SS|EX Vol.6 演奏曲のセルフライナーノーツ

というわけで、SS|EXで演奏した楽曲のライナーノーツを書いてみました。 改めて各楽曲を振り返ってみると色々あったなぁ…と。 今回の楽曲は個人的にどれも思いいれが強いものばかりなので、どれか一つでも気に入って戴けると嬉しいです。(^^)
なお、これらの楽曲は表に記載されているCDにフルバージョンが入っています。 SS|EXでは泣く泣く削った部分も収録されてますので、興味のある方は是非聴いてみてください。 当日、(HUDSON Premium〜以外は)FMPSGのブースで頒布しますので、日曜日は是非M3へ!!
…うわー、気づけばもう朝5時過ぎだよー。 もう寝る!!(既にテンションがおかしいらしい


10/10追記:試聴リンクを追加しました。

No. タイトル 元ねた 収録アルバム
Pulse Therapy SIDE
01 源平討魔伝 -グレート旋風剣mix- 源平討魔伝より マップモードジングル〜ステージスタート〜義経 Wiz.Chronicle Millennium Works Vol.2
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PulseTherapy発足時に作った記念すべき第1作目です。 当時はFMPSGも立ち上げておらず、準備期間も結構あったので、数ヶ月チマチマといじり倒してじっくり作ったので、初作品にしては結構良いのではないかと。 この頃はそもそもテクノと言われてもあまりピンと来なくて困ったんですが、大学の頃に先輩から借りたremixCD「765 MEGA-MIX」に収録されていた源平討魔伝のremix「Explosion POWER Mix」が大好きだったので、ソレを参考に声ネタをちりばめて妙なテンションを出していく感じで作っていきました。 SS|EXでは時間の関係でカットしましたが、後半の「弁慶」の部分がカッチョ良くて好きなので、この部分はCDで是非。 ちなみに、この頃は即戦力になるシンセとかも所有してなかったので、メロ・バッキング・ギターなどはSCC(MGSDRV)やOPNA(FMP)で作ってます。
02 魂斗羅 SUPER魂斗羅より THUNDER LANDING(ステージ1) Wiz.Chronicle Millennium Works Vol.2
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1作目とは対照的に、こちらは時間の無い中半分ヤケクソ気味で作ったのは極秘。(^^;) ちょうど本業の仕事が忙しい時期でムシャクシャしてたので、ついカッとなって勢いで作ってみたら…あらー、こんなんなっちゃいました、みたいなw SUPER魂斗羅はすんげー曲がカッコイイんですが(当時のゲームミュージックサントラで、初めて「原曲よりもアレンジのほうがショボい」という印象でした…それくらい当時としては凄い音が出ていた)、なかなか再販や復刻の機会に恵まれず、今や知ってる人もあまりいなくなりました。 でも、個人的にはカップリングのA-JAXの573倍w好きなので、もしサントラを見かけたらすぐ捕獲しましょう。 …つい思い入れで色々書いてしまいましたが、この曲は原曲がSUPER魂斗羅なのに、気づけば「兄貴ヴォイス」のほうがインパクトが強く、今の「兄貴キャラ」を決定づけた作品でもあります。 なんで「超兄貴」ネタに走ったのかはあまり覚えていないのですが、多分源平の時に「声ネタは面白い」という意識があったときに、当時ちょうどPSで出ていた実写版「超兄貴」を遊んでて面白ヴォイスが沢山入ってたので「コレだっ!」と思って脊髄反射的にやったんじゃないかなぁ…たぶん。 あとはマッチョつながりでw 個人的には、この曲の頃に仕事が鬼忙しかった印象が強すぎて、M3当日朝まで会社で(マネージャーが睨みを効かせる中)障害対応パッチを作り、その足でそのまま会場まで行ってCDだけ受け取って帰宅し、そのまま死んだように寝ていたことしか思い出せませんw
03 Muse Valley -hard style- ダライアスIIより Muse Valley(水星シーン) Wiz.Chronicle Millennium Works Vol.2
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コレは自信作! 脳内でアレンジした段階でイイ感じでしたが、この曲は珍しく脳内イメージをほぼそのままに「音」にすることができた快心の一作でした。 原曲が「静」とするなら、これはまさに「動」のアレンジです。 原曲が静か過ぎる分、これをハードロックにしたらインパクトが強いだろうな…というところから始めました。 この曲のストーリーはズバリ!「ジェットコースター」です。 …ってナニ云ってんだ意味わかんねぇとか思ったかもしれませんが、その答えはSS|EXでカットした前半にあります。 実は、冒頭は原曲と同じでわざと静寂なイメージにしています。 しかし、コースターが頂上に近づくに連れて増す緊張感、WARNINGの警報音…それらが頂点を迎えた直後、あとはハイスピードで一気に転がり落ちる…といった感じで作りました。 今回は構成上後半パートのみ使いましたが、是非通しで聴いていただきたいです。 ちなみに、サウンドは当時中古で入手したばかりのSC-88Proが大活躍! マニュアル見ながらディストーションギターを必死に歪ませたのは懐かしい思い出です。(もうやり方忘れちゃったけどT_T)
04 Gaplustic Intruder# ギャプラスより クレジット〜ゲームスタート〜星逆流音 Wiz.Chronicle Millennium Works Vol.2
この曲は元々、SCC(MGSDRV)で作った実験的作品でした。 この頃beatmania(当時はまだ5鍵)にハマっていて、SCC+PSGで4つ打ち系の曲を試しにやってみよう!って感じだった気がします。 それが初代「Gaplustic Intruder」で、その後PulseTherapyのアルバム用にSEやパート増強をした「Gaplustic Intruder+」、それを再びSCC音源に落とし込んだ「Gaplustic Intruder++」を経て、「++」を再remixして完成したのがこの「Gaplustic Intruder#」です。(ちなみに、「#」ってのは「+」が4つ、という意味で命名しました。 「+++」を更に超える完成形…といった感じ) 何故か「#」になるときに兄貴ネタが入ってますが…まぁいつもの事ということでひとつ。(ぇー なお、トラクタービームのところで「メンズビーム!!」と入れているのはもちろん意図的なんですが、ここで「美少女コントロール」の画面とか思い浮かべた人がいたら色んな意味で終わってます。(多分知らないほうが幸せだと思う^^;) ちなみに、メインで使っている「星逆流音」の曲ですが、私にとってはトラウマソングの1つでもあります。 当時、デパートの屋上でギャプラスをよく遊んでましたが、この逆流面でいっつもゲームオーバーになってたので、そのうち夢の中にまでこのBGMと共に敵が攻めてきてうなされる…というのを何度も体験しました。(T_T) 原曲と比べて怖さ3割増なのは多分そのせいですw あと、これまたSS|EXでは流せなかったんですが、「#」になって追加したネームエントリーの部分は、フィーリングで作った割にかなり評判が良かったようです。 CDではそこまで聴けますのでよろしければ、ということで。
05 m.K.Syndrome エイリアンシンドロームより Killer Instinct(ボスBGM) Wiz.Chronicle Millennium Works Vol.3
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私の場合、基本的に原曲のメロを割とそのまま使ったりすることが多いんですが、同じモチーフが延々繰り返されるようないわゆる「ミニマル」な作風を試してみたいとずっと思ってまして、この曲に関しては結構前から構想を練ってました。 なかなか作る機会が無かったんですが、あるタイミングでセガねた縛りかつmicroKORGというつまみのついたシンセサイザーを衝動買いしたこともあり、いい機会なので試しに作ってみたのがコレです。 基本はMIDIで同じシーケンスを延々繰り返しつつ、リアルタイムでシンセ側のつまみ(主にレゾナンスとカットオフ)を色々いじったのをそのまま録音、これを繰り返して重ねていくような感じで仕上げていきました。 ほとんど余分なサンプリング音を使っていない、ある種ストイックな作品ですが、作ってる最中はすっごく楽しかった記憶がw この手の作品はいずれまた挑戦してみたいですね。 ちなみに、タイトルの「m.K.」ってのは前述の「microKORG」の略です。 あと、SS|EX版で入ってた「私を助けて…」ってのはエイリアンつながりで「エイリアン9」に出てくる台詞をアクセントに加えてみました。 実は、エイリアン9ねたで一度別バージョン「"9"mix」ってのを作ってるんですが、この時は締め切り前に猛烈な腹痛で最後まで仕上げることができず、かなり中途半端なデキになってしまいました。(T_T) 実はその後にガラっと展開が変わる大ネタを仕込む予定だったのですが…機会があれば、そちらの完全版も作りたいですね。 タイトルにはもちろん「コンプリート」を入れて。 そのうち、また続編を作る機会があればもちろん「エミュレイターズ」ってことでひとつ。(元ネタ知らないとわけわかんないですね…失礼)
06 eV beatmaniaIIDX 5th Style より V Wiz.Chronicle Millennium Works Vol.2
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原曲はビバルディの「四季」の「冬」ということで、「V」を知らなくてもメロは聴いたことあるって人は多いのではないでしょうか。 この曲はbeatmaniaIIDXに入っていてこれがもー当時大好きで!(譜面は容赦無いので未だにノーマル以外はクリアできないヘタレな私ですけど^^;) 基本スタンスは、原曲をシンセに置き換えてパワーアップさせるという、いわゆる「グレードアップバージョン」的なところを目指しています。 で、パワフルな雰囲気を出す為に、要所要所でオケヒを入れてみたり、どっかで聴いたことのある「ヴイ!!!」をやたら炸裂させたり、栄養ドリンク的なヴォイス(なんじゃそりゃ)を入れてみたりと、エネルギッシュというかなんというか…まぁそんな感じです。 ちなみに、なんでタイトルに「e」がついているのかというと、この「e」がまさにこの曲の本体でして。 例えば「e」のつく単語…energyとかenhancedとかerect(!)とか…ほら、まさに「eV」でしょw コレを聴くともう普通の「V」には戻れない…と思ってくださるとまさに期待どおりです。 さぁ、みんなで聴いてエレクトしよう!(ひどひど
07 extern void stclMD(void); スタークルーザーメガドライブ版)より ボイドバトルシップ Wiz.Chronicle Millennium Works Vol.3
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私の大好きなスタークルーザーMDの曲です。 終盤のハイテンションさを更に増強すべく、当時買ってきた声ネタ系のサンプリングCDからぱわふりゃ〜なやつを全て使うくらいのイキオイで作りました。(明らかに使いすぎ) 原曲をスライスして反復させたり、拍子をわざと原曲から変えている部分があるのも、その場のノリでハイテンションにするために意図的に色々試した結果です。 この曲に関しては、SS|EXにおいて「ゆるーくフロアで踊らせる」なんてことはこれっぽっちも考えていません。 とにかくテンポ上げてハイテンションに!!という感じで。 ちなみに、原曲はついカッとなって兄貴オチにしたんですが、それじゃぁあんまりなので(^^;)、SS|EXでは次の曲とのつながりも考えつつ最後は違った感じにしています。
08 FANTASY_ZONE -"Opa...??" mix- ファンタジーゾーンより YA-DA-YO(最終ボス) + リッジレーサーより ROTTERDAM NATION Wiz.Chronicle Millennium Works Vol.2
パルセラパートの最後は、ある意味一番ヒドいこの曲で。 だんだんテンポが速くなっていくってのは、元ねたのラスボスの実際の場面をモチーフにそうしました。(ラスボスは最後に近づくに連れて移動速度が鬼速くなります) 最終形態ではBPM300! リアルでMAX300な感じにw しかも、当時のACIDでは最大テンポが200までしか作れなかったので、後半はループ素材の尺を全部半分にして、テンポ半分でも音ネタが倍テンポ…という裏技まがいのことをやって作ってます。 ちなみに、YA-DA-YOを唄っているのは私ですw っても、そのまま一発録りしたのでは面白くないので、歌詞を1音1音分解し、各音を「素材」として全部「ド」の音で録音した後、ACIDで音階を調整して作ってます。 生音とロボットボイスの中間みたいな妙な音になって個人的には結構満足。 まさに人力ボーカロイドみたいなw …しかし、改めて歌詞を見ると酷いですね。 せっかく来てくださったお客様に「ヤダよ、ヤダよ、イヤだよ、顔も見たくないよ〜」って…なんて酷いヤツだ!w …なんかすんません。m(_ _)m
FAMICOM Chiptune SIDE
09 penguin pop 夢大陸アドベンチャーより 森林ステージ Wiz.Chronicle Millennium Works Vol.1
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これはFamicompo初代の時に作った曲で、今回の中では最も古い曲になります。 当時はまだ「Chiptune」という言葉は一般的ではなく、まだ海外のクラブシーンから派生した狭義の意味合いが強かった時代でした。 普段は芯の強いメロが中心のゲームミュージック寄りなアレンジにすることが多いので、この曲では(Famicompoで海外のリスナーが多いであろうことを考慮しつつ)『Chiptuneってこんな感じのアレンジ?』というのを意識して原曲から意図的にイメージを変えてみました。 そのおかげかどうかわかりませんが、海外からの票が結構集まり、この曲に関しては割とそっち方面からの評判が良かったようです。 ほとんどやらない作風ではありますが、こういうのも面白いのでまたやってみたいですね。
10 THEME FOR MYSTIC WARRIORS ミスティックウォーリアーズより 1面BGM Wiz.Chronicle Millennium Works Vol.1
試聴できます!
これはFamicompo mini Vol.2の投稿作品ですね。 ゲーム自体は動いているのを見たことがほとんど無いのですが(^^;)、サントラで聴いたこの曲はまさに衝撃でした。 わびさび溢れる和のメロディとテクノがこんなに合うとは! 一時期、この曲が入ったサントラばっかり聴いてた時期もあって思い入れの強いこの曲。 ファミコンでやるには割とムチャでしたが、そこはMCKに搭載されている「高速アルペジオ」を色々と工夫することで活路を見出しました。 それまでは高速アルペジオを文字どおり分散和音としてしか使ってませんでしたが、この曲あたりからは音色表現手段として高速アルペジオ(ノートエンベロープ)を効果的に使うようになった、ある種ターニングポイントとなった作品でもあります。 実は、イントロの琴?の音色は偶然で出来たものだったりします。 元々はアタックをユニゾンにしようとノートエンベロープを設定した…はずだったんですが、数値を間違えて違う音が鳴ってしまいました。 …でも、こっちのほうが音色似てる…なんで??といった感じで色々調べていったのが、高速アルペジオ使いこなしの始まりだったと思います。 高速アルペジオは多用すると音が濁るので線引きが難しいところですが、まだまだ色々出来そうなのでそういう意味では面白い機能だと思います。 ターニングポイントといえば、この曲を原曲の作曲者であるテクノウチさんが聴いてくださったそうで、ご本人様からメールが届いた時は驚きのあまりちょっぴちチビってしまいました。(^^;)
11 8bit -Filtering Love mix- シューティングラブ。2007(シューティング技能検定)より 8bit 未発表
この曲、元々はこの企画向けに作ったんですが…残念ながら企画自体に動きが無く、結果的にSS|EXが初お披露目となりました。 最近はVRC6で色々やるのが楽しくてしょうがないのですが、この曲では特にデューティ比切り替えによる生理的に心地よい音色表現に力を入れてみました。 いざやってみると、なんだかFM音源のリードシンセみたいな音がするんで「VRC6、おもしれー!!」みたいな。 ちなみに、サブタイトルの「Filtering Love」ってのは、濾過された愛情…意訳して「偏愛」といったニュアンスを持たせています。 これは、作曲者のWASi303さんがこの曲でオマージュしているアレやソレとかもそうですし、私がこだわっているChiptuneへの偏愛、というのもそうかもしれません。 …それと同時に、VRC6切り替えでシンセのフィルタ的表現を多用しているので…という意味でもあります。 SS|EXでは「8bit」のメインテーマのみ流しましたが、原曲は「8bit」で流れる全曲?のメドレーになっています。 もし今後、サイトで発表された折には是非。
12 迷宮組曲 -Nightmare mix- 迷宮組曲より 城内BGM2 (井戸BGM)〜ボス〜城内BGM1〜ドアクローズ HUDSON Premium Audio Collection
オフィシャルサイトで試聴できます!
これは、5pb.さんから出ているCD「HUDSON Premium Audio Collection」向けに作ったものでした。 実はこの曲で初めてVRC6を使ったんだと思うのですが、VRC6の鋸波と滑らかなデューティ比切り替えがこれほどまでに「使える」ものだとは! 自分で作りつつ、その表現の幅と可能性に驚きっぱなしで。 で、迷宮組曲といえば…普通の人はボーナスステージとか城内のワルツなんかを思い浮かべると思いますが、私の中では「井戸のテーマ」が最も好きな曲だったので、敢えて井戸のテーマを全面に押し出したアレンジにしました。 …が、企画者の方から「井戸だけじゃアレなんで、色んな曲を入れてください」という注文が来まして…井戸の雰囲気を壊さずに他の曲を違和感無く繋げるにはどうすれば良いか?というのを色々と悩んだ結果が、後半の城内BGM1の部分です。 コード理論を知らない私はキーボードで音を確かめつつ、「井戸の調と尺のまんまで無理矢理城内BGM1を鳴らして強行突破」という荒業に出ましたが、結果的にこの部分は面白いアレンジになったんじゃないでしょうか。(そのへんの苦労はオフィシャルサイトの試聴で確認できますので是非) ただ、作ってる時は締め切り間際でそりゃもー大変で。 気分を変える為にホテルに籠もり、チェックアウト寸前まで色々といじってた記憶があります。 なので、前述の「城内BGM1」のモチーフが出てきた時には思わずガッツポーズ! なんか色々大変でした。
13 巨大戦艦エリエニス エスプガルーダより 3面BGM Wiz.Chronicle Millennium Works Vol.3
試聴できます!
気づけば今や身内になってしまって驚きのSOU1先生の代表作です。 実は、パルセラの打ち上げ(まだSOU1せんせは未加入)で酔っ払って「今度エスプガルーダファミコン音源で作りますよ〜」とか云ったの突如思い出して、イキオイで作ってしまった作品だったりします。 この曲は、ちょうど当時のppmckで搭載されたばかりのセルフディレイコマンドを使い、原曲のディレイ感を如何にして出すか、という部分に注意して作りました。 また、高速アルペジオによるPAD表現なんかも、単純な音階切り替えだけではなく、音色切り替えや発音時間調整などを交えて変化を持たせるようになった頃で、だいぶこなれてきた印象です。 ちなみに、(9月頃に確認した限りだと)SOU1せんせが初期に発表した同人CD「電子の海」が、秋葉原のリ○ティでプレミアつきの5,000円くらいで売れ残って絶賛発売中のようですので、興味のある方はどうぞ。
14 ライオン好き beatmaniaIIDX 9th Style より 唄うファミコン化計画 −序章−
ニコ動で聴けます!
来ました! 例のアレですw 元々はMCK(「pp」がつく前)で作ったやつで、その時はドライバの制限(LFOを同時に1種類しか使えない)によって意図せず奇天烈な音が出て結果おーらい、といった感じでしたが、最近作り直したFaMiC版では、とにかく原曲を聴きまくり、猛烈なヴォーカルをなんとかしてファミコン音源で再現させるべく色々とがんまりました。 苦労の甲斐あって、結構似てると思うんですが…如何でしょう? SS|EXのステージでは、元々「腹筋!背筋!」だけ生声を入れる予定だったんですが、テンションが上がりすぎて気づけば普通に唄ってましたw 終わった後、パルセラのメンバー全員から「なんですかあのカラオケは」と総ツッコミを喰らってなんか色々すんません、みたいな。 FaMiCは現状でもがんばればこんな音が出せるんですが、近いうちにバージョンアップしてもうちょい多彩な表現が出来るよう色々と構想中です。 しばしお待ちを。
15 機動要塞 シルフィードメガドライブ版)より ステージ7 FMPSG010 -bridge-
Famicompo mini Vol.5の応募曲です。 この曲は、原曲からして超絶な変拍子に豪華絢爛なシンセサウンドといった趣で拙者のハートにクリティカルヒットだったわけですが、いざ作るとなるとコレが難しいのなんのって! 拍子もそうですが、そもそも豪華な音源前提の曲なんで、ファミコンでやること自体が相当ムチャだったと思います。 …でも、そこを敢えてやるのが拙者です。 極上のメロを素のファミコンの音で鳴らしてイイ音楽になるのは当たり前。 でも、それだけじゃない「新たな可能性」を見出すには、時には(ていうかいつも)ムチャなこともやらないと!ということで頑張って作りました。 Famicompoの順位で云えばかなり散々な感じでしたが、これを作ることで自分の中で何かが突き抜けたような感はあります。 個人的にはやっぱり作って良かった!と。 ちなみに、今回はファミコン音源だからここまで出来たものの、元々は某「無茶P」の課題曲として考えていました。(大人の事情でお蔵入り) これをデューティ比50%の矩形波3音だけで表現なんて…それを考えると、ファミコン音源なんて制約が無いようなもんです。(と思いたい)
16 Sex Pervert Of A Silence カラスより 真ボス FMPSG012 -Burning Stone-
試聴できます!
ChiptuneSIDEのシメに、もっと激しい曲を!と思って急遽(FMPSGの新作と兼用で)作ったのがこの曲でした。 ファミコン音源でGABBAなんて無茶以外の何者でもありませんが、前述の「機動要塞」を作っていたおかげで、案外楽にイメージ通りのものを作ることができました。(あっちは変拍子で使いまわしが効きませんが、この曲はミニマル的反復がほとんどなので、一旦音色さえ作ってしまえばこっちの勝ち!みたいな) …ていうか、「機動要塞」をやってなければそもそもファミコン音源で作ろうという発想すら浮かばなかったと思います。 この曲で難しかったのは、メインではなくどちらかというとブレイクで入るSEとかヴォイスだったんですが、フィーリングでソレっぽい音を作って鳴らしてます。 中にはイマイチなのもありますが、カラスの鳴き声とかは割とイメージ通りな感じになってますが如何なもんでしょうか?
EXTRA兄貴
17 ドキッ!丸ごと兄貴 男だらけの自爆大会(ポロリもあるよ)2009年 秋の大収穫祭 超兄貴より ステージクリア、I・DATEN・DA&兄貴と私 他 Wiz.Chronicle Millennium Works Vol.3
またもや兄貴ですw この曲はPulseTherapyが以前出していたシリーズ「Attack The Gamemusic」の「FINAL」用に作ったものです。 今まで散々兄貴ヴォイスを使ってきたのに、良く考えたら本家である「超兄貴」の楽曲自体でremixを作ったことが無かった!ということに気づきまして。 ある意味「兄貴的集大成」として作りました。 SS|EXではカットしてますが、イントロのポエミーな部分は最初の兄貴ネタである「超魂斗羅」のラストの続きという意味合いで作ってます。 途中のMADなネタに関しては、以前聴いて衝撃を受けたすぺらんかー氏の「THE SAFARI」「ZERO-ONE」的なのをやってみたくて色々と試してみたんですが…まだまだ消化不良気味でなんとも。(ちなみにSS|EXではこの部分のネタを色々と差し替えてみました) 最後の最後で鳴る爆破オチに関しては、マスタリング後にSOU1せんせから「ここの爆破オチは最後なんだしもっと派手にしちゃえば」というアドバイスを受けて、SS|EXバージョンでは音量を倍にしてますw
18 盆回り 8時だョ!全員集合より 前半コントのオチのあとの舞台転換曲 FMPSG010 -bridge-
というわけで最後の曲。 我々の世代で「オチ」の後といえば…コレしかないでしょう! この曲まで含めてオチというところが「家に帰るまでがパルセラです。」という先生の至高の名言にも通ずるところがあって実にパルセラ的、みたいな。(なんだこのまとめ方は) 本編でも超兄貴の爆破オチをかなり多用してますが、ある方から以前「兄貴ネタを聴いて『間違いなくドリフ世代だ』と思った」的なことを伺って、改めて「なるほど…確かに!」と気づかされました。 …というわけで、私のルーツはドリフだった、という結論が出たところでこのへんで。