コナミ・ゲーム・ミュージック・コレクション VOL.5

http://kosiro.hp.infoseek.co.jp/gmh/id/544.htm
今日は例によって秋葉でCD探索なぞしてたんですが、レアものCDを超高価で販売していることで有名な(^^;)某ショップで、信じられないCDが! 私がずっと探してたCDの1つ「コナミゲーム・ミュージック・コレクション VOL.5」が売ってるじゃありませんか!! このCDは、キングレコード時代にコナミが出していたゲームミュージックオムニバスCDシリーズの1つで、ナンバリングされたCDはこの「VOL.5」が最後だったと記憶しています。 ちなみに、このシリーズでは「グラディウスII」「トライゴン」「サンダークロスII」などの超名曲が収録されているのですが、実は毎回カップリングにいぶし銀といった感じの隠れた名曲が入っているのもポイントです。
んで、VOL.0(というのがVOL.1の後から出た)〜VOL.4 までは持っているものの、この VOL.5 だけは持ってませんでした。 VOL.5 は、主に海外で発売されたゲームが収録してあり、ウリとなるタイトルが無かった為か、非常にマイナーなCDです。 …が、後にカップリングで収録された「ヘクシオン」がSCC音源使用のタイトルだと知って、非常に聴きたかったのでした。 但し、「ヘクシオン」に関しては、最近発売された「コナミミュージック名曲コレクション」に収録されてしまったので、このアルバムの価値は半減してしまったのは内緒です。(^^;) ただ、残り2タイトル「サンセットライダース」と「ASTERIX」は未収録なので、こちらにも期待して買ってみました。(もちろん安く買えるわけではなく、プレミアで多少値は張りましたが…ただ、私が思ってたよりは安かったです)
で、聴いてみました。 まず、「サンセットライダース」! 個人的には好きです、コレ。 FM+PCMという今では懐かしい構成ですが、西部劇っぽい雰囲気なのにも関わらず、無駄にオケヒ連発してるところがこの頃のコナミっぽくて素敵です。(w ちなみに、ライナーノーツはフンイキ福井氏になってますが、文章中にもある通り、一部の曲を、あの古川もとあき氏が担当してます。 実は、ご自身のホームページでもお仕事リストに載ってたりします。
続いてASTERIX。 こちらもFM音源シンセ音色+PCMという構成で、この頃のコナミっぽい雰囲気が出ててかなり良いです。 ステージに様々な国の名前が出てきているとおり、楽曲自体はバラエティに富んでいるのですが、ライナーを見ると多くの方が楽曲に関わっているようで(ライナーノーツには少なくとも5人の名前がある)、それぞれの個性が出ているのかもしれませんな。
最後はヘクシオン。 こちらは既に名曲コレクションで聴いていたんですが、名曲〜のマスターもこのCDと同じなので、全く一緒でございます。(^^;) 音源がSCC+PCMなので、まずはそのキャッチーな音色に耳を奪われます。 …が、録音時の問題か、あるいはPCMの音質の悪さが足を引っ張っているのか、SCCを使っているのにも関わらず、高音の伸びがイマイチなのが非常に惜しい! 楽曲はクォースっぽい感じで、カッチリした4つ打ちのビートにアルペジオアルペジオ気味のメロディが重なるといった感じ。 SCCといえばシューティング系BGMの「スペイシーな感じ」という言葉がよく使われますが、それとは一味違うミドルテンポのビートに身を委ねる感覚が非常に心地よい感じです。 先ほど書いたとおり、こちらは「コナミミュージック名曲コレクション」で今でも聴けますので、是非一度お試しあれ!
そんなわけで、ちょっと値は張ったものの、個人的にはかなり満足なCDでございました。 中古でもなかなか見かけないCDですが、もし見かけたら買いでしょう。(^^)