全国学校音楽コンクール

http://www.nhk.or.jp/event/oncon/contest_chiku.html
NHKが毎年開いている合唱コンクールで、毎年この日に全国大会が開かれるんですが、放送をやってたのでFMPSGの作業などをやりつつ何となく見てました。
やはり、全国大会に出るくらいになるとレヴェル高いです。 素人にはなかなかココまで統率が取れて、かつ細かい表現はなかなか出来ないと思います。 実は私も昔は合唱をかじってた事があるんですけど、個人競技ではないので全員の息を合わせるのは非常に難しいです。(これは吹奏楽でも同じですけどね)
ただ、これは毎年見ていて思うんですけど、レヴェルが上がって完璧な演奏に近づく度に、むしろアマチュアの「普通の」合唱が聴きたくなってしまいます。 それこそ、学校の文化祭とかで、訓練を受けてない人が普通にやってるような感じのですね。 すげー調子っぱずれの人が何人かいたり、男子がちょっと恥ずかしそうに唄ってる感じのアレです。(w 羞恥心に負けてほとんど声が出てない人もいるんですけど、その一線を乗り越えた人たちは本当に楽しそうに唄ってます。 あぁ…懐かしいなぁ。 中学高校と文化祭でクラス対抗の合唱大会があったんで、この時期はよく練習してたもんです。
合唱をやる場合は普通の地声ではダメで、声が抜けるようにする為に、表情を作ったり筋肉の使い方や発声方法を多少変えてやる必要があります。 つまり、レヴェルが上がって完璧なものに近づくと、むしろ一般の感覚として不自然な感じがしてしまいます。 もちろん、完璧な演奏は1つの作品として素晴らしいものがあるんですけど、その為に合唱というフォーマットに固執したり、音楽本来の楽しさを殺しているとすれば少々勿体無いなぁ、と思います。 私なんかもそうで、昔はそういう完璧な部分を追い求めるある種ストイックな部分が醍醐味だと思ってましたが、歳をとると、もっと肩の力を抜いて下手でも楽しむことが音楽の真髄ではないか、という気がしてきました。 今回のコンクールもその辺に配慮したのか、一般演目終了後に、各学校から数名づつが代表となり、それらの人が一同に会してポップスを唄うコーナーがあったんです。 そこでは、いきなり本番を行うのではなく、指揮者が出てきてその場で公開練習をやるんですよ。(ちなみに、その模様は生中継でお茶の間に流れてます) その時の指揮者の指導を見てると、合唱のフォーマットに固執せずに、敢えて崩した唄い方や肩の力を抜いた表現をさせようとしていたように見受けられます。 短い時間の練習でしたが、本番で演奏する際にはみんな柔らかい表情で楽しそうに唄っているようでした。 それがいいですよ、うん。(^^)
そういえば、高校の部は前半を見逃してしまったんで演奏が観れなかったんですが、九州代表の「宮崎学園」って、元「宮崎女子高等学校」なんですね。 ココはこの大会の常連で、毎年全国大会に出ていて、かつ数年に1度は金賞をかっさらうような名門だったんですよね。(今年は賞取れなかったみたいですが) で、この名前でふと思い出したのが、数ヶ月前にTBSの番組でやってた企画。 「女声合唱しか無い学校で、男性部員を増やして混声合唱としてコンクールに出たい」ってやつ。 ここに出てた顧問の先生ってどっかで見たことあると思ったら…宮女の合唱の指揮者じゃないですか。 てことは…今回のコンクールにも彼らは出てたのかしらん? それとも女声合唱で出てたのかなぁ?? なんか気になる。
気になるといえば、司会やってた瀬戸カトリーヌ(久々に観たなぁ)が、暫く観ないうちにやたらとムチムチになってたのが妙に気になりました。(w なんか、中学の部で観たときは顔とか二の腕とかパンパンなんですが…(^^;) で、ソレを誰かに指摘されたのか、続く高校の部では露出の少ない衣装に衣替えしていたのでした。(w