KONAMI FAMICOM SUPER MEDLEY

http://www.webcity.jp/ds/detail.php?pid=SCDC-00467
最近FMPSGの近況しか書いてないので、たまにはCDレビューでも。
というわけで、サイトロンから先日発売された、コナミファミコン時代の楽曲をメドレーアレンジしたCD「KONAMI FAMICOM SUPER MEDLEY」が届いたので、早速聴いてみました。
コレは、以前発売された「SEGA MEGADRIVE SUPER MEDLEY」に続く「スーパーメドレー」シリーズ第2弾になります。(そういえば、ナムコのスーパーメドレーはどうなったんでしょう??^^;) 体裁はメガドライブの時と同様で、主に今までCD化されていないような古き良きコンシューマの隠れた名曲達を、アレンジメドレー形式で一気に聴かせる、といった感じです。 今回も3部構成で、多数の楽曲をメドレー形式でアレンジした「アレンジメドレー」、アレンジメドレーに使用した楽曲の原音を全面に出して同じ曲順でメドレー形式にした「オリジナルRemixメドレー」、使用した楽曲の中から数曲を厳選して、大胆にアレンジを施した「スーパーメドレー」となってます。
で、最初の「アレンジメドレー」ですが、聴いた感じ、「ギターは鳴ってないけど、音色の選び方がなんとなく往年の(アルファレコードでアレンジやってた頃の)矩形波倶楽部を思い出すなぁ…」なんて思ってたんですけど、ライナーを見てみると、アレンジしているのは元コナミのコンポーザである古川もとあき氏でした。 …なるほど、納得。 パンフルートや軽めのシンセを使ったメロディラインは割と好みかも。
ただ、このトラックに関してはずーっと同じテンポの4つ打ちで楽曲が繋いであるわけですが、その為にテンポが悪くなってしまっている感が否めません。 私個人のこの頃のコナミ楽曲イメージとしては、12beatでもうちょいテンポ感のある楽曲が多い感じがしたので、bpmをあと10〜20程度速くしても良かったかも、と思いました。 ただ、こうやって淡々と4つ打ちで繋いでいく形式は、昔の Falcom Special Box '89 の「DISCO」ディスクみたいな感じを思い出したりして、そういえばこの頃は同じ4つ打ちでもトランスではなくてハウスっぽい曲のアレンジが流行ってたっけな…なんて思うと、ちょっと懐かしくなったりもしました。
続いて、「オリジナルRemixメドレー」ですが、いきなりエフェクト全開です。(w エコーが結構かかっており、かなり遠くで音が鳴ってる感じがします。 こういう雰囲気にしたのは、昔のゲームミュージックにありがちなエコーを再現することで懐かしさを出したものなのか、あるいは一部の音源がエコーかかりまくりのしか残ってなくて、それに合わせたらこうなったのか、それとも、最近は原音忠実に鳴らすことを至上主義とするサイトロンへのアンチテーゼなのか(^^;)…なんて色々と考えてしまいます。 ただ、1〜2曲づつかつ楽曲の一部とはいえ、今だCD化されていない楽曲が多数含まれるのは貴重かもしれません。 個人的には、「コナミック・ゲーム・フリークス」に収録されている「もえろツインビー」の独特なアレンジの後半のメロディの原曲はコレだったのか!とか、「赤い要塞」の楽曲って「特殊部隊ジャッカル」じゃん!など、個人的に色々発見があって面白かったです。
最後は、厳選した楽曲をアレンジした「スーパーメドレー」。 こちらは、古川氏ではなくて、酒井氏という、サイトロン所属のアレンジャーさんによるもののようです。 対象となってる楽曲は、「エスパードリーム」の戦闘BGM、「ガリウスの迷宮」のメインBGM(と書いてあるけど、MSX版では「WORLD」と呼ばれる迷宮内迷宮?(正式名称忘れた)の中のBGMだったはず)、「ファルシオン」の3面、「もえろツインビー」のパワーアップBGMとなってます。 選曲がなかなか私好みで良い感じ。(^^) あと、個人的には Tr.1,2 の中途半端なアレンジよりも、ちゃんとしっかりアレンジしてあるこちらのほうが好印象でした。