Borland C++Builder6 Personal を使ってみた

http://www.borland.co.jp/cppbuilder/
昨日書いたとおり、「1チップMSXのうた」で使う為に「wavファイルをSCC波形ファイルに変換するツール」を作ろうと思い立ったわけですが、ここでふと BorlandC++Builder を購入したまま放置プレイだったのを思い出しました。(^^;) Borlandは、無償のC++Compilerも公開してますが、せっかくだから Builder のほうをインストールして使ってみることに。
早速インストールして起動してみたんですが…なんだかさっぱりワカラナイんですが…(T_T) 仕事でやってるC言語は組み込み機器用のものなので、GUIとかWindowsにはまるっきり縁が無いので、色々出てきても何がなんだか… いきなりGUIで作るのは文化の違いが大きすぎてワカラナイので、とりあえず手馴れたC言語CLIプログラムで作ろうと思ったんですが、まずCLIプログラムの作り方からしてよくわからない。 色々と探してみたところ、「コンソールウィザード」という項目を発見。 ここから作成するファイルを選択して、やっとC言語のソースファイル編集ウインドウが開きました。 ここで、最初から簡単な雛型が書かれてるんですけど…なんかいきなり知らないモノが乗っかってる。 「#pragma」ってナンだよ?? マニュアルを読んでみたところ、どうやらコンパイラに命令を与える類のものらしく、雛型として出ていたのは、未使用変数のWarningを抑えたりする類のものでした。 このへんはコンパイラ依存なので、Borland独特のものなんですかねぇ…?
なんとかソースの編集は開始できたわけですが、これがまた難儀で。 付属のソースエディタが使いづらいのなんのって!(T_T) 特に、カーソルがフリーカーソルになってて際限なく移動するくせに、画面左端から上の行の画面右端に戻らないのが異様に不便! …と、この仕様を見て瞬時にあるものを思い浮かべましたよ。 コレはMSX-BASICのスクリーンエディタなのか??と。 確かに、ちょっとしたプログラムを実行するには便利がいいMSXのスクリーンエディタですが、使い勝手の良いテキストエディタが多数ある今となっては、正直MSXのスクリーンエディタは非常に使いづらいです。 この操作性の悪さまで持ってこなくても…もしかして、C++Builder作った人はMSXユーザですか??(でも、当時のBASIC搭載パソコンはみんな同じような感じだったっけな??) どうもこのソースエディタが肌に合わないのが非常に痛いです。 ソースエディタくらい、自分の好きなテキストエディタが使えればいいのに…統合環境も一長一短といったところです。
少しだけプログラムを作成し、プロジェクトを保存して再度立ち上げたのですが…ここで予期せぬ出来事が! 2度目に保存したプロジェクトを開くと、ファイルが開かない!! 何故??? まさか、C言語/コンソール縛りという、C++Builder特有の機能を全く使わないダメっぷりに呆れられたのか??(ぇ でも、やはりC++BuilderGUIプログラムを作成するツールであって、CLIプログラムには向いてないってことなんですかね。 餅は餅屋、といった感じ。
とりあえず、CLIプログラムを作る時には、以前使って実績のあるコレを使うことにします。 CLIである程度マトモに動作するようになってから、Builderで作り直すことにしましょうかね。 GUI化はいつになるやら…