打ち込み完了

というわけで、作ってたMA-3の曲ですが、とりあえず完成したですよ。
最初はどうなることかと思いましたが、なんとか聴ける感じにはなりました…が、相変わらず音色がどーもイマイチ。 MA-3はOPN系とはアルゴリズムや挙動がちょっと違うようで、同じ音色を移植してもどうも違う感じに聴こえてしまいます。 また、基本波形が色々変えられるんですけど、基本的にはサイン波から変えてしまうとノイズが増えるか高周波が増えるかのどちらかなので、あんまり奇抜なのにするとFM音源っぽい音でなくなってしまいます。 むしろ、音抜けを考えてPSGチックな音色にするのであれば有利な音源なのかも。
で、今回音色をいじってて、今までには気づかなかったことがいくつかわかりました。 まず、FM/PCMともにパンニングが左中右の3段階ではないこと。 今までいじってきたFM音源は基本的に3段階しかパンニングが無いので、MA-3用にも今までは敢えて0,64,127の3種類しかパンニングしてなかったんですが、実際にはもっと細かいパンが振れる様子。 何気に凄いぞ、この音源。 ただ、微妙なパンニングをしたところで、パンニングの効果が顕著に出るのはやはり完全に左右に振ったときなので、結局は昔みたいに完全左右にちょこまか動き回るシーケンスをわざわざ作ったりなんかして。(w あんまり昔と変わりませんなぁ。
あと、PCMドラム音色も自分でいじれる事がわかったんですが、実はPCMにもFM音源チックなパラメータがあって、TLで音量がいじれる事に気づいた。 MA-3のドラムパートってあんまり音量が出ない気がしていて、過去に作った曲も他のパートに埋もれてドラムが聴こえないことがあったんですけど、コレでデフォルトの音色からいじると音量が上がるので若干使えるようになるかも。(特にハット系)
コレでドラムの音量は確保できたものの、やはり4つ打ちキックだけは音圧が欲しい…ということで、MIDIシーケンス上では2種類のキックを同時に鳴らし、音色エディタ上ではそのキックを同じPCM音色に割り当てることによって、2倍の音量を稼ぐという反則技を使ってみました。 普通の1チップ音源だと、この時点で貴重なチャンネル数が消費されるのであまり使えませんが、MA-3の場合、PCMは同時8音(だっけな?)のはずなので、ドラム音源だけに使う分には足りなくなることはまずありません。 なので、バシバシ使っちゃいましょう。(ぉ …でも、実際に実機に転送して鳴らしてみたら、せっかく音圧を稼いだキック音が、ハイパスフィルタをかけたかのように見事に無くなってました。(T_T) やはり携帯の豆スピーカーではこの音を鳴らすのはムリだったか…残念。(T_T)