Famicompo mini CLASSICAL 結果発表

http://midr2.under.jp/compo/c1/index.html
というわけで、いつもとは違う趣向で行われた「Famicompo mini CLASSICAL」ですが、遂に結果が発表されました。
…正直、予想外っていうか自分が一番びっくり! MCK打ち込みで今までの最短時間(5時間ちょい?)で作った「Air on G "Swing"」が同率1位ですと??? 以前、「Daisuke」で1位を戴いたことはありますが、今回はそれの100倍くらい驚きましたよ!(@_@) 締切が延びたんで、頭にたまたま浮かんできたものを、肩の力を抜いてさらっと軽い気持ちで作っただけなんですが…(^^;) 皆さん、シンプルなのって意外と好きなんですね。 あと、今回は投票に採点がつかないので、「凄いけどトガってて好みが分かれる」曲よりも「無難で万人に受ける曲」のほうが実は得だったりしたんでしょうか…? 何はともあれ、投票してくださった皆様、本当にありがとうございました。m(_ _)m
個人的には、コレの20倍くらい時間がかかった「BLYTHE」が下位ってほうがショックかも…(T_T) 確かに、客観的に聴くと「色々試そうとしたんだけど、それが『心地良い音』に繋がらなくて自滅した」って感じでしょうかね。 高速アルペジオでユニゾン的音色を鳴らしたり、矩形波音色をかなり細かく切り替えたり、SEを凝ってみたり…色々やってみたんですが、それが裏目に出たのかも。 色々と勉強になります。
ここ最近すっかりファミコン音源漬けになってますが、続いて音源無制限の本家「Famicompo mini vol.4」のエントリー開始が1ヵ月後に迫っています。 実は、こちらにエントリを予定している曲は既に作り始めています。 CLASSICALの「BLYTHE」とかで技術偏重だったのを少し見直して、原点に立ち返って「自分が本当に好きな曲を自分の手で再現する喜びを実感したい」という初期衝動で作っています。 今回作ってる曲の原曲は、音の鳴らし方がそこまで凝っていないので、そのイメージのままで作ってる感じです。 …そういえば、こういう打ち込みを趣味で初めたのが1988年頃だから…もう20年目だよ! まさか、20年前とほぼ変わらない音源で今でも打ち込みをやっていようとは思ってませんでしたが(^^;)、こういう節目にふさわしい?曲に仕上げられるよう頑張りたいと思います。

…で、今回は全曲コメントという形が不可だったので、採点時にメモっておいた全曲分のコメントをここで公開したいと思います。(ちなみに、★印は私が投票した曲です) なお、ここで技術的な事に触れている個所がありますが、これはあくまで「自分ならこう作る」という観点ですので、それが必ずしも作者の方の意図と一致しているわけではありませんのでご了承くださいませ。m(_ _)m


[Original Section]

1 Warm stroll on day 1:29
シンプルですが、ミニマルに繰り返されるベースラインがクセになりそうな曲ですね。 アレンジ次第ではナムコのF/Aみたいな感じになるかもなぁ…と妄想してしまいました。(^^;)

2 run after from dog 0:48
系統としてはNo.1と似た感じでしょうか。 三角波ベースの音程が低すぎるせいか、低音を鳴らしている矩形波と干渉しあって音程が微妙かなぁ…もしかしたらこれも計算のうちなのかもしれませんが。

3 Stroll in park 2:08
これまたNo.2と似た雰囲気ですね。 前半が2度繰り返されるので、もう展開が無いのかと思ってたら後半のメロが急に展開するので不意を突かれました。(^^;)

4 mental depression 1:16
シンプルですが、雰囲気は結構好きです。 メロの裏でずっと刻んでる50%矩形波がアクセントになってますね。

★5 my name is music 1:35
凝ってますねぇ…というか濃ゆいなぁ。 セルフディレイの使い方が面白いのと、メロディの過剰なビブラートが個性的で個人的にはかなりツボでした。

★6 Highway moon 1:30
ベースラインがいいなぁ…あと、メロじゃないほうの矩形波の使い方が秀逸です。ハーモニーに使ったりコーラスに使ったりアクセントに使ったりと巧く立ち回っているのが印象的でした。

★7 the high road 3:15
トラッカー系の作品でしょうか。 高速アルペジオの使い方が巧いなぁ…ミドルテンポでメロやベースはしっかり存在感を示しつつ、もう1つの矩形波で高速アルペジオや音色切り替えを使ってインパクトを与えています。 編曲の巧さを感じます。 楽曲も好みです。

★8 pulsecreamcone 2:50
ダークなNo.7と異なり、明るくアップテンポな感じが良いです。 作風はNo.7と近い部分があるので、同じ作者でしょうか。 キックにあたる部分がタムのようにちょっと高めなのも特徴的です。(三角波で鳴らしているんでしょうか…?)

★9 alpha strike 1:45
「高速」まではいかないアルペジオがむしろテンションの高さを演出していて良いと思いました。 後半で一旦リズム隊が消える演出もメリハリが出ていて良いです。 好みの問題かもしれませんが、スネアのノイズがちょっともっさりした印象なので、もう少しホワイトノイズに近づけたほうがいいかもしれません。

10 get out and flirt 1:30
なんとも形容しがたい不思議なテイストを持った曲ですね。 全体的にはメロの最後のピッチベンドも含めてのんびりした雰囲気を出しているんですが、そこに短く切った高速アルペジオが茶々入れてる感じ。 なんか妙に記憶に残る曲です。

11 King Chippo 1:23
今までの作品と違い、高速アルペジオが硬質な雰囲気を演出しているのが印象的です。 余った矩形波をベースラインの厚みを増す為に使っている個所がありましたが、この部分は別の部分に割り振るとまた違った展開が出てきて面白いかもしれません。

12 Aquila 1:12
高速アルペジオに頼らずに独特の雰囲気づくりをしてきた部分は評価したいと思います。 途中、パートを余らせている部分があるように見受けられたので、ここをもう少し凝ってみると良いかもしれません。

★13 Underwater Station 3:48
まくし立てるようなリズムパターンとアルペジオのディレイのかけかたが非常に印象的でした。 アルペジオも1音1音微妙に音色を変えてあったりして実は結構凝ってるなぁ…

★14 Funk Shui 0:55
低音で和音を鳴らすという部分が妙にインパクトを感じました。 あと、スネアドラムの音色がなかなか良く出来てるなぁ…と思いました。

★15 Into Wily's Fortress 7:44
耳触りはまさに当時のファミコンゲームなんですが、わざわざSE込みで実際にゲームをプレイしているような雰囲気に仕立て上げたのは見事です。 昔、アポロンゲームミュージックサントラで「オリジナルサウンドストーリー」という実際のゲームプレイをシミュレーションしたのがよく入ってたんですが、アレを思い出しました…っていうかそのものですね。 一見、ただ当時のファミコンゲームっぽく作ってますが、2chしか使ってない曲やノイズのリリース音でエコーっぽい効果を入れているのも風呂場エコーの好きなアポロンのサントラっぽくていいなぁ。 …って、実はそこまで意識して作ってたんでしょうか? だとしたらマニアック過ぎ!(^^;)

16 master debater 2:15
強弱しながら延々続けるアルペジオが印象的です。 あと、低音にこだわった作りで「影のラスボス登場」的な雰囲気が結構好きです。

★17 astroglide's theme 5:05
これもNo.16と同じ作者でしょうか。 こちらも低音とアルペジオの使い方が巧いなぁ。 他に特徴的なのは、アルペジオのディレイ感が空間的広がりを持たせるのに良い効果を生んでいますね。 あと、後半の展開がカッコいいので好きです。

18 latex church 2:05
イントロのディレイ感と分厚い低音が印象的&圧倒的でした。 スネア相当?のノイズはもう少し短くても良いかもしれません。

★19 slutfest inc. 1:32
スウィープがかかるベースラインやたまに高音で鳴ってるバッキングの音が独特の雰囲気を醸し出していて好きです。 …というか、前述のバッキングって三角波矩形波ではない音になってる気もしますが…どうやって鳴らしてるんでしょう…? トラッカーだと非矩形波とか出せちゃったりするんでしょうかね??

20 やらない方いいゲーム 1:08
これはアイデア賞ですね。 方向性としてはNo.15に似てますが、最後のオチがなんとも…(^^;) ただ、ファミコンって暴走した時にこんな感じのループになるんでしたっけ?? 私が遭遇したものは、同じ音がずっと鳴り続けるパターンが多かったんですが…こういうパターンで暴走する事もあるんでしょうかね。

21 I don't know what I'm going 2:54
セルフディレイをかけずにバチッと切っているのがむしろファミコンっぽい感じがして印象的です。 この曲の場合、高速アルペジオはもう少し音程感が残っていたほうが良い気がしました。 メロの音の最後でロールする感じはJazzyな雰囲気を醸し出してて良いと思います。

22 Oskari travels to Ur 2:58
他の作品があまりに凝ってるので、このくらいでは普通に聴こえてしまうのですが(^^;)、ストレートに鳴らされた音色がむしろファミコンミュージックっぽい感じがして良いと思いました。

23 Super Reggae 3:20
スウィープのかかるベースラインと低い音程で蠢く高速アルペジオが独特の存在感を醸し出していますね。 この感性はどこから来るんでしょう…? 自分には多分真似できない曲だと思います。

24 ghost gnats 1:10
メロのデチューンが印象的なんですが、イントロはデチューンが薄いせいで音源同士が干渉した不思議な音になっています。 個人的には干渉しない程度までずらしても良かった気もしますが…(^^;) 三角波アルペジオが入るあたりからの後半の曲調はかなり好みです。

★25 Learning and Failing to Fly 4:00
まず曲調がかなり好みです。 それに加えてバッキングも音量を細かく変えることでダイナミクスを出したり、エコー入り/無しを切り替えたり、メロの音色を細かく切り替えたりしており、テクニックやセンス的にもかなりのものだと思います。

★26 King of Hearts 5:00
序盤はところどころ細かく入る高音ピコピコ音がいいアクセントになってます。 高速アルペジオも楽曲の刺激になっていて良いと思います。 同じようなパターンが来ると見せかけて途中で微妙に変えてくるところが妙に凝っててニクイなぁ。

27 Captain Parrot 1:25
シンプルですが、低音でなんか不思議な音が鳴ってる気がします。 音色同士を干渉させてるのか、実は細かく音色を切り替えているのか…どうやってるのかよくわかりませんが、ちょっと耳に残る不思議な音でした。

★28 Snow field 1:27
トリを飾る曲ですが、最後にこの曲が来て不覚にも泣いてしまいました。 カヴァーでこんな事を書くと怒られそうですが(^^;)、オリジナルなので書いちゃいます。 曲自体はモロ好みです…ていうか大好き! 他のトラックと比べるとシンプルな作りですが、音色に微妙にゆらぎを与えていたりするのが良い効果を生んでいると思います。


[Cover Section]

1 ゼルダの伝説 時のオカリナ 〜迷いの森〜 0:33
シンプルで無難な出来だと思いますが、1音1音の発音時間をqコマンドで調整するとメリハリがついてもっと良くなると思いました。

2 SPY vs SPY BGM 0:16
原曲は聴いたこと無いんですが、恐らく原曲もこんな感じなのかなぁ…と。 同じ音源で完コピというのも1つの方向性ですが、今後はそこにアレンジを加えて更に上を目指してみると面白いと思います。

★3 歌劇《カバレリア・ルスティカーナ》より間奏曲 3:06
とても丁寧に作られた作品だと思います。 細やかなビブラートとアタックやリリースの柔らかさでとても上品にまとまっていると思います。 欲を言えば、もう少しダイナミクス(音量変化)をつけても良かったかもしれません。

4 愛と労働の日々〜タイトル〜 0:24
シンプルな出来ですが、メロ・ベース以外のもう1つのパートの使い方がちょっとイマイチな気がします。 休符の部分はメロ等のディレイに割り振るなどすればもっと良くなると思いますし、後半の高速アルペジオ気味の音が練り込み不足な感じです。

5 Candy Galy 2:03
前半のメロディやアルペジオの歯切れの良さは良いんですが、セルフディレイを入れるともっと音に広がりが出て良いかもしれません。 あと、音色をもう少し細やかに変えてみると表情が出てまた面白いかも、と思いました。

6 Mystical Ninja Starring Goemon - Transformed Oedo Castle 1:02
アルペジオのセルフディレイが心地よいです。 中盤にショートノイズ?で音を出している部分が面白いなぁ…と思いました。 あとは、作りが若干ベタなので、もう少し手を入れる余地はあるかもしれません。

7 DJMAX PORTABLE 「BLYTHE」 2:13
拙作の曲、その1です。 色々と新しいことをしようと思っていたんですが、実際に音を出してみるとなかなかうまくいかず、結局は既存のテクニックの組み合わせが主で作ってしまいました。 音色切り替えで色々と細かい表情を出そうとしていたのもその1つなんですが、もしかしたらそのせいで原曲の透明感を奪ってしまったのではないか…と考えるとちょっと微妙かなぁ。 あと、ドラムはショートノイズも含めて全てノイズパートのみですが、三角波キックくらいはやっておくべきだったかも。 ノイズでも結構重いキックが出たのでファミコンっぽいと思ってそのまま使ったんですが、他の作品を聴いてると、やっぱり三角波キックのほうがいいかもなぁ…(^^;)

8 交響組曲ドラゴンクエストIII」より王宮のロンド 2:50
一瞬、ファミコン版の完コピかと思わせるのですが、実際はオケ版をファミコナイズしてあるんですね。 パートごとに音の鳴らし方が細かく変えてあるのはなかなか良いと思います。 あと、薄くで良いので、セルフエコーなんかをもう少し入れてあるともっと良くなるかも、と思いました。

9 ルドラの秘宝-BattleForTheFields- 0:38
なかなかカッコ良く仕上がっていると思います。 序盤の高速アルペジオは、メロと比べると若干濁り気味でバランスが取れていない感がありますが、その他はなかなか良いと思います。

★10 ファイティングポーズはダテじゃない! 3:28
高速・低速アルペジオやスウィープを使った音などがアクセントとなりつつも、メロにしっかり存在感があって良いと思います。 個人的には、中音部が寂しいので、ベースはあと1オクターブ上げても良かったかなー、という気もします。

★11 Prelude in C Major 1:51
えらくヘヴィなキックが印象的です。 ずっと鳴っているアルペジオで音色を微妙に変化させていたりするのも面白いと思います。 ただ、音色としてはかなり面白いものの、ずっとアルペジオってのもなんか寂しいので、ここはアルペジオで2音ではなく、あと1音でメロを入れてみたりすると楽曲としては更に面白くなりそうな気がします。

12 Pitch Black Intrusion 1:15
なかなか良く出来ていると思いますが、もう一捻り欲しいなぁ…といった感じです。 特に欠点は無いんですけど、もう少し惹き付ける何かも欲しいところです。

13 Grandia - Battle 3 1:10
後半の高速アルペジオで畳み掛けるところが妙に海外産ゲームっぽいテイストで印象的でした。 前半のメロはもう少し表情をつけても良かったかもしれませんね。

14 Lennus (Paladin's Quest) - Overworld Battle 0:32
やたら歯切れのいい発音が印象的でした。 ちょっと発音が短すぎる気はしますので、ここをもう少し調整すればもっと良くなるかもしれません。

15 THUNDER FORCE IV OMAKE-2 1:27
サンダーフォースが多分ファミコンでリリースされるとこんな感じ…ってそのまんまですが。(^^;) メロが基本的にディレイ+デチューンのみで構成されているのがちょっと勿体無い気がします。 ずっとデチューンパートに使うのではなく、もう少し他の役割を持たせてみるとより躍動的になりそうな気がしました。

16 Invention No. 1 in C BWV 772 1:03
大変シンプルですが、これだけだとベタ打ちっぽい感じがするので、もう少し1音1音に細かい変化をつけたほうが良かった気がします。

★17 もってけ!セーラーふく[Full Ver] 4:12
元ネタは知りませんけど、矩形波を使った擬似ヴォーカルをはじめ、高速アルペジオとノイズを使ったオケヒットっぽい音とかその他パートも大変よく出来ていると思います。 音色がChibi-techさんっぽいですが…楽曲データが日本語で書いてあるしなぁ…?? むしろChibi-techさん以外がこの音を出しているとしたら驚きです。(@_@)

18 Declaration Of War 1:58
イイ感じでファミコマイズされてると思います。 あとは、メロと三角波のハモりが若干単調な気がするので、もう少しオカズ的な何かを入れても良かったかもしれませんね。

19 平本洸一のテーマ 1:52
なかなかイイ感じだと思います。 特に、動く音のディレイで音に広がりが出ていると思います。(これはppmckの機能を使っているのかもしれませんが) メインメロディの前半はハモりを一瞬鳴らしてからメロディの重ねに入ってますが、重ね部分をもう少し短くしてハモり部分を長くしたほうが全体のバランスがもう少し良くなる気がしました。

20 Shooting Again 0:33
高速アルペジオが濁りすぎて音程感を消してしまっているのが惜しいです。 ここは高速アルペジオの切り替えタイミングをもう少し遅めにしたほうが良かったと思います。

21 ワルキューレの冒険 / 未使用曲 0:25
恐らく完コピなんでしょうが、もう少しアレンジを加えてオリジナリティを出すと良かったかと思います。

★22 Agua De Beber 2:41
メロディのディレイ具合や要所要所で入る高速アルペジオ・ショートノイズがいい味を出していて、かなり良いデキだと思います。

23 タルをまわせ 0:34
ディレイとか高速アルペジオも入っていて普通に良いと思いますが、短い曲なのでもう少しアレンジして曲を展開してみると面白いかも、と思いました。

★24 Cinema Show 3:50
全体的に凝ってますねぇ。 三角波がベースではなく主にSEやキックなどに使われているのが面白いです…が、個人的には低音がゴッソリ抜けている個所が全体バランスとしてイマイチな気がしてしまうので(もしかしたら原曲からこんな感じなのかもしれませんが)、その部分にもうちょっとベースラインを入れて欲しかった気はします。

25 フィナーレ(「ドラゴンクエスト」より) 2:13
ファミコンとオケ版の中間といった趣ですね。 サビの部分で三角波をサブメロに持ってきたりするのが面白いと思いましたが、もう少し1音1音に手を入れるとより丁寧で柔らかい仕上がりになるのでは、と思いました。

26 白鳥(組曲「動物の謝肉祭」より) 2:59
シンプルですが、三角波をメロに持ってきたのは正解だと思います。 三角波は音量変化がつけられないのでその部分で表情をつけるのは難しいかと思いますが、ビブラートをかけるタイミングを音によって変えてみるともっと表情が出て良いかもしれません。 あと、バッキングのアルペジオももう少し手を入れる余地がありそうな気がします。

27 魔法の扉(スペースマコのテーマ) 1:46
うわー、ヤラれた! この曲、いずれ作ろうと思ってたのに。(^^;) メロがちょっと寂しいので、ディレイ部分以外もセルフエコーを入れると良いと思います。 メロだけではなく、全体的にディレイやエコーを強めに入れると、よりマジカルな感じ?が出て良くなるかも、と思いました。

★28 The Alchemist 3:30
細やかな音色切り替えや高速アルペジオ、畳み掛けるような音量変化で圧倒されました。 凄いなぁ…っていうかよくこんな細かい音色変化がかかったのを作れましたよね…(^^;) ここまでやられると完全に脱帽です。 参りました。

29 Chariots of Fire 1:50
イントロ聴いて「何の曲だろう?」と思ったら…アレですか!(^^;) 高速アルペジオに注力しすぎて、メロが疎かになっている気もしました。 もう少しメロを大事に作ると良いかと思います。

30 TO MAKE THE END OF BATTLE 2:05
ゲームミュージック好きなら外せない曲ですね。 よくまとまっているとは思いますが、音にもう少し表情がついてると良かったかもしれません。

31 ZARD/負けないで 4:07
この時期にこの曲ってのが色んな意味でタイムリーですが、50%矩形波でシンプルに鳴らしたメロがむしろ坂井さんっぽさが出ていてコレはコレで良いと思います。 サビ直前で鳴る高速アルペジオのバッキングは逆に曲の透明感を損なっている気がするのが勿体無いです。 あと、余裕があればノイズで刻みを入れても良かったかな、と思いました。 ラストのオルゴール風?の音は凄く良いと思います。

32 Air on G "Swing" 0:52
拙作の曲、その2。 締切が延びたので、締切の日に家に篭って作りました。 製作時間は5時間くらい…ですかね。 本当はもう少し長くしたかったんですが、時間の都合上ここまでが限界でした。 「G線上のアリア」といえば卒業式っぽい(^^;)荘厳な曲ですが、それをスウィングに乗せて如何に軽快に鳴らすかがテーマでした。 思わず口ずさんじゃうような感じ…っていうか、自分で思わず口ずさんでて「コレだっ!」と忘れないうちに作ったのがコレでございます。

33 Blackbird 2:18
三角波メロが存在感があっていいですね。 ソツなくまとまっていると思ってましたが、途中からタイトなドラムが入ることで曲が引き締まって良いと思いました。

★34 クラシカの大冒険(超絶体験版) 3:03
最初のビデオノイズ風の音で「作者はファミコンの事がよくわかってるなぁ」と。(^^;) SEを挟んで実際のファミコンゲーム風に仕立てた手腕は見事です。 一聴した感じ各楽曲自体はシンプルな出来ですが、作者の方はきっと腕があるにも関わらず意図的にファミコンっぽく作ってるなぁ…というのが伝わってきました。 各音の鳴らすタイミングや長さに至るまでちゃんと計算して作ってあるんじゃないかと思います。(素人のベタ打ちとは明らかに違います) 凄い!