゲームミュージックを中心としたいという意向もあったのかもしれない)、そのへんはすっぱり外して、初期の2作品を収録してます。
まずはASO。 個人的には昔よくプレイしてたんで懐かしいですねぇ。 音色は高音よりも低音が良く出てる感じで、ちょっと垢抜けない印象はあるんですが、割と好きかも。 まぁ、ほとんど2音で鳴らしてるんで、そういう意味ではちょっと寂しいですが。
最後は怒号層圏。 こちらも相変わらず低音重視な感がありますが、こちらはもうちょい高音も出てるかも。(このへんは単純に基盤の特性の違いなのかもしれませんが…) ディストーションギターを再現したと思われる、漢臭あふれる泥臭さはいいですねぇ。 こういうの好きです。

さて、今から用事があるので、多分今日はここまで。 最後のディスクは明日くらいに紹介したいと思います。