ゲームレジェンド11

http://www.geocities.jp/zed_gamelegend/
というわけで、来る11/1(日)に開催されますゲームレジェンド11PulseTherapyとして参加します! (まだパルセラのWebサイトに詳細が掲載されていませんが)今回の新譜「9624Δ(仮)」に拙者も2曲ほど参加している…はずです。(^^;)
今回の新譜のお題はスクウェア縛り」ということで、remixした楽曲は以前日記で書いたとおり聖剣伝説2」の「未知への飛行」です。フラミーのテーマ…と云ったほうが経験者にはわかりやすいそうですが…拙者、このゲーム未プレイなんですT_T いずれやってみたい!) ただ、原曲があまりに鮮烈で、普通にアレンジしたのでは到底太刀打ちできないので、今回は敢えて原曲をブッ壊す方向でやってみました。(なので、原曲が好き過ぎる人にとっては微妙な評価になるかも…^^;) 今回は同一曲で2バージョン作ってみたんですが、1つ目が前回の日記で書いた「ミニマルとエレクトロニカ(風)の中間っぽい感じ」、もう1曲はGABBAっぽく派手にぶっ壊れた感じにしてます。 前者は、まず原曲の各パートのフレーズをミニマルな要素に分解し、最初は少ない音から徐々に増えていって最後はミニマルフレーズがせめぎ合う構図で作ってみました。 後者は…ちょうどM3-2009秋で入手したSamplingMastersの新譜「ヒズミ天国」を聴いてガバガバしたのが作りたくなり、ついカッとなって勢いで作ってしまいましたw 一般ウケするかどうか激しく疑問なんですが、たまにはこんな実験的なのも良いかなー、と思ってつい。(前回の「9624 REMIXES」でも765系remixで結構冒険してますけど…ある意味コレの延長線かもしんない)
ちなみに、今回の2曲は今までと作風が違うので、なんとなく名義を変えてみました。 前者が「w/z evol.」、後者が「w/z evil.」という名義なんですが…前者の「evol.」は「evolution=進化」の略であると同時に、「(原曲を)壊すのは愛情(love)の裏返し(evol)」という意味合いがあります。 後者の「evil.」は、その単語のまんま「邪悪な」という意味です。(^^;) 同じ曲を全く違うテイストでremixするというテーマなので、「evol.」と「evil.」は表裏一体…なんだけど、方向性が違うだけで結局はどっちも派手にぶっ壊れてるという感じです。 evolとevilって…ぐりとぐらみたいだw …そういえば、大昔に(たぶん)baddyさん「ぐりとGRAって落書きを描いてて豪快に噴いたのを思い出したw (もう一度見たいんですが、あの画像ってまだあります?>baddyさん
以前SS|EXの楽曲解説でも書いたとおり、最近は(エイリアンシンドロームのremixのように)ミニマル的作風も面白いなー、と感じているんですが…今更ながら初期のゲームミュージックってミニマルだよなぁということに改めて気づいた拙者です。(遅い) ゲームミュージックは主にメロが引っ張っていくタイプが好きだったので見落としてたんですが、それより昔のゼビウスとかエグゼドエグゼスあたりはメインBGMで延々と同じフレーズを繰り返していて、まさにミニマルミュージックなんですよ。 …いや、それより更に前のスペースインベーダーからして、「ダッ!ダッ!ダッ!ダッ!」ってインベーダーの侵略音が規則正しく繰り返されるのもミニマルですよね。 これだけだと単純フレーズの繰り返しで面白みが薄いんですが、そこにプレイヤーの操作によって効果音というアクセントが加わることで、単なる効果音的な連続音からその空間を形成する「音楽」になっていくんじゃないかなぁ…と。 効果音に規則性を持たせて「ミニマルミュージック」へと昇華させたのが、「ビデオゲームミュージック」に収録されている細野晴臣氏による「ゼビウス」等をはじめとするアルファG.M.O.シリーズの楽曲群、規則性をあまり気にせずプレイ音をひたすら収録したアポロンのcompusicシリーズあたりは今でいう「エレクトロニカ」の範疇なのかなぁ…と思った。(※個人の感想です) ついでに、それをプレイヤーに選択させた(させやすいようなゲームデザイン&音楽にした)のが「Rez」をはじめとする水口哲也氏の作品群なのかなぁ。(ただ、Rezに関しては規則性を追求すると無理が出てくる(=ゲームオーバーに近づく)し、得点や撃墜率を意識しだすと音楽にまで意識がまわらない(がむしゃらに打たないといけないので音楽どころではない)ところがちょっと惜しいなぁ…と思った) そんなわけで、ミニマルやエレクトロニカという音楽に親近感を覚えるのはこういう理由もあるのかなぁ…と感じる今日この頃です。

…話が脱線しましたが、もう1つ告知。 ゲームレジェンドのパルセラブースでFMPSG拙者のCDの委託頒布も行います! FMPSGはこの前のM3-2009秋の新譜「FMPSG012 -Burning Stone-」と、旧譜「FMPSG011 -kaleidoscope-」「FMPSG010 -bridge-」の3作品を委託予定です。 そして、拙者の出し物は…基本的に前回と一緒ですが(^^;)、今回のゲームレジェンド向けに先日SS|EX Vol.6でプレイした楽曲&時間が足りずカットした曲を収録したCDを現在製作中です。 タイトルは「SS|EX Complete Works」(仮)です。 実はこの前のM3-2009秋で間に合えば…と思ってたんですが、予想通り時間が足りず断念。(T_T) しかし、SS|EXでプレイした楽曲群は(基本的に過去の焼き直しとはいえ)かなり原曲からバランスをいじったものがあったりしますし、特にChiptuneパートはステレオ化&リズム隊増強などでかなり手間がかかっているので、このまま1回で終わりにしちゃうのは正直勿体無いなー、と思ってましたので、今回のゲームレジェンドには是非間に合わせたい所存です。 また、SS|EXでプレイした楽曲は、今まで作った中でも特に思い入れの強い作品ばかりなので、今回はちゃんとライナーノーツも書きたいなぁ、と思ってます。(既に本サイトでも載せてますが、もうちょい書き加える予定…って、ライナーノーツで何枚組になるんだ??^^;) なお、「SS|EX Complete Works(仮)」は限定頒布となります。 基本的に、今回のゲームレジェンドで売り切れたらオシマイ、という感じで。(もしかしたら次回のM3には持っていくかもしれませんが…) なので、Webサイトでも内容の詳細は載せない方向で考えています。 本ブログをご覧の方と会場に来てくださった方のお楽しみ、ということでひとつ。 完成しましたら、本ブログでもう少し詳細を載せる予定です。(もしかしたら間に合いませんでした〜報告になるかもしれませんが^^;)
そんなわけで、11/1はゲームレジェンド11でお待ちしておりますので是非!