物忘れ

本業のほうですが、今週はうちの大ボスことリーダーが新婚旅行で休みなので、中ボス(^^;)である私がリーダー代理ということでかなり忙しいです。 んで、今日は夜からリーダーの代わりに会議に出席したんですが、出向先の上司である某主任も忙しさですっかり参ってるらしく、かなりお疲れのご様子。 そのせいかどうかはわかりませんが、私が直前に云った事をまるで覚えてません。(T_T) 「え………っと………さっき何やってたっけ??」「さっきはですね…」という会話が2セットほど続いた後、その主任がつぶやいた一言。 「俺の記憶は80しか持たないんだよねー」 コレって、たぶんこの前宣伝してた映画「博士の愛した数式」(CMは見たけど中身は見てないのでよくわかんないです)に出てくる台詞「ぼくの記憶は80分しかもたない」のつもりだったんでしょうけど、80秒って…短ッ!(w …と内心ツッコミを入れてたら、別の会社のリーダーが「それって金魚の脳ですか!?」と謎のツッコミ。 金魚の記憶が本当に80秒しか持たないのかどうかはわからないのですが、みんな疲れてたので、よくわかんないけど思わず吹いてしまいました。(^^;)
で、その時に主任にもちょっと話したんですけど、実は私も2年程前に同じような症状が出てました。 仕事柄、Webブラウザとかテキストエディタを使う事が多いんですが、これらを開いた5秒後に「えっと………コレ、なんで起動したんだっけ??」といった感じに、直前にやった事をすっかり忘れてしまうんですね。(T_T) あんまり酷いんで、そういうのを専門にやってる病院で診てもらったんですけど、最近では年齢が若いのに物忘れが激しい人が多いんだそうです。 特に私のように、仕事柄、一日中端末の前で作業をしてるような職業の人に顕著に表れるんだそうな。 何故かというと、端末作業で得る情報というのは目で追っていくだけで脳に残りにくく、それに慣れてしまうと、日常得る情報も記憶せずにそのまま流してしまう癖がついてしまうらしい。
そんなわけで、実はその頃からリハビリをやってたりするんですが、何をやるかというと…これが実は単純なんです。 いくつかあるんですが、1つは「最近やった事を思い出してノートに記録する」こと。 まぁ、物忘れなんでリハビリとしては基本ですね。 具体的には、帰宅して落ち着いたら、5時間前までの事を1時間おきに区切って概要を書いてみるんです。 今は慣れてるので余裕ですが、昔は疲れている時なんかはなかなか思い出せない事もありました。 2つ目は、「1日1万歩目標で歩く」こと。 これは、歩くことで足のツボを刺激して、脳を活性化させるんだそうです。 実際やってみると、平日はなかなか1万歩行かないんですけど、休日に遠出した時は結構歩きます。 実は、休日にわざわざあまり行かないところまで出歩いてるのは、「歩く」という目的がある為でもあります。 そして3つ目は、「新聞のコラムを全部ノートに書き写す」こと。 普通の新聞であれば、大抵は新聞の1面の下のほうに毎日コラムが載ってます。 コイツを全部ノートに書き写すんです。 コレは何かといいますと、やはり自分の手で書くということが大切なんだそうで、キーボードで素早く打ち込んでしまうのではなく、1文字1文字自分の手で書くという動作を通じて、書いた文字を認識して確認するというプロセスを経ることが、脳への蓄積の訓練になるんだそうな。 そういえば、最近NDSスタイラスを使って物を書いて脳を活性化するようなソフトが流行ってますが、やはり「スタイラスで実際に書く」という部分が一番のミソなのかもしれません。 他にもいくつかありますが、基本はこんな感じです。 私はコレを2年半ほぼ毎日やってますが、以前は「ぼけー」っとしてたのが、明らかに頭が冴えてきてるのがわかります。 単に記憶力が良くなるわけではなく、脳が活性化することで、物事を考えるときに筋道を組み立てたりするのが速くなりました。 例えるならば、テトリスのブロックが吸い込まれるようにどんどん隙間無く埋まっていく感覚に近い…かな?
そんなわけで、「最近物忘れが激しい」と嘆いてる貴方。 年齢のせいにしないで(^^;)、前述のような事を試してみては如何でしょう?? 頭の回転が速くなると、今まで見えなかった世界が見えてくるようになる…かもしれません??