セガ的CD

http://segadirect.jp/Catalog/CustomPages/CustomDetail2.aspx?File=segaages2021_ps2.htm#cd
というわけで、最近通販で買ったCDがいくつかあるのですが、その中からセガダイレクト専売で SEGA AGES 2500 と同時発売だった「スペースハリアーII 〜スペースハリアーコンプリートコレクション〜 オリジナルサウンドトラック」「SDI & カルテット 〜SEGA SYSTEM 16 COLLECTION〜 オリジナルサウンドトラック」の2枚をご紹介。
前者「スペースハリアー」ですが、アーケード版スペハリ、MARK-III版スペハリ、スペハリ3D(OPLL)、スペハリII、マスターシステムタイトル画面のスペハリメインテーマが収録されてます。 アーケード版スペハリは、エフェクトがカットされ、若干音の輪郭が明瞭になった感があるものの、PCMの音質の悪さに引きずられている感じはします…が、これは致し方ないところか。 ただ、ウィウィジャンボの効果音が入るタイミングなどが、アルファレコード時代に出てたサントラとほぼ同じに聴こえるんですよね。 ちゃんと調べたわけじゃないけど、もしかして元基板が見つからなくて、アルファのマスターテープから起こしたものなのかなぁ? それとも、わざわざそのサントラに合わせて新録版でもタイミングを合わせたんでしょうか??(?_?) 謎です。 MARK-III版スペハリは、個人的には一番思い入れのあるタイトルですね。 PSG(正確には違うチップだそうですが)の高音が非常に心地よいです。(^^) また、MARK-III版には新曲がいくつか入ってるんですが、ラスボス「HAYA-OH」の曲は必聴!! カッコ良すぎ! あと、個人的にはタイトル画面で流れる「タ――――――タラララララララ―――――― … ターラー――――――(バシュー――――ン)」というのも好き。(w スペハリ3Dは、FM音源(OPLL)バージョンが入ってます。 こちらも新曲が何曲か入ってますが、疾走感は薄めかも。 このタイトルで非常に気になるのが、明らかに音が割れてるように聴こえる部分が見受けられること。 ちょっと波形エディタで見てみたところ、クリップして割れてるわけじゃなくて、音の出だしで変なノイズが入ってるように見受けられます。 そういえば、以前PENさんに「OPLLは全チャンネルを同時発音してるのではなく、実は1チャンネルづつ高速に切り替えて出力している」という話を伺ったことがあるので、コレは音源の特性なんですかねぇ… あと、サウンドドライバがヘボいのか(^^;)、音が少々モタってるのが惜しい。 スペハリIIですが、こちらはメガドラ最初期のタイトルです。 そのせいで、OPN2(OPNAかと思ってましたがなんか違うらしい)が本来持っているポテンシャルを使い切ってない感があり、下手するとOPL系チップと間違われそうな感じ。(^^;) ただ、楽曲は個性的なものが多く、SSTバンドのアレンジにもなっている「HARRIER SAGA」あたりは初代スペハリっぽいイメージですが、「NUCLEAR SHOCK」あたりになるともー変。(w そういえば、ずっと聴いてるとファンタシースター(初代もしくは2)あたりの曲に聴こえてきます。 作曲者はやはりBO氏なんですかね??(^^;) 変な音色に変な曲で、妙にクセになるかも。 最後はお馴染み?マスターシステム起動BGM。 マスターシステムは、カートリッジを挿さずに起動すると、スペハリのメインテーマがOPLLで演奏されます。 こちらはスペハリ3Dと違ってちゃんとアレンジしてあり、キラキラした良い感じのアレンジになってます。
お次は「SDI&カルテット」です。 まずは隠れた名曲として有名な「SDI」。 アーケード版BGMが新録で全曲入ってます。 音質はクリアで非常に良いと思います。 ループ数もしっかり2ループ以上入っていて聴きごたえもあります。 アルファ(サイトロンのレジェンド)版のCDを持ってる人も、SDIの曲が好きなら買いです。(^^) …で、気になってるのが、紹介ページに「System Downは初のオリジナル版収録」って書いてあるんですが、コレってセガゲームミュージック3に収録されたのと何処が違うんでしょうか…(?_?) 随分聴いてみたけど、私には違いがわかりませんでした。(T_T) お次はこれも名曲「カルテット」。 こちらもアーケード版が新録で入ってる模様です。 今回、市販されたCDでは初めて(実はサイトロンのレジェンドシリーズの応募券5枚で当たるCDに収録されてたんですが)未使用曲2曲が収録されているのもポイント高いです。 最後は、カルテットのMARK-III移植版「ダブルターゲット」。 こちらは、カルテットの楽曲+オリジナル曲がPSGで軽快に演奏されます。 カルテットと同じ曲でも、音源の違いによって随分イメージが変わります。 聞き比べてみると良いでしょう。 最後はアレンジ2曲。 SDIのほうは、作曲者のファンキーK.H氏によるメドレーアレンジです。 シンセストリングスをメインに据えたアレンジですが、ベースがバキバキ鳴り捲ってるところは流石ファンキー印といったところ。(w 個人的には、ストリングスではベースラインに対抗するには少々弱い感じがしたので、もっとシンセっぽい音で未来的な感じのアレンジが良かったかなぁ… カルテットのほうは、H.のメンバーがアレンジしており、往年のSSTバンドを彷彿とさせるメリハリの効いたアレンジで、こちらは結構ツボでした。(^^)
…ところで、CDのスタッフクレジットを見て気づいたんですが、WAVE MASTER の「SHIGEHARU ISODA」氏ってもしかして…と思って調べてみると、やはりそうでした! 須藤真澄氏のホームページ掲示板の管理をやってる「いしょだ」氏その人でした!! 前々から、なんで掲示板に WAVE MASTER のバナーが貼ってあるのかなぁ…と密かに気になってたんですけど、まさかこんなところで繋がってるとは思いませんでした。 更に、氏のホームページを観ると、過去関わった作品一覧が見れるのですが…メガドラの密かな傑作「CRYING」やNECアベニューセガ移植物とかDEMPAのアレとか、実は色々なゲームのサウンドデータ化やドライバ作成に絡んでることが判明! …もう、磯田氏の方角に足を向けて寝られません。(^^;)