FAMILIAR COMPUTING WORLD / 8bit Project

FAMILIAR COMPUTING WORLD 〜 8bit Project


上記のSQL参考書を探しに、Laoxザコンの書籍売り場を物色していたところ、何やら聴きなれたメロディが… よく聞いてみると、PSGで演奏されたライディーンYMO)でした。 PSG版ってことは…もしかしてスーパーロコモーティブか??と思ったんですが、まさかLaoxとはいえそこまでマニアックな選曲しないよなぁ…と思って、SQLの本を持ってレジに行くと、「只今演奏中のBGMです」という張り紙とともにこのCDが。 そういえば、ちょっと前に話題になって気になってはいたんだけど、買いそびれていたCDがコレでした!…ということで、SQLの本と一緒にお買い上げ。
このCDですが、収録曲一覧にはゲームミュージックは含まれないものの、それ以外のジャンルから幅広く選曲されているので、普段ゲームミュージックしか聴かない人もきっと知ってる曲があると思います。 音源は、一聴した感じファミコンっぽい音ですが、ベースラインが三角波ではない気がするので、想定音源は波形メモリ+デューティ比可変矩形波で4〜5音+ノイズ1音+DPCM?といった感じです。 これとは別に、SEであと3音くらい持っている想定のようです。
で、肝心の楽曲のデキですが…ただオリジナルの楽曲を再現したわけではなく、その楽曲をゲームのBGMに見立てて、同じ曲でも途中でボス〜クリアといった感じに曲調が変化していったり、SEが入って盛り上げてくれたりと、聴いてて飽きさせません。(途中、原曲とは関係ないインベーダーやスーパーマリオ風の編曲が入ってたりするので、元ネタ知ってるとニヤリとすると思います) 音は割とシンプルに鳴らしてあるほうですが、編曲センスや随所に現れるテクニック、そしてSEのおかげであまりチープには感じません。 むしろ、ファミコン時代のリスペクトに溢れる作品というべきで、私は聴いてるうちに熱くなって体温が2度ほど上昇した気がしました。(^^;) ちょうどファミコン20周年という節目のあたりから、ファミコンっぽい音を鳴らす音楽が色々と出ている気もしますが、そんな中には「とりあえずチープに矩形波3音で鳴らせばいいだろう」的な志の低い作品もありました。 しかし、このCDはそんな作品とは一線を画した、センスと遊び心溢れる作品だと思います。
というわけで、ファミコンやPSGの音を聴いて血が騒ぐ人、もしくはファミコン時代の洗礼を受けた人なら、とにかく買え!今すぐ買って聴け!!というくらいオススメです。 皆さんも是非。(^^)