GIGs - The Revenge of Game Music -

http://gigs.6262.org/
今日の夕方からは、baddyさんに誘われてこのイベントに行ってきました。
このイベントは、ゲームミュージックコピーバンドが一同に会してライブを行うというもので、開演前にはライブハウスは超満員! 異様な熱気となっていました。
このイベントでは5バンドが出演したんですが、演奏順に軽く感想などを…

[正面衝突]
名前のとおり?ドライブゲームを中心とした選曲ですが、非ゲームミュージックの曲なんかも演奏したりしてました。 ネタが私の知らない曲が多かったものの、初っ端から結構演奏も上手く、なかなか楽しめました。 個人的には、シンセの音が好きだなぁ…あれって桜庭統さんのライブとかでも同じ音聴いた記憶があるんですが、何のシンセなんですかね??>詳しい人

[スペランカー]
baddyさんがパルセラでこのバンドの音源を使ってremix作ったり、SALT PEANUTSのライブの打ち上げでメンバーの方とお会いしたりして実は何となく繋がってたりするものの、演奏を聴くのは初めてでした。 このバンドは、きっとメンバーの方は本当にファミコン好きなんだろうなぁ、と。 1曲目からして、スペランカー死亡遊戯(このゲームの主人公は異様な虚弱体質なので、一人死んで次のBGMが始まる前に次の人が死んで死亡ジングルが連続で流れたりする場合がありますが、コレのことを指してます)をしっかり再現したりなんかしてお客さんのハートを鷲掴み状態。 他にも、そのファミコンソフトをプレイした者であれば、ある意味「お約束」な場面もしっかり演奏で再現されているのが楽しすぎます。 演奏自体についてですが、曲によっては出だしはやる気無さそうなけだるいギターから始まったりするものの、そのヘボナイス加減がまた良し。 そして、そこから変貌してバリバリのギターチューンになるとそのカッコよさにまたもや悶絶。 個人的には、マッハライダーがカッコよすぎて死にそうでした。 ギターの演奏は、超絶テクだとかカッチリした演奏とは逆で、しっかり譜割りを合わせようといった感じではなく、自然体で好きなように演奏している感じですが、これがまた味があっていいんですよ。 こればかりは実際に聴いてみないとわからないと思いますが、ホームページに鬼のように大量の演奏音源があるようなので、聴いて是非悶絶してください。 機会があればまた是非生で聴きたいですね。(^^)

[ハヤブサ斬りキャンセル]
FF4〜5やロマサガ3の曲を中心に演奏をやってました。 基本的に激しい系のある意味ファンならお約束な曲が目白押しで、実際ギターは迫力があって良かったんですが、惜しいのがキーボードパート。 下手に原曲を意識し過ぎた音色作りをしているせいで、ギターパートに埋もれて主旋律が全く「主」になってないといった曲が結構ありました。 もうちょいキーボードの音色を変えるともっと良いのになぁ…と思いながら聴いてました。 …このへんは聴く人の好みなのかもしれませんけどね。

[Magic Fruits]
なんか、熱狂的なファンがついているのか、前列が異様な盛り上がりをしていたのが印象的でした。(^^;) プロフィールには「KONAMI音楽ゲーム中心」と書いてあったんですが、実際にはそれ以外の曲の選曲のほうが多かったです。 いきなり1曲目が「真っ赤なバラとジントニック」って…水森亜土ちゃんの曲じゃないですか! 渋いなぁ。 個人的に注目してたのが、クラリネットでソロを吹いてた人がいたこと。 やっぱり同業者?としてちょっと気になります。 少なくとも私より数段上手いのは確かです。(そりゃそうだ) …というか、こういうバンドでクラリネットというある意味地味な楽器でもソロを張れるってのがちょっと意外というか発見でした。 拙者もいずれこういうのやってみたいなぁ。(練習めんどくさいけど^^;)

[H.G.K.]
このバンドは、流石トリを飾るだけあって、演奏も音もしっかりしていてある意味安心して聴けるバンドでした。 主に、セガのS.S.T.バンドが演奏したっぽいアレンジの曲が多かったんですが、かと思えばいきなりサクラ大戦の主題歌だったり、SDスナッチャーの曲だったり(会場のどれくらいの人がこのネタ分かったんでしょう…??)、beatmaniaIIDX7th…と思ったら、Burning Heat (Full Oution MIX) だったり。(←グラディウスIIの1面の曲を激しいギターアレンジにしてある曲) 割と色々なジャンルの曲をやってるところをみると、この方々は色々なゲームミュージックを聴き込んでるんだろーなぁ、と。 もしくは、メンバーの好みがてんでバラバラなのか。(^^;) 何はともあれ、トリを飾るにふさわしい演奏で楽しませていただきました。(^^)

というわけで、5バンド計5時間の演奏で身体はクタクタになりましたが、十二分に楽しませていただきました。(^^) 実は、ゲームミュージックバンドの生演奏を聴きに行くのって、(桜庭統さんのライブを除けば)O.T.K.以来なんですよ。 まさか、これほどゲームミュージックを演奏する、しかもかなりレベルの高いバンドがいたってのは純粋に驚きでもあります。 なんせ、ゲームミュージックなんてバンド譜はまず出てないでしょうから、耳コピやアレンジからまず始めないといけないわけです。 そこを踏まえつつ、演奏やパフォーマンスもしっかりやっているというのは結構凄いです。 いや、本当に参りました。 またこんなのあったら行こうっと。