beatmaniaIIDX Visual Works vol.2

http://www.konamistyle.com/customfactory/bm2dx_visualworks2/index.html

というわけで、予約してたのが本日届いたので早速観てみました。(^^)
一応ご存知ない方の為に説明しときますと、このDVDは音ゲーの元祖「beatmania」の現行バージョン「IIDX」シリーズにおいて、ゲームプレイ時に流れるムービーを楽曲と共に収録したDVDです。 このDVDでゲームはできません。(w

まぁ、簡単に言ってしまえばスペースシャワーTVとかで流れてるような「プロモーションビデオ」「ミュージッククリップ」集のようなもんですが、なかなかどうして侮れません。 ヴォーカリストが唄ってるようなタイプであれば、いわゆる「プロモーションビデオ」的な作りのものもありますが、楽曲のストーリーをCGで表現していくもの、曲の展開に合わせて目まぐるしく画面が変化して観ているだけでトリップしていくもの、なんだかよくわからないもの(^^;)まで、多種多様で観ていて飽きが来ません。
初代beatmania(5鍵)の頃は、ハードの表現力も低かった為、ドット絵のよくわからんキャラや繰り返される幾何学模様だったりで、それ単独で観賞するということ自体考えもしませんでしたが(これはコレで面白いけどね)、IIDXになってからはムービーを流せるようになって表現力が飛躍的にアップ! 私も昔からbeatmaniaが好きで、元々PS2を購入した動機も「bmIIDXがやりたいから」という理由だったんですが(^^;)、正直なところ「beatmaniaってそんなにハードスペックを必要とは思えないのに、何故PS2で??」と当時は思ってました。 しかし、実際にプレイして納得。 楽曲演奏時に流れるムービーは、明らかにPS2でなければ表現できないクオリティで、これを観て初めてPS2がターゲットだった意味を思い知るのでした。

話が逸れましたが、今回のクリップで特に印象に残ってるものをいくつかご紹介。
まず、各地で話題の「Daisuke」。 既にタイトルや楽曲の歌詞の時点で思いっきりネタですが、ムービーもなんか印象的。 簡単に書けば、サングラスの兄ちゃん(ダイスケ??)が踊ってる場面しか映ってないんですが、カッコよく見せようと努力してるけど微妙にヌケてる感じのする「ダサカッコよさ」が、この楽曲とミョーにマッチして印象的なのでした。 だって、楽曲からしユーロビートのハイパーチューンなのに決め台詞が「ダイスケ」だし。(w
楽曲人気投票で1位だったという「LOVEvSHINE」。(※「v」はハートマークです。フォントが無いのん) 個人的にはさほど印象は無かったんですが、bmIIDXのイラストに出てくるイメージキャラ総出演で、歌詞の内容にあわせた寸劇(?)を見せてくれます。 観ていて楽しくなってくる一作です。
そして…出た!「ライオン好き」!! AKIRA YAMAOKA の電波ビンビンな曲。(w 歌詞も意味不明ですが、その意味不明な歌詞を実に的確に表現したら、こんなワケワカラン映像になりました、という作品。 観てるとだんだんアホになりそうです。(w 実は、この曲は無謀にもファミコン音源で作ったりしたことがあるんですが(http://taka-p.homeip.net/dtm/psc/mck.html)、もしもこっちのバージョンしか聴いたことないんであれば、是非このクリップ集で笑ってください。 そして、その後にもう一度ファミコン版を聴いて苦笑してください。(w
あとは「V」! こちらも非常に好きな曲で、パルセラhttp://y7.net/atg/)の「ATG6」でハイパーリミックスを作ってますので、機会があればそちらもお聴き戴けると有難いです。m(_ _)m で、クリップですが…原曲が音楽の教科書でも必ず出てくるヴィヴァルディの「四季」の「冬」なので、モノトーンの情景に雪が降り注ぐ印象的なムービーなんです…が! その背後に出てくる dj TAKA のアゴのしゃくれ具合がミョーに強調されて見えるのは気のせいか??(w 「V」という文字がいちいち出てくるたびに dj TAKA のアゴに見えてしまう私はナンなんでしょう??(ぉ
…なんか、ネタ系に偏ってる気がしますが(^^;)、その他のクリップも映像とシンクロしていて、観ていると自然と楽曲にのめりこんでいく感じ。 bmIIDXの楽曲のファンはもちろんのこと、楽曲がイマイチ印象に残らないって人は、逆にこのクリップ集を観れば楽曲の良さを再確認できるかもしれませぬ。

いくつか余談。 うちのDVD観賞環境は、RGB21pin出力可能に改造したPS2PS2初期型以外は、S○NYのイヤガラセによってRGB出力にすると画面が緑色に化けるのですT_T)に、リサイクルショップでなんと4000円で買って来た27"トリニトロンモニタに映して観ております。 というわけで、かなーり細かいところまでくっきり見える…はずなんですが、年代モノのためか、実は結構フォーカスが甘くて、実家のTVのS出力のほうが綺麗に映るってのは極秘。(^^;) で、このクリップ集はかなり急激かつ頻繁に画面が明滅する場面が結構あって、その度に画面の同期が乱れてしまうところに、うちのモニタの限界を感じる今日この頃です。 金があればモニタも買い換えたいんですが…一番の問題は、RGB21pin対応モニタが現行機種であるのか??ということ。 うちのゲームマシンは、ほとんどがRGB21pinで接続可能なので、この最強に強まった高画質出力信号をそのまま最新TVで映せたらどんなに素晴らしいかと思うんですが、明らかにレガシーデバイスと化している状況ですしねぇ。 無くならないうちにRGB21pin接続可能な高画質モニタが欲しい今日この頃です。
あと、本題のヴィジュアルクリップについて。 こうして単体で商品化されるくらい結構面白い映像だったりするんですが、正直ゲームプレイ中は忙しくて観賞してる暇なんざないわ!! というわけで、PS2版6thでは、ムービー観賞モードというものがついてました。 残念ながら最大10曲までしかプログラムできないものの、一度プレイした曲は全て選択可能で、ムービーを全画面表示しながらゲームプレイまでできてしまう優れモノ! 「どうだ!これならムービー観れるだろ」という開発者の声が聞こえてきそうなナイス機能だったんですが、残念ながらPS2版「7th」では、この機能がバッサリ切られてしまいました。(T_T) ゲームをプレイしない時でもこのモードでぼーっとムービー観賞したりしていただけに、この仕様カットは残念極まりない! これももしかしたらVisual worksを売るための戦略かもしれませんが、個人的には「8th」では真っ先に復活していただきたい機能だと思ってます。