アレンジは例のアレ?

アクアレス


というわけで、別件の用事で都内に出たついでに、FMPSGのCD製作に関わる物品を調達。 んで、秋葉のCDショップに行くと、前々から目をつけていたプレミアCDが3割引きに! ということで、遂に買っちゃいましたよ。(せっかく国本さんからCD戴いたので、そっちも早く聴きたいところですが…^^;)
このCD、X68Kの「アクアレス」というゲームのサントラです。 私はあんまり詳しくないんですけど、X68K界隈に詳しい人には結構有名…らしいです。 実を言うと、CDが出た当時、このアルバムは定価で買って所有していました…が、なんか当時は気に入らなかったらしく、すぐに売り払ってしまったのでした。(しかも、「ゲームミュージックは売れないから」とか云われて二束三文の値段で売った記憶が…しかも、売った中にはコナミの千両箱(SFC版グラIIIのサントラ入り!)も入ってたし…アレは未だに後悔してますので、持ってる人いたら今度貸して下さい^^;)
で、ちょうど15年ぶりに聴いたんですが…PCMドラムの効いたX68K版のオリジナルサントラも良いのですが、耳を奪われたのが序盤のアレンジ曲。 「T.K.Gulliver」という人がアレンジしたという事になっていて、当時「誰だよ???」と疑問符が浮かんでいた謎の人です。 しかし、久々に聴いてみると、この音はどう考えても聞き覚えがある! ドラムの音色、フィルインの癖、キーボードの音色…どれをとってもJ.D.K.BANDじゃないですか!!! 気になったのでネットで調べてみたのですが…「T.K.Gulliver」だと日本語ページが引っかからない。 迷宮入りかと思われたのですが、よく見るとライナーノーツには「T.K.Gulliver(TOMO)」と書かれており、よく考えると「T.K.」ってイニシャルじゃないの? J.D.K.BANDにそんな名前の人は…いるじゃないですか! 岸本友彦氏!! というわけで、このCDのアレンジをしていたのは、J.D.K.BANDの岸本氏のようです。 その証拠に、「岸本友彦」で検索をかけると、このアルバムも何件かヒットします…っていうか、この記事用にAmazonから引用しようとしたら「岸本友彦 (アーティスト) 」って書いてあるし。 この頃はまだJ.D.K.BANDとしても活躍してたはずなので、契約とかの絡みで偽名を使ったのかもしれませんが…バレバレじゃん。
J.D.K.BANDファルコムの楽曲をアレンジするバンドとして有名で、高校の頃によく聴いてました。 なんか、岸本氏のヴォーカルは評判悪いみたいな話を聴きますが、私は結構好きです。 妙に耳に残るんですよね。 あと、サウンドメイキングも凄く好みです。 ギターが激しい曲はもちろん、キーボードを前面に押し出した曲もすっげー好き。 でも、3rdアルバムあたりから方向性が変わってきて、音がただのシンセアレンジっぽい感じになってきたのはちょっと残念でした。 ちなみに、一番好きなのは、最初にJ.D.K.BANDの名前が出てきた「YsIII J.D.K.Special」というCDに入ってるエルダーム山脈の曲! 泣きのギターは今聴いても全く色褪せません。



イース3 J.D.K.スペシャル




それにしても、こんなところで再びあの音を聴けるとは。 実はファンにとっては常識だったりするんでしょうか…?? またJ.D.K.BANDやってくんないかなぁ…
ちなみに、「T.K.Gulliver」名義では、同時期にもう1つ「ドラゴン創世記」というアルバムも出ているらしいのですが、こちらは現物すら見たことありません。 持ってる人がいたらかなりレアじゃないでしょうか。(ていうか、Amazonマーケットプレイスに出てたので今買いました…楽しみぃ)
ドラゴン創世紀 ~ 岸本友彦 (アーティスト)