スーパーハングオン 20thアニバーサリーコレクション

http://segadirect.jp/Catalog/ProductDetail.aspx?SKU=0101008-04209
というわけで、こちらは先日CDが届いたので早速聴いてみました。
収録されているのは、初代ハングオン、アーケード版スーパーハングオン、CoolRidersより「HANG-ON〜愛のテーマ〜」と、それぞれのアレンジ曲です。
とりあえず、オリジナル音源ですが…ハングオン(初代)はそれなりに音が良くなって良いのですが、スーパーハングオンがちょっとなぁ… 確かに音は良いです。 特に、PCMの金物系(シンバル・ハット)のシャープさが増しているんですが…でもいくらなんでも前に出すぎじゃないですかい??(T_T) シンバルの音がやかましくて、折角のメロディラインを脇役に追いやっている感があるのが非常に残念。 むしろ、もっとFMメロのほうをシャープにして欲しかったなぁ…というのが正直なところです。 あと、その金物系は、なんかイコライザとかでずいぶんHiを上げてるんじゃないでしょうかね…? いくらなんでも当時のハードでここまでの音は出ないと思いますよ。 個人的には、PC-98のFMP(PPZ8)で、16KHzくらいのPCMを44.1KHzに無理やりコンバートして鳴らした音っぽいなぁ…と思いました。(って書き方でわかる人いるのか??)
あと、CoolRiders収録の「HANG-ON〜愛のテーマ〜」…コレ、凄ぇ! この前のEXTRAでアレンジ版を先に聴いてしまったわけですが、アレンジ版だからあんな張り切ったアレンジにしてあるのかと思いきや、まさかオリジナル基盤バージョンの段階であんな凝ったアレンジになっているとは思いませんでした。 ライナーノーツを見ると、これはコンポーザのHiro師匠が自身の作ったサウンドドライバの性能限界を試すべく、あらゆるアレンジを入れたものなんだそうで…なるほど、納得。 それにしても、なんでタイトルに「愛のテーマ」って入ってるんでしょうね…?? この前のライブもそうですが、このタイトルを見る限り、セガサウンドの人は今でもアツいんだなぁ…と思いました。
あと、収録されているアレンジバージョンですが、コレはかなりイイですよ! 私は好み。 ギターが前面に押し出されていて、えれぇカッコイイ仕上がりになってました。 個人的には、コレと「愛のテーマ」だけでも買いだな、と思いました。
ところで、今回のCDのライナーノーツで、スーパーハングオンの『Winning Run』がMicky氏のデビュー作だとわかったんですが…イントロ最後の和音「ダダダダダ!ダッダ〜ン!」がどうしても気持ち悪いのは私だけでしょうか…? セガゲームミュージックは、その後ギャラクシーフォースなどでも「複雑な和音なんだけど何故かスッキリ聴けてしまう」音楽理論を知らない私にとっては魔法のような和音を奏でているわけですが…どうしてもコレだけは間違いなんじゃないかなぁ…と未だに思ってたりします。 その証拠?に、今回のアレンジではこの部分の和音、原曲とは違うみたいですし。(^^;)