また蒸し返すかねぇ…

地震インパクトが大きくて忘れかけてましたが、思い出したのでちょっとだけ書いてみる。
今朝のスーパーモーニングを見てたら、またしても小学校で起きた例の殺人事件の話。 「加害者はゲーム好きで…」というくだりは何度も聞いてますが、ここでまたしてもあの言葉が。
「『ゲーム脳』という言葉をご存知でしょうか?」
…うわー、またかよ。(T_T) せっかく落ち着いたと思ったのにコレだもんなー。 きっと世のゲーマーやゲーム業界関係者は同じ事を思ったに違いないです。
…とはいえ、完全に否定するわけでもありません。 そりゃぁ、ゲームをずーっとやってたら寝不足で色々と生活に支障も出るでしょうし、身体に良くはないでしょうよ。 ただ、それはゲームに限ったことか?と云われると、決してそうとは思えません。 昔から本にテレビにビデオ…娯楽メディアは、面白ければ面白いほど、その中毒性は高いです。 そうなると、ゲームに限らず度を越えてのめりこんでしまう場合もあるでしょう。 それを節度を持って抑えるのはその人の理性であり、あるいは子供であれば親のしつけなのかもしれません。(でも、禁止されるとその中でコッソリやったりするわけで、そういう状況で体験したものほど心に深く残っていたりなんかする^^;)
私は、娯楽メディアは決して悪という側面だけではないと思ってます。 嗜む程度ならば気分転換になるし、生活に潤いを与えうるものだと思います。 ただ、のめりこみすぎるともちろん色々な部分を蝕んでいきます。 それが身体であったり時間であったり…まぁ、その道を突っ走ると、逆にスペシャリストになってミイラとりがミイラになった、みたいなことになる場合もあったりするわけですが。(w
んで、ゲーム脳の話。 ここまで書いといてナンですが、この本を実際に読んだわけではありません。(なら書くな!という意見はごもっとも^^;) ただ、今まで出た意見なんかを見てると、どうもイケマセン。 この方、「ゲーム=悪」という結論があって、その結論を正当化させる為に中途半端な検証しかしてないような節があります。 気持ちはわからないでもないですが、その発想がまず間違ってる気がします。
度を越すと良くないのはゲームに限らず全て同じ事です。 しかし、我々の世代(30歳前後)以降の人なら、かなりの人は子供の頃に何かのゲームをクリアし、その時の感動を覚えているはず。 それは貴重な経験だと思います…少なくとも、何もなく淡々と少年時代を過ごしてきた人よりは。 それが本ではなくゲームだからダメ、という事は無いはずです。 もっとニュートラルに考えましょうよ。(自分への自戒も込めて…^^;)