MA-3のピンから出力を直接取るテスト

WizardOfPSG2005-10-14

というわけで、白ロムの Tu-Ka TK21 を分解し、MA-3を剥き出しにしてみたのが写真のとおり。 …1円玉、でっかくなっちゃってません。(w ナンだよ、このチップの小ささは!!!(T_T) これだけチップが小さいと、もはやピンのピッチなんて虫眼鏡で見ないとわからないくらい隙間が小さいです。 以前、ポポペ改造時にクシャミで吹っ飛ばしたくらい小さなチップ抵抗を見た時くらいの衝撃&絶望感です…(T〜T)
一度は、諦めて今のは見なかったことにしてそっと蓋を閉じたんですけど、ヘッドホンから聴くとえらい高音が劣化してる感じがします。 なんか全体にくぐもってる感じ。
そんなわけで、音源チップから直接出力を取れば、もちっとマシな音が録れるんじゃないか??という淡い期待を胸に、この小さなピンから出力を取る作業を始めたわけです。
はじめは、シールド線を直接ピンにはんだ付けしようと思ったんですが…ダメだ。 ピンが小さすぎて、そのままだと隣のピンにもくっついてしまう! というわけで、シールド線の銅線を2本だけ残して切断、その2本をはんだづけしてみることに。 …しかし、銅線との相性が悪いのか、ちっともはんだが乗らない! 結局、シールド線をそのまま付けるのはあきらめ、単芯のジュフロン線という細い線(コレ、えらい値段が高くて、1巻き1000円もしました…)で試すことに。 最初はえらいてこずりましたが、なんとか完了。 このままだとすぐ外れるので、すぐさまホットボンドで固定。 そして、ジュフロン線を更にシールド線にはんだづけして、それを外に引っ張り出してRCAジャックに接続して、とりあえず完了。(外観を整えてないので基板剥き出しですが…)
あとは、ケーブルで繋いで音をモニタしてみる。 …なんとか無事に音が鳴りました!! …でも、音質はくぐもった感じのまま変わらず。(T_T) 要は、音がこもってるのは音源チップ出力の段階でそうだった、というオチなのね。(T〜T) でも、あんな小さなチップからこれだけの音が出力できるという事自体が驚きでもあるので、音が悪いのは致し方ないといったところでしょうか。
ただ、携帯のスピーカーで聴くと、(低音は聴こえないけど)高音はよく通るんだよなぁ。 実は、ヘッドホン出力にはローパスフィルタが噛ましてあって、スピーカー出力にはソレが無い…なんて事だったりするんですかね?(^^;) スピーカー出力は、ピンから取るには電源とかを考える必要がありそうだったので、ハード初心者の私にはムリと判断してやらなかったんですけど…今度はスピーカーを取っ払って、そっからRCA出力を出してみようかしらん??