Famicompo mini CLASSICAL 投票受付中

http://midr2.under.jp/compo/c1/index.html
というわけで、週末は改めて全エントリをじっくり聴き直し、コメントつきで投票を完了しました。(ちなみに、今回はチェックを入れない曲はコメントを書けないそうです。 一応全曲分のコメント書いたのになぁ…残念) なお、投票は6/16(土)6/17(日)いっぱいのようです。(オフィシャルには「6/17(JST) End」と書かれてますが、投票フォームによると「2007年6月17日 0時で締め切ります」とあるので、実質は6/16いっぱいのようです)※6/16追記:投票フォームが修正されており、投票期間は6/17(日)いっぱいになったようです。
とりあえず、全曲聴いた感想ですが…まず、DPCM禁止となっているにも関わらず、ドラムパートの低音キックがちゃんと出ている曲が多いなぁ…というのが第一印象。 コレは恐らく三角波を使ってキックを鳴らしてるんだと思いますが…これくらいもはや常識なんでしょうか。 DPCMが使えない部分は全くハンデになってないです。(ちなみに、私も三角波キックは考えてたんですが、ノイズでもそこそこ重いのが出来たので、ファミコンらしさを残すのに敢えて使いませんでした…が、他の曲を聴いてるとやっぱり三角波キックにしたほうが良かったかもT_T) あと、特に Original Section では ppmck ではなくTrackerを使ったと思われる凝った曲が多いこと。 ppmckではやるのが困難な超高速アルペジオや音色切り替え、更には音色干渉を利用したと思われる独特な音色発音等、Tracker系作品はますますレベルが高まっているように思えます。 このへんってTrackerのデフォルトでこんな音色を出す機能とかついてるんでしょうかね…? それとも、海外ではChiptuneの広がりで全体の編曲レベルが上がってきているんでしょうか。 1音1音を聴いていると、何か執念のようなものすら感じてしまいました。 それと同時に、「世界の壁は厚いなぁ」と思ってちょっと凹んだ。(T_T) 逆に、Cover Section は、作曲出来なくても気軽に参加できるせいか、編曲レベルでいうと数曲を除いて Original Section ほどの執念は見られませんでした。 全体としてはよくまとまっている曲でも、Original Section を聴いた後だと若干物足りなさを感じてしまう部分は否定できません。 私も主にカヴァー曲を作ってますが、ここは凄い曲を参考にしてもっと向上せねば…と改めて思いました。
で、気になった曲をいくつか挙げてみます。


[Original Section]
No.05: イントロのディレイの美しさとビブラートかけすぎなメロが妙に印象的。
No.06: ベースラインが妙にカッコいいのと、メロの終端処理が美しいです。
No.07: ダークな雰囲気とメロじゃないほうの矩形波の高速アルペジオの使い方が秀逸。
No.09: 一聴してカッコいい! アルペジオの使い方がテンションを高める方向に作用しているのが高ポイント。
No.13: 初期のブンブンサテライツのような畳み掛けるリズムパターンと美しすぎるディレイが印象的。
No.14: 低音のこだわり具合とスネア音色の完成度が高いところが高評価。
No.15: アポロン音楽工業のゲームミュージックサントラに入ってる「オリジナルゲームサウンドストーリー」を思い出しました。(風呂場エコーっぽさも含めて) そこまで狙ってるとしたら凄い!
No.17: アルペジオのディレイ感の美しさと、後半のハイテンションなメロが素晴らしいです。
No.19: 独特の怪しい雰囲気が最高。 あと、非矩形波っぽい音はどうやって鳴らしているのかが不思議。
No.25: 曲調が凄く好み。 イントロの浮遊感と三角波メロが非常に良い味を出していると思います。
No.28: 今回のエントリー中で、楽曲自体がモロに好み。 聴いてて思わず涙が出ました。(本当に) Famicompo mini CLASSICALを通じてこの曲が聴けて本当に良かったです。

[Cover Section]
No.03: 全体的に丁寧な作りが高評価。 1音1音のアタックやリリースの鳴らし方が繊細。
No.10: SEっぽい音やバッキング等も含めて軽快に仕上がっていて良いと思います。
No.11: すげぇ…こんなヘヴィなキックでまとめてしまうとは。 音色も結構凝ってます。
No.17: 元ネタ知りませんが、矩形波だけで擬似ヴォイスを鳴らしてしまう手腕は凄い。 Chibi-techさんっぽい作風ですが、作品情報が日本語で書かれてるので、実は日本人が作ったんでしょうか…?? だとしたら凄いなぁ。
No.22: ショートノイズや高速アルペジオの使い方が効果的。 メロのディレイ感もなかなか良いです。
No.28: 細やかな音色変化や高速・低速アルペジオの使い方が素晴らしいです。 参りました。
No.34: 楽曲自体はシンプルですが、単なるベタ打ちではなく玄人が意図的にこんな感じで作ってるんだというのが伝わってきました。 最初のビデオノイズ風の音は「ファミコンの事をよくわかってるな」と。(^^;)