ピッピ

http://www.setagaya-ac.or.jp/sept/jouhou/04-2-4-25.html

本日夕方は、わざわざ世田谷のほうまで行ってミュージカルを観てきました。 何故行ったのかは…お察しください。(w
これは、海外の童話?「長くつ下のピッピ」というのが原作で、母は他界し、海賊である父は海で遭難して行方不明というみなしごの「ピッピ」が天真爛漫に人と接していくという物語ですが…結構有名なんですかね? 私は知りませんでしたが…
で、「ピッピ」役が篠原ともえ嬢なんですが…正直最初はひいてしまった。(^^;) 天真爛漫…というか、あまりに自由奔放が過剰過ぎるその演技は強烈で、水森亜土ちゃんを256倍下品にしたような感じ…んー、私より年齢低い人にはわからんか。(^^;) そうですねぇ…「シノラー+バカ殿」とでも書いたほうが判りやすいかな?(ぉ ただ、元々このミュージカル自体が割とお子様向けらしく、会場も小学生くらいの子供が多かったので、リアクション取る度に結構ウケてました。 …そういう私も、観てるうちになんかハマってきて思わず笑いが。(w で、彼女は終始こんな調子でひたすら明るいわけですが、途中で2箇所ほど泣き所があって、前半の最後で父親を回想して唄うシーンと、終盤で親友と別れるシーン。 実は、以前TVに出てたときに彼女は「今、ミュージカルの稽古中なんですけど、練習してるとだんだん役にハマってきて、歌ってる最中に号泣したりするんですよ」とか話してましたが、これらの場面では唄ってる最中に彼女の目から一滴の雫が…そうです、本当に泣いてたんですよ。 後ろからだと判り辛かったかもしれませんけど、私は2列目から観てたので間違いないです。
以前と比べると地上波TV露出がほとんど無くなり、知らない人からは「最近観ないけどどこ行ったんだ??」と云われますが、ここ数年はミュージカルに力を入れているようで、演技も確実にレベルアップしてるようです。 最初の頃は自分のキャラクターを生かした、ある意味「演技せずに持ち味を出す」方向が多かったようですが、ここ最近は色々な役柄をこなしています。 特に前回ミュージカル出演した「ファウスト」は今回とまるで正反対の役で、特に第一部後半の狂おしいほどの演技は観る者を釘付けにするほどの迫真の演技でした。 …そして今回。 前回とはまるで正反対…というか、振り子が振り切って逆方向に3倍くらい飛んでっちゃったくらいの役ですが、逆にこの役を演じることができるのは彼女しかおらんよな、というのが感想。 舞台女優としてもなかなか良い味が出てきた感じですが、個人的には(一応デビューは歌手なので)もっと唄って欲しい気がしないでもない今日この頃。 彼女のアルバムに「MEGAPHONE SPEAKS」というのがあるんですが、これは名作です。 もし「シノラー」のイメージしか持ってないんであれば是非聴くことをオススメします。 きっとイメージが変わると思いますよ。