mummlを試してみる

http://akane.fam.cx/mck/index.php?FrontPage
さて、世間では何時の間にか Famicompo mini vol.2 のエントリーが始まってたり、FMPSG003のデータ入稿締め切りが明日だったりするわけですが、ご存知のとおりなんだかMSXマガジンの仕事が色々と長引いてしまい(本当はもっと前に発売されてて、今ごろはのほほんとしてたはずだったんですがねぇ…)、明日も印刷前の原稿校正作業をやんなきゃいけないわけですが、Famicompo mini2 にも応募するでしょうし、FMPSG の CD に日本のチップチューンの象徴であるファミコン音楽の新曲が入らないのはチト寂しいですねぇ…というわけで、なんとかFMPSG003に間に合わせるべく、楽曲をギリギリまで作ってみることに。
…と思ったが、実は現在メインマシンに使ってるAthron64の自作キューブマシンにMCK環境を全然準備してなかった! コレはマズいですねぇ…
というわけで、まずは最近の状況に疎かったので、とりあえず情報収集してみる。 何時の間にかMCKのユーザポータルサイトが出来てたり(先頭のURL)、2chのMCKスレが7まで伸びててびっくり。 で、MCKWatchの新バージョンを…と思ったら、どうやら今はmummlというものが主流?になってるようで。 早速ダウンロードしてみました。
実行ファイルをクリックすると、インストールフォルダを指定して、後は勝手にインストール開始…完了。 えっ…コレだけでいいの??(^^;) 初期の頃はnesasm入れてmck入れて設定してパッチあてて…とエライ大変だったんですが、今はこんなに簡単なんですねぇ。 しかも、mummlの説明を見ると、Windowsコンパイラが存在する他の主要チップチューン系ドライバにも対応してるらしい。 MGSDRVやFMPまであるよ! 私みたいに複数のドライバを使う人から見れば便利この上ないですねぇ。(^^) 今度、MGSDRVでも試してみましょうかねぇ。
で、早速起動してみる。 インタフェースはシンプルそのもの。 小さなウインドウに表示されてるのは、ファイルオープン、設定、監視、ドライバ選択、再生、ログ表示、そしてステータスウインドウのみ。 MCKWatch と違って、エディタは実装されてないんですね。 ただ、私の場合はMCKWatchの時でも使い慣れたxyzzyというエディタを使ってたので、全く無問題でございます。 ツール系は、起動したらカスタマイズするのが基本なのでw、まずは設定をやってみる。 エディタは前述のxyzzyを設定。 プレイヤーは別途用意のVirtuaNSFを。(Famicompo mini2 のオフィシャルプレイヤーらしいので…) あと、ファイルフィルタには私がMCKソースに使ってる「*.mck」を追加。 で、ドライバ選択ですが…ユーザ改造版の「ppmck」だと色々な機能が追加されており、バグも対処されているとの事で、迷わずこちらを選択。
で、とりあえず私が過去に作ったソースを読ませて、ソース修正→保存でコンパイルが実行されるかどうかを確認してみる。 …あれ、エラー出るぞ? そうだ、最近のデータはDPCMフォルダ位置を設定してたんでした。 というわけで、DPCMフォルダを適切な位置に移動。 もう一度MMLを修正→保存してみると…コンパイル通った! いやぁ、楽ちんですなぁ。 昔、コマンドラインからチマチマとコンパイルしてたことを考えると随分楽になったもんです。
そんなわけで、出力したNSFファイルを早速演奏してみる。 …なんじゃこりゃぁ!!! 演奏ムチャクチャぢゃん!(T_T) どうも、DPCMデータ部分が完全に化けてるような雰囲気。 更に、その他のパートもなんだか演奏が怪しい。 うーん…困りましたねぇ。
とりあえず、切り分けの為にオリジナルのMCKを選択してコンパイルしてみる…こっちはちゃんと演奏されるぞ?? ppmckcの問題なんでしょうか? それとも、私が初代MCKにベッタリのデータを作ってしまったが為に、ppmckcで演奏できなくなってしまったのか?? うーむ…
調べてみないとわかりませんが、ppmckc用のデータ作成環境を構築するまでにはもうちょい時間かかりそうです。 本気でFMPSG003に間に合わない気がしてきたなぁ…(;_;)