PSGの音質比較大会その2

WizardOfPSG2005-12-01

というわけで、先日抵抗とコンデンサの25種類の組み合わせでどのように音が変わるか比較を行ってみたんですが、イマイチよくわからないということで、とりえあえず「明らかに音が割れやすい曲」でもう一度試してみました。(古いソフトだと、全chフルボリュームでベタで鳴らしてたりする曲もあるので…)
すると、前回は気づかなかったのですが、抵抗が2KΩの時点で既にアウト。 というわけで、抵抗1KΩ固定で、コンデンサの種類を変えて試してみました。
あんまりアナログ回路の事は詳しくわからないのですが、1KΩだと聴いた感じそこまで大きな違いは無いものの、10μFあたりになってくると高周波が耳に突いてちょっと厳しいかな、といった雰囲気はあります。 実際に波形エディタで見てみると、元々PSGは中心線を起点に上半分しか波形が出ておらず、同じ波形が連続して鳴っているとだんだん下半分にも波形が出てくる、といった感じ。 んで、コンデンサの容量を増やすと、下半分に波形全体が下がってくる時間が遅くなるように見え、その分高周波が出る時間が長くなる…といった感じに思えます。 そういえば、音源エミュ系でアナログフィルタのエミュレーションをOFFにした状態でwavに落とすと、音色のエッジがはっきりする代わりに波形が上半分しか出てなかったりするんですが、まさにこの状態と思われます。
とりあえず、音が割れてしまっては元も子もないので、1KΩ/1μFあたりで決定しそうな予感。 このへんが決まれば録音も開始できるので、ぼちぼち始めたいと思います。