NSF プレイバックカートリッジ届いた―――――!!!

WizardOfPSG2005-02-11

http://www2s.biglobe.ne.jp/~tns/nr650110.html
というわけで、MCK等で作成したNSFデータを実機で演奏する為のカートリッジが、とうとううちに届きました。(^^)
実は前々から目をつけていて、ずっと欲しいと思っていたのですが、初出の冬コミでは10個程度の販売だったらしく、即完売。(実は、事前に「取りおきできませんかねぇ」と問い合わせたんですが、前述の理由で無理でした。 一応「サークル入場券をお持ちでしたら、開始後すぐに来れば買えますよ」とは伺ってたんですが、なんかそういう行為はかなり反則っぽい感じがしたので、今回はFMPSGとよしまハウス内で委託販売)の売り子に徹してたのでした^^;)
んで、その時、「1月末ごろに再販します」という話を伺ったので、その頃にホームページをチェックすると、予約フォームが! 早速そこで予約し、わくわくしながら待っていたのでした。
そんな感じで、早速試してみました。(写真参照…基盤が黒なのでかなりわかりづらいかと思いますが) ファミコン本体が黒いのはバグではなくて仕様です。(若気の至り、とも云う…かも^^;) カートリッジにいきなりヘッドホンが挿してありますが、このカートリッジ、本体出力を使わなくても、カートリッジ側のヘッドホン端子で高音質出力が可能になってます。 つまり、RF端子しかついてない初代ファミコンでも、十分試聴に絶えうる出力が可能なんです! 更に、演奏にはモニタディスプレイも不要! 本体カートリッジのボタンを押すことで、曲選択を行うようになってます。(状態は赤と緑のLEDで確認) んで、気になるデータ転送方法ですが…なんとNSFデータを突っ込んだSDカードを本体に挿すだけ! 今まで、MCK の実機演奏方法として紹介されていたのが N-LINE AT ですが、コレはディスクシステムが必要な上、RAM カートリッジに若干の改造が必要です。 更に、作者に連絡をとって N-LINE AT のソフト一式を揃える必要があり、敷居はかなり高いように思われます。 しかし、このカートリッジなら、カートリッジと SD カード(とデータ書き込み用のPC)さえあれば簡単に実機演奏が実現できるので、実機演奏の敷居がかなり下がることが期待できます。
さて、実際に私がMCKで作ったデータをNSFプレイバックカートリッジを使って演奏させてみるとどうか、という部分ですが…残念ながら(私の環境では)現在のところ良好な結果が得られていません。 確かに演奏は可能なのですが、MCKのノートエンベロープがまだ正常に鳴らないようです。 確かに、私のデータはかなーりムチャな事をしてるので(っても、海外でトラッカーとかを使ってる方はもっとヘヴィなことしてるみたいですけど^^;)、NSF用音源エミュでも正常に演奏できない場合が多々あったんですが…これはちょっと残念。 コレが初の実機演奏であれば「こんなもんかなー」とも思うのですが、N-LINE AT では正常に演奏できているだけに、もう少し精度の高い演奏を期待したいところでございます。
早速、作者の方にはメールで状況を報告してみました。 もしかしたら、私の環境の相性とかカートリッジの個別不良の線も考えられるので、今の段階ではプレイバックカートリッジ側の問題とも言い切れない部分があります。 とりあえず、原因が判明したら、またココで取り上げたいなー、と思ってます。
…ちなみに、「著作権への配慮と、バンク切り替えへの対応が困難なことから、ゲームROMから吸い出したNSFは演奏できない」という旨の記述があったので、試しに私が所有している実ROMから作成した(←ココ重要です…って、「クレ」と云われても差し上げることはできませんが)「銀河の三人」のNSFを入れて演奏してみようとしたのですが…全く反応せず。(T_T) やっぱり、素のままだと少々難しいようです。 もしかしたら、演奏開始アドレスとかをシフトさせれば可能なのかもしれませんが、それだと N-LINE AT で演奏するのと変わらないからなぁ…まぁ、こちらは仕方ないといったところでしょうか。