P.S.すりーさんが妙に泣ける件

(Amazon) P.S.すりーさん (GAME SIDE BOOKS) (単行本(ソフトカバー))



というわけで、最近妙に話題のこのマンガ、私も読んでます。(まだ全部は読み終わってないけど…^^;)
簡単に書くと「ゲームねた満載の4コママンガ」ということになってしまうのですが…それだけに終わらない魅力がこのマンガにはあります。
このマンガに出てくるキャラは基本的にゲーム機を擬人化したアイドルという設定なんですが、これがみんな妙にハマってて、主人公の「すりーさん」(PS3)は「偉大な母(PlayStation)と絶大な実績を持つ姉(PS2)の後を任された期待の新人…なんだけど、ヒット曲(ソフト)に恵まれず涙で枕を濡らす日もある」みたいな感じ。 ライバルのキャラもそれぞれのゲーム機の特徴や環境なんかをよくとらえていて、要はキャラが立ってるわけですな。 でも、この手のマンガはどうしてもマニアック一辺倒な路線に走りがちなところですが、「すりーさん」は違います。 擬人化されているとはいえ、みんな妙に人間くさいんですよ。 特に主人公の「すりーさん」は優し過ぎるキャラ設定になっていて、他人(他機種)が売れていくのを横目に自分の不甲斐なさに思わず悔し涙とか。 でも、そんなのを見られたくなくて、他人を立てて気丈にふるまうんだけど、他人の優しさに触れてこらえきれずにやっぱり号泣とか。 な、なんてイイ子なんだ!(ずぎゅーん) PS3(本物)は正直今でも魅力あるハードとは思えないのですが(スマン)、本当に「すりーさん」だったら何台でも買ってあげるから! 泣かないで!!…なんて思わず思ってしまいます。 SONYはカッコつけなCMなんかやめて、「すりーさん」モデルを今すぐ出すべき!なんて本気で思ってしまう今日この頃。 …こんな調子で感情移入してしまうので、読んでると、思わずこっちまで感情移入してきちゃってもらい泣きしてしまうので、電車の中では読めません…(T_T) こんなマンガを描けるなんて…作者のIKaさんの人柄もこんな感じなんだろうか…なんて想像してしまいますね。
キャラのインプレッションはこのへんにして、このマンガのメインディッシュである「ゲームねた」ですが…これはかなりハイレベルです。(いろんな意味で) 新旧数々のゲームねたがさりげなく盛り込んであって(Tシャツの文字や背景の看板は必ずチェックだ!)、それがわかるのとわからないのでは面白さが100倍違う!といっても過言ではないと思います。(実は私もわからないネタがいくつかあるような…^^;) 親切にも、この単行本では脚注としてそのネタのヒントが載っているので、割とネタに気づきやすくなっています。 そういう意味では、ゲームと共に生きた我々の世代あたりで確実に「おっさんホイホイ」な本でもあると思います。 そういう向きにも激しくオススメ!(そういえば、このマンガって全体的にドット絵っぽいところもまたツボなんですが、作者はWindowsの「ペイント」でコレを描いてるらしい! 驚愕…)
ちなみに、このマンガに関しては色々とキャンペーンをやってまして、まずAmazonで買うとPC用壁紙がもらえます。(詳しくは「応援キャンペーン」のバナーをクリック!) コレがまたイイ! 癒されます。 うちはWXGA間違えた…UXGA環境なので、普通壁紙ってそんなに大きいサイズのやつはダウンロードできないんですが、この壁紙キャンペーンではWXGAUXGAサイズの壁紙もあったりするのが素晴らしい! 皆さんも是非!! あと、書店によってはしおりを配っていたり(こちらは在庫僅少らしい)、更にはブログで紹介するとクリアファイルまでもらえちゃうらしいので、皆さんも是非! …ていうか、応援キャンペーン抜きにしても面白いマンガなので、皆さんも是非お試しあれ!