宮崎弁クイズ(解答編)
というわけで、今日は先日書いたクイズの答えを書きたいと思います。 なお、今回は宮崎出身もしくは在住の方も書き込み可ですので、もし間違いとかあればどしどしお寄せくださいませ〜。
1. てげ
→「すごく」「とても」という意味の接頭語です。
(例)てげあちぃ=とても暑い
高校の頃、海外から来た英語の先生が全校集会の壇上で挨拶をしたとき、どこで覚えたのか、第1声が「てげ、あち。」だったので、体育館中が大爆笑だったことを思い出します。
2. てげてげ
→1. とは意味が変わって、「適当に」「いいかげんに」といった感じの接頭語。
確か、宮崎のローカル番組「さんさんサタデー」に「土曜はてげてげ」というコーナーがあって、元祖どっきりカメラの野呂圭介さんがひなたぼっこしてる婆ちゃんとかにインタビューしてた気がする…(^^;)
3. ちょげ
→これは方言じゃありません。(スマン
由来は「超」+「てげ」で、「ものすごく」「とっても凄く」といった感じで、私の友人の間で使っておりました。 1.〜3. を合わせて「『てげ』の三段活用」とか云ってた気がする…(^^;)
4. おじー
→「怖い」という意味です。
漢字で書くとたぶん「怖じー」じゃないかな…(自信無いけど^^;)
そうか…今まで気づかなかったけど、確かにコレだけだと「叔父」「お爺」にも見えるよなぁ…(^^;;)
5. しんきなー
→今風?に云うと「ムカツクー!」という意味です。
宮崎県人は、イライラしたときに最初に口をついて出てくる言葉がコレ。
あゆこさんの「辛気臭い」は、この言葉の由来として「辛気臭い」を挙げていたページもあったので、半分正解かも。(ということは漢字で「辛気なー」か?)
6. よだきい
→「めんどくさい」といったニュアンスの言葉です。
どうやら、大分あたりでも普通に使われているようです。
7. のさん
→「つらい」とか「キツい」といったニュアンスの言葉です。
あるWebページを見てたら、「よだきい」が積もると「のさん」になる…みたいな話が書いてあって、なるほど…と思いました。(^^;)
8. ちんこめー
→非常に小さい様子を表す言葉です。 うちの親戚がよく使います。(^^;)
由来は、多分「小さい」という意味?の接頭語「ちん」+小さい=「こまい」(細い?)だと思います。 「ちんこ」+「めー」ではありません。(w
9. ちんがらっ
→恐らく、今まで築いてきたものがひっくり返ってご破算になる…といった感じの擬音から来ているんだと思います。 意味もそのとおり…というか、そんな状態になった時に思わず出る言葉、といった感じですかね。
あゆこさんの「こんがらがってる」は割と近いかも。
10. 〜ちょる
→「〜している」といった意味。
雨降っちょるが=雨が降っているよ、といった感じ。
これは簡単でしたねー。
11. そげなこつ
→「そんなこと」という意味。
そげなこつなか=そんなことない…って、「なか」は博多弁かも…(^^;)
宮崎弁だと「そげなこつねっちゃが」かなぁ…? 忘れた。(ぇ
こちらも皆さん正解。
12. びんびんしゃんこ
→これは難しいと思います。 「肩車」という意味だそうです。
普段から使う言葉ではない気がしますが、なんか父方のばぁちゃんが話してたのを聞いた記憶はあります。
nyaa1さんの「雷」ってのは「ああ、なるほどなぁ」と思いました。
13. からう
→「背負う」という意味。
例えば「ランドセルをからう」なんて云います。
九州内ならどこでも通じると思うんですが、こっちでは通じない…(T_T)
14. ほがす
→「穴を開ける」という意味です。
ちなみに、「穴が開く」は「ほげる」となります。
これも、九州内ならある程度通じる…はず。
あゆこさんの「ほっておく」は、どちらかというと大阪弁の「ほかす」に近いかなぁ…と思いました。
15. なおす
→「しまう」という意味です。 「修理する」という意味が一般的ですが、九州では前者としてよく使われます。
これは九州ではメジャーな言葉なので、てっきり標準語だと思ってたんですが…九州人が上京して最初につまづくのがこの言葉なんです。(断言)
nyaa1さんの「戻す」は、「元の位置に戻す」であれば正解です。
16. ラーフル
→「黒板消し」を表す名詞です。 どうやら、宮崎と鹿児島あたりはコレで通じるらしいのですが…他の地域だと誰も知らない。(T_T)
由来を調べたところ、↓こんなページを見つけました。
http://www.osumi.or.jp/sakata/hougen/raful.htm
…なんだかあまりに詳しすぎてクラクラします…(@_@)
nyaa1さん、よく知ってましたねー。 出身はどこでしょうか…??
そんなわけで如何でしょうか? やっぱり全問正解は難しいかな…??
九州の言葉というと、どうしても北九州の博多弁あたりが有名だと思うんですが、宮崎弁はどちらかというとその対極で、ぼーっと日向ぼっこをしてるようなのんびりした時間が流れる県民性がよく出ている言葉だと思います。 語尾を伸ばしたり柔らかい感じになるのが特徴です。 そもそも、ここに挙げてる言葉もめんどくさそうな感じの意味合いの言葉が多いですしね。(^^;) ただ、私はオフクロが福岡県人ということでせっかちで喧嘩っ早い部分も若干受け継いでるようで、仕事では博多出身のリーダーとよく喧嘩してたりします。(^^;)
他にも、宮崎を表す有名な言葉に「日向時間(ひむかじかん)」という言葉があります。 生粋の宮崎県人の場合、待ち合わせをすると大抵は時間どおりに来ません。 …そういえば、うちの親父なんかまさにそうだわ。(^^;) 宮崎に住んでる場合、30分〜1時間程度の遅れは覚悟したほうが良いかも。 通常の時間とは違う、アバウトでのんびりした時間が流れている…といった感じの意味合いとして「日向時間」が使われているようです。
そんな感じで、平和でのんびりした空気が流れる宮崎は、田舎なので不便なこともありますけど(地上波の民放が未だに2局しか無いし^^;)やっぱり好きだなぁ。 今はチバラギ県民ですがw、老後は宮崎に戻ってゆったりした時間を過ごすのも良いかも…ってまだ30年くらい先ですが。(ぉ