FAMICOMPO MINI 結果発表

http://midr2.under.jp/compo/top.html

昨日が投票の締め切りだったわけですが、集計に時間がかかりそうだという話だったので本日中の発表は無いと思ってたんですが、今見たら結果が発表されてました。
…優勝してすみませんm(_ _)m
結果観て「ウソだろ??」と思いました。 先日書いたとおり、曲のバランスやトータルのテクニックでいえば他にも良い曲が沢山ありました。 FDSパート以外が手抜きだという意見もありますが、ごもっともでございます。 ハッキリ云って、一点豪華主義で作ってしまい、他のパートのバランス調整はあまり時間がまわせませんでした。 そんなわけで、今回の作品は実験的な意味合いが強く、まさか優勝するなんて…全く予想外でした。

ネタに走ったのは事実です。(じゃないと、わざわざ最後の台詞だけDPCMにしないです^^;) ただ、全ての人があの曲を知ってるわけではないですし、そこまで票に影響を及ぼすとは思ってませんでした。 知ってる人だけ「くすっ」と笑ってくれれば良いかなー、と。
ただ、ネタとはいえ、手抜きかというとそうではありません。 むしろ(FDSパートについては)非常に手が込んでいます。 今回は初めてFDSを使うにあたって、「あ」「い」「う」「え」「お」の5音をサンプリングし、あとはピッチベンドやエンベロープだけで抑揚をつけることによって唄ってるように聴かせる、という手法を試してみました。 いわば「唄うファミコン」化計画第一弾!というわけです。 今までも似たようなことはやってきましたが、音色から本格的にテコ入れしたのは今回が初めてです。 しかし、まだまだ未完成で、今回の作品も不自然な部分はいっぱいありますし、まだとても歌詞までわかるような代物ではありません。 しかし、もっと詰めていけば、将来的にはある程度歌詞がわかる程度までファミコンに「唄わせる」ことは可能だと思ってます。(これはネタではなくてかなり本気です) なんかここまで来ると「DPCMで鳴らしたほうが早いんじゃないの??」と思われそうですが、私はチップチューンは「音源チップの性能を極限まで追求する」という側面があると思ってますので(もちろんそれだけではないと思ってますが)、こういう一見無意味なことに楽しみを見出してしまうんですよ。 こんな私はもはやビョーキかもしれない…(^^;;) もし、今回の投票で、その部分も評価してくださった方がいらっしゃれば非常に嬉しいです。
結果的に、私自身は優勝すべき器ではないのに優勝してしまい、その他の素晴らしい、本来優勝すべきレベルの作品が優勝できなかったのは、本当に申し訳なく思ってます。m(_ _)m
でも、私はデータを発表する際は、自己満足以外に、聴いた人に楽しんでもらいたいと常に思っています。 なので、やはり選曲は重要だと思ってまして、今回も「あの曲がファミコンで本当に鳴っちゃうの??」みたいな部分はかなり狙ってました。 やっぱり、聴く人には驚いて欲しいですし、そういう部分を考えた上での選曲です。(先ほど書いたとおり、ただネタとして使ってるわけではなく、ちゃんと「唄ってるように聴かせる」という目標のもとに、その部分はしっかり作りこんでます) ただ、今回の場では、皆さんの意見を見る限り完全に裏目に出てしまったようで…こういう場でネタに走るのは難しいのかなー、ということを痛感させられました。 ネタに走るなら、やはり Chibi-tech 氏みたいに「ネタだけど凄い」という、否定的な意見をねじ伏せられるほどの魅力ある曲が作れるようにならないといけないのかもしれませんねぇ。 まだまだ修行が足りないのかも。 なんか色々なことを考えさせられた今回の FAMICOMPO MINI でした。
ちなみに、今回はソース添付が無いですが、もう少し(いろんな意味で)落ち着いてから、MMLつきで発表する予定です。 ただ、事情があってうちのホームページでは掲載予定が無いので、2ちゃんねるあたりで出す予定。 しばしお待ちください。m(_ _)m