「世界樹の迷宮II 諸王の聖杯」 オリジナルサウンドトラック

(Amazon) 「世界樹の迷宮II 諸王の聖杯」オリジナル・サウンドトラック / 古代祐三


というわけで、ここ最近ゲームミュージックの事書いてないぞ!と云われそうなので(^^;)、ちょうど今日5pb.さんから届いた(いつもありがとうございますm(_ _)m)このサントラのご紹介を。
…ていうか、コレは鉄板でしょう。 前作「世界樹の迷宮」でクラッと来た方はとりあえず買っとけ!みたいなw
まず最初に、CDを見た瞬間「デカっ!」って感じ。 前作は2枚組(NDS音源版+FM音源版)でしたが、今回は収録曲が多いのか、3枚組に増えてます。 前作と同様、インレイの曲目一覧やライナーノーツ、収録ループ数に至るまでキッチリと作りこんである印象です。
んで、楽曲のほうですが…前作と同様、お約束の古代音色で奏でられる泣きのエレピを筆頭に、イイ感じに仕上がってます。 音色だけを聴くとソーサリアンあたりを思い起こさせますが、曲を聴きこんで行くと、古代氏が元々持っており、90年代あたりに突き詰めていったクラシックの素養が随所ににじみ出ているのも前作と同じです。
そんなわけで、敢えて前作と違う印象を持つ部分を紹介しますと…個人的に意外?だったのが、Disc1:Tr.08の「情景 鮮血と闇」やTr.14「街景 美しく気高き地」、Tr.16「情景 桜と翼」などで耳にすることができる、ちょっとSCCっぽい雰囲気の音色。 音色萌えな私にはこのへんが一聴してハートにクリティカルヒット 古代氏=FM音源のイメージが(特に世界樹に関しては)強いので意表を突かれました。(PSG(50%矩形波)ならまだドラスレファミリーとかアルガーナあたりを連想するのですが^^;) …とかいいつつも、Tr.08に関してはリズム隊がファンタジーゾーンなどを思い起こさせる敢えてFM音色で作ったものだったりするところがニヤリとさせられます。 他に印象的だったのが、Disc2:Tr.07「戦場 戦慄」でしょうか。 前作のラスボスあたりはプログレっぽい感じでしたが、ライナーノーツによると今回はヘビメタだそうで。(あと、コナミくさい派手なオケヒが鳴りまくりなのは絶対狙ってやってますよねwww) ただ、ギターパートはFM音色かと云われると微妙で、特にイントロとかはPCMかな?といった雰囲気。(ザ・スキームの「COWARD!」あたりを思い出した) この曲に関しては、ギターの質感から特にPC-88(FM音源)版とNDS版の印象が違って聴こえます。 PC-88版のほうが若干ヘヴィですが、NDS版は音が軽いものの、こちらのほうが楽曲としてはまとまってる印象でした。(でも派手なPC-88版も捨て難いなぁ)
上記以外の曲に関しては、最初に書いたとおり前作のファン&80年代の古代ファンなら間違いなくヒットすると思いますので是非。 …でも、敢えて欲を云えば、ここまでやるならそろそろポップンロール調の曲も聴きたいなぁ、といった感じでしょうかw この手の曲は最近なかなか聴けないのですが、この作風は封印してしまったのでしょうか…(T_T) 是非復活希望!
最後にコレも書いておきたいんですが…世界樹の迷宮って、(前作も含めて)曲名がイイなぁ。 例えば「風は勇者を引き寄せん」「悲しき氷の守護者」「響く剣戦の調べ」とか。 ゲーム自体は未プレイですが、タイトルだけでも色々と想像でき、コレだけでご飯3杯はイケますw タイトルで気になるのが、エンディング2とゲームオーバーの曲名の前にある「400」「14」という数字。 コレってどんな意味があるんでしょうか…? 個人的な予想だと、コレは古代氏が作曲の際に振った番号で、消し忘れてそのままタイトルになっちゃった…って予想してるんですが、実際のところどうなんでしょう? 教えて、中の人!w