リッジレーサーズがヤヴァイ!!!

というわけで、まずは期待のリッジレーサーズをプレイ。
リッジといえば、SONYの新ハードが出るたびに先陣を切って発売されるんですが、毎回物凄い性能を見せ付けてくれるので楽しみにしています。 今回も凄い…というか、今回が一番凄い!! 画面が美しすぎる! まぁ、コレがPS2なら驚きませんが、携帯ゲーム機だよ、コレ!!! まぁ、細かく見ると、アップになったときのテクスチャが甘かったり、道路が角ばってる部分も見えたりするわけですが、コレは多分PSP自身の性能というより、UMDの容量によるところが大きいんじゃないかなー、と推測。
で、画面が美しいのはあくまで見た目で、問題はその見た目の美しさに比例した繊細なレスポンスがあるかどうかですが、コレも素晴らしい! 何より、リッジの肝である、ドリフトで路面を滑る気持ちよさがしっかり携帯でも味わえます。 んで、プレイするコースですが、過去の作品をプレイした人なら、どっかで目にした懐かしいコースが沢山出てきます。 個人的には、一番プレイしたレイブの中級・最上級がちゃんと入ってるのに感動! ただ1つ不満を挙げるなら、中級でジャンプしたときの「Yo, Hoo!!!」というヴォイスが差し換わってることくらいかな。(ぉ
で、今回のリッジレーサーズでは、遂に「ニトロ」が搭載されてしまいました! コレがあるもんだから、ドリフトの気持ちよさに加えて、直線をかっ飛ばして抜き去るという快感も味わえるもんだから、もうプレイしてて脳汁が256リットルくらい出まくりまくりな感じですわ。 ちなみに、こういうシステムがあるゲームというと、思わずチェイスHQを思い出してしまうんで、ニトロ噴かした瞬間に敵車におもわずぶつけたくなります。(ぇー
そんなわけで、今のところワールドツアーのクラス2まで全クリしましたが、ほとんどが1位通過。 こう書くと簡単過ぎるんじゃないの?と思いがちですが、簡単だから面白くない…ではなくて、逆にストレス無く爽快感を味わえるということだと思います。
ちなみに、一人プレイした感じでは、敵車はニトロを使ってないっぽい感じなので割と楽勝なんですが、そうなると実は本当に面白いのは対戦プレイなのかもしれませんな。 対人間だとみんなニトロ使えるわけですから、抜きつ抜かれつの攻防が面白いかも。 今度誰か一緒に対戦しましょう。(^^)

で、リッジを語る上で外せないのが音楽! 今までの携帯ゲーム機は音環境は劣悪だったとしか思えませんが、まずコイツは音質がいい! ちゃんと高音も低音もメリハリの効いたクリアな音が聴こえます。 確か「21世紀のウォークマンだ」とか社長が云ってた気がしますが、確かにその言葉に偽り無しといったところ。 んで、曲ですが、とりあえず新曲は全部聴いてみました。 印象に残ったのをいくつか挙げると、私の世代だと気になるのが、やはりSampling Mastersのお二方。 MEGA氏の曲は、そこまでイカれてないけど、普通にカッコイイです。(^^) 対して、AYA氏の曲は…ヤヴァイよー、イカれてるよー、暴走してるよー!! なんか「Euphoria」あたりを思い出してアクセル踏みっぱなしになってしまいますよ。 コレはヤヴァい! それ以外だと、面白かったのが「Pulse Phaze」という曲。 いきなりショートノイズなんかの曲が入ってイントロはチップチューン風味。 その後、ヴォーカルが入ってきたりなんかして、なんか SKETCH SHOW の 1st あたりっぽい曲で個人的に好み。 あと、「Synthetic Life」は、古ゲーマーなら是非聴いて欲しいです。 きっと「( ̄ー ̄)ニヤリ」とすること間違いないですわ。
更に、今回は過去作品のリミックスも入ってます。 その中でヤヴァ過ぎるのが「Rotterdam Nation Remix」。 しっかりロッテルしてるわ、ヴォイス差し替えられてて、なんか空耳アワーみたいになってる怪しげな言葉の反復は間違いなく洗脳されると同時に、実際にBGMにすると思わず笑ってハンドルさばきが乱れるというオマケつきです。(w あと、「Rareheroes」も反則! 最初っからテンポを乱されたと思ったら、今回のはテンポ速ぇよ!! こう来るか!って感じ。 ソニックウィングス3かと思っちゃったよ。(この例えで理解できる人が何人いるんだか…^^;)あと、「Blue Topaz Remix」も、オッサレーな感じで良いです。
あと、過去曲も入ってたりします。 シリーズが進むたびにイカレ系に走るんで、いちばん正統派の曲なのにシリーズの歴史から見ると一番の異端になってしまった(^^;)、フュージョンばりばりの初代リッジレーサーのテーマ曲まで入ってます! でも、既に耳が慣れてるんで、初代の曲で今のコースをプレイするとかなり違和感ありまくりだったりしますが…(^^;)
で、音楽全体としては、今まではシリーズ単位で割と曲のイメージがまとまってた(Raveに関してはハードが一緒なんで音色的なまとまりはあったけど、曲は随分と冒険してましたけどね^^;)んですが、今回は過去コースが色々入ってて、過去曲も入ってるということもあり、良い意味でバラバラです。 特に、新曲も曲ごとに曲調が異なってるのが面白いです。 イカレ系ありーの、R4みたいなオサレーなのありーの、RIDGE RACER V みたいに無機質で没頭する感じの曲ありーの、RRみたいにギターがガシガシ鳴ってる曲(新しい車もらえた時の曲とか)もあったりして、もーおなかいっぱい。 まさにリッジの音の歴史と云っても過言ではないラインナップですわ。 ちなみに、オプションのところにプレイヤーという項目があって、なんとこの美麗な映像を流しつつ、今回の曲をメドレーで演奏してくれるモードまであります。 素晴らしい!

総評としては、PSPすげー!リッジ最高!!って感じですわ。(w

んで、PSPの映像が美麗というのは散々語られてるわけですが、大きなターニングポイントとなるのは、この映像が携帯ゲームで実現されているってこと。 コンシューマ機の性能は既にゲーセンを追い越した感がありますが、携帯ゲーム機に関しては、今までは逆立ちしてもコンシューマやゲーセンレベルのソフトの完全移植は出来ないハードで、携帯機だから仕方ない、という諦めもありました。 しかし、リッジレーサーズを見る限り、既にPSPというハードはPS2ソフトのレベルであれば完全移植が可能というポテンシャルがあることがわかってしまいました。 ユーザとしては、こういう「ハードの性能が無いと実現不可能なゲーム」が携帯機で遊べることの意義はとても大きいと思ってます。
しかし、逆に開発側にしてみればきっと辛いことなんだろーなぁ、と想像してみる。 これだけ緻密なゲームを作るとなれば、当然莫大な開発規模が必要となるわけで、もはやPSP市場に関しては、弱小ソフトハウスは屍の山を積み上げるしか無くなるのでは、という心配もあります。
でも、PSPがこういう方向性を打ち出してきたのに対して、NintendoDSが敢えて1世代前のアーキテクチャで、美麗さよりも感覚的な面白さを追求したハードを出してきたというのが非常に興味深いです。 今後は、PSPを中心とした大作主義と、NDSを使ったゲームの本質的な面白さを追求していくものに分かれていくんでしょうな。 というか、このまま両者が潰し合ってどちらかが生き残るといった状況ではなくて、これだけ性格の違うハードなので、両方ともそれぞれの特徴を生かして盛り上がっていけば良いなー、と願うばかりです。