Attack Rate

http://www.risque-fellow.com/AR/AR_index.html
http://www.toranoana.jp/shop/070310att/070310att.html
というわけで、もう1枚ご紹介。
こちらは、EVE burst error 等で素晴らしい楽曲を手がけられた梅本竜氏と、グランシード等の楽曲を手がけられた高見龍氏による、PC-9801時代のFM音源楽曲のベスト盤です。
ベスト盤ですが、興味深いのは当時のままのデータではなく、「今の音」で作り直されていること。 しかし、今の音とはいえ、基本はFM音源とPSG音源(矩形波)です。 楽曲が持つ洗練されたイメージはそのままに、音色がより豪華になっている印象です。
ライナーノーツによれば、サークルFMPSGでも使っている方のいらっしゃる、VOPMというOPMエミュレータを主に使っているようです。(そういえば、FM音源マニアックスでもVOPMが使われてましたね) しかし、シンセストリングスのような音はちょっとFM音源っぽくなかったので、どうやって鳴らすか気になっていたのですが…梅本竜氏とお友達(らしい)サークルFMPSGのDariosSawmさんの日記に答えが載ってました。(2007/04/04〜05) それによると…

  1. 「YM2609」(FM×12+SSG(デューティ比可変)×12+PCM×3+リズム)という仮想音源チップで演奏
  2. シンセストリングスのような音はデューティ比1:4の矩形波によるユニゾン

との事。 スペック凄ぇ!(@_@) そういえば昔、梶原正裕氏がいくつかのアルバムでそんな試みを(実機で)やってたのを思い出しましたが、今はソフトシンセでコレが出来ちゃうんですね。 シンセストリングスは矩形波っぽいなぁ…とは思ってたんですが、やはりそうでしたか。 音色作りの参考になります。φ(.. )