最近のEGG MUSICのラインナップが凄い!

http://www.amusement-center.com/project/emusic/index.shtml
というわけで、こちらはMP3配信で特にCD化されていないオールドPC系サントラに強いEGG MUSICです。
最近、本気でエライ事になってます! 特に大充実なのが、会社はお亡くなりになったのに未だに新作サントラがリリースされるTELENET/WOLFTEAM系とArsys系でしょうか。
前者は、今ではスターオーシャン等で有名な桜庭統氏が楽曲を担当していたWOLFTEAMの初期作品群はもちろん、最近追加されたTELENET初期作品群も大充実でえらい事に! 個人的に驚いたのが、前代未聞の162曲収録のミュージックディスク「TELENET MUSIC BOX」がラインナップに追加されていること! これはTELENETの初期作品のBGMを一挙に収めたミュージックディスクで一時期すんごく欲しかったんですが、オークションでも結構高値がついてて半分諦めかけてました。 流石にこんなのが出るとは驚きですが、更に驚いたのが単なるサウンドを集めたものではなく、一部楽曲は音色差し替え等の調整が行われており、ゲームバージョンとは異なったものが聴けること! なんでしょう、この凝りよう。 それを配信で気軽に聞けちゃうなんて…いい時代になったもんです。 個人的に特にお気に入りなのは、「女神転生」。 メガテン自体は今でも続くシリーズですが、実はPC-88で全く別のゲームとして出ていました。(残念ながらプレイしたことは無いのですが…) テレネットのメインコンポーザである小川史生氏(「しのぶ」と読むそうです)の甘美なアルペジオと、後に「エメラルドドラゴン」でブレイクする恋瀬信人氏の強力タッグが奏でる、儚くも美しいメロディ(アルペジオ)の数々は素晴らしいの一言に尽きます。 特に好きなのは、小川氏が作られた「Romantic hell」という曲。 曲名からも色々想像してしまうのですが、甘美な地獄に堕ちていく情景をアルペジオで表現した見事な曲…なんですが、どうもこの「MUSIC BOX」版での調整がイマイチなのが痛い! このアルペジオ矩形波でしょ!!!ってどうしても背中がむずがゆい感じがして残念感が強い結果に。 ここは是非、オリジナルの女神転生もサントラ化して欲しいところですが…難しいのかなぁ、やっぱり。 ちなみに、過去に「テレネット ゲームミュージックコレクション Vol.1」というCDに収録されているのですが…残念ながらプレミアCDとなっており、中古相場は軒並み1万以上といったところです。 これより安ければ買うべし! あと、恋瀬氏の曲では、「イザナミ」「Bright morning」が秀逸です。 特にこの2曲は真っ白いキャンバスに淡い水彩画で描かれたような情景が眼前に広がるような、優しくも美しい曲です。 このへんは特にエメドラあたりの作風の片鱗を色濃く感じます。 あと、WOLFTEAM(桜庭氏)系だと、普通にオススメなのは「斬 〜夜叉円舞曲〜」でしょうか。 この作品は「斬」シリーズの中でも一番ドラマチックな曲で、特にバトル系の曲は今も脈々と続く桜庭節を強く感じます。 あと、個人的に推したいのが「斬・GEAR」。 そもそもゲームギアのサントラという時点でレア度が高いんですが、矩形波で奏でられる桜庭節の気持ちいいことといったらもう! これはマジでオススメですので是非。
そしてもう1つ、Arsys系なんですが…なんと、スタークルーザー全機種のサントラが登場! 以前サイトロンから出たサントラはPC-88版しか入ってなくて、他機種ユーザ(特にメガドライバー)は残念な思いをしたと思いますが、今回は全機種聴き比べという贅沢な聴き方が出来ます! この中で特にオススメなのが、やはりメガドラ版! 初めてPCMドラムが入ったメガドラ版は、その分をFM音源に割り当てることもできたせいか、他機種とは一線を画した完成度の高さです。 しかも、メガドラ版でしか聴けないオリジナル曲やアレンジ曲もあります。(逆にPC版から削られた曲も結構あるので、このへんは評価の分かれるところかも) 個人的に好きなのが、「Star Cruiser」と「遥かな宇宙へ」です。 どちらもPC版からあった曲ですが、メガドラ版では乾いたPCMスネアがイイ味を出してるなぁ、と。 また、後者はPC版と調が違うんですが、個人的には断然メガドラ版のほうが好み。 むねキュンですよ!w あと、特筆すべきなのが、X1のPSG版。 全機種で唯一PSGだけで奏でられる楽曲ですが、とにかく凝ってる! 全てがいい効果を生んでいるわけではないので色々と試行錯誤しながら作ったんだと思いますが、音数を補うべく涙ぐましいチャンネル割りが行われており、特にPSGをいじったことのある人にとってはもう涙なしには聴けません! 音に広がりを出す為、最初の数フレームだけデチューンにして残りを和音やバッキングにまわすなどの涙ぐましい努力があったり、「Mini Boss」なんかは本当に細かく音を動かすことによって、原曲をも凌ぐ緊張感・焦燥感を出しており、本当にによくやった!と、思わず唸ってしまいました。 こちらも是非!
…PSG版で思い出したんですが、他にも珍しいものとして「ウイバーン」IBM-PCのPSG版なんてのも出てます。 コレもスタークルーザーと同じく山中氏の作曲で、X1版スタークルーザーで見られたような作風の片鱗を感じます。 あと、「リバイバー」のサントラでMSX版が無かったことにされているのが気になって、この前M3に来ていたhallyさんに伺ったんですが、MSXとX1は音源が同じで(正確には、大抵のMSX2には「MSX-ENGINE」というカスタムチップが入っており、音質が若干違う…らしい)かつMSX版のほうが曲が少ないので収録を見送ったとの事でした。 とりあえず、それは納得したんですが、M3で配ってた無料配布CDの

って誤植は流石にどうかとw これじゃ飯屋になっちゃうじゃん!ww (正しくは「MASAYA」と書いて「メサイヤ」と読む…ってこっちのほうが難しい気もする)