遊戯音楽的掘り出し物

私の趣味ということで、宮崎で(というか宮崎に限らず)必ずやるのが中古CD屋&古本屋巡礼。 昔は結構レアなゲームミュージックなどの掘り出し物もあったんですけど、最近は不況のせいか老舗の中古CDショップが潰れたり、ゲームミュージックの品揃えが良かった大手楽器店がCDの取り扱いを止めてしまったりして、結局はBOOKOFFばっかかよ!って状況なんですが、こんな中でも穴場があるんですねぇ。 実は毎回実家に帰る度にチェックしている老舗のレコードショップがあります。(穴場なので敢えて名前は伏せますが…地元の人なら判るかも) 外見は演歌のポスターばかりが並び、中に入っても演歌のカセットテープ(!)がずらりと並んだようなお店なんですが…実は、ココはゲームミュージックも取り扱っており、表からは判りづらい場所に行くと、今や関東ではまず見かけないレアなCDが新品で売ってたりします。 しかも、今回は(流石に売れ残ってると困るのか)ゲームミュージックは新品なのに全品半額セール中!というわけで、実は微妙に(もしくはかなり)プレミアのついているようなやつも含め、6枚ほど買ってきました。(沢山購入したんで、店主の方から余ってたL'Arc〜en〜cielの販促Tシャツまで貰ってしまった…^^;) 買ってきたのは下記の6枚。



  1. バトルサーキット(カプコン
  2. ロックマン バトル&チェイスカプコン
  3. クーデルカSNK/サクノス)
  4. マジカルトロッコアドベンチャーセガ
  5. LAマシンガンズセガ
  6. 小さな巨人ミクロマン(タカラ)

以下、軽く感想なぞを。

(Amazon) バトル・サーキット


正直なところ、良くも悪くも当時のカプコンサウンド、って感じ。 Qサウンド搭載の時期で全体的に音が軽く浮いた印象。 楽曲自体もさらりと聞き流せる感じであまり印象に残りませんでした… ただ、こういうやつって暫く寝かせて忘れた頃に聴くと印象が変わったりするので(^^;)、もう少し寝かせておこうかな、と。 当時のカプコンテイストが好みであればオススメ。

(Amazon) ロックマン・バトル&チェイス


確か、秋葉原では某店のショーケースで1万オーバーの価格がついていた気が。(Amazonでは更にヒドい事に…) 楽曲はロックマンからのアレンジを中心に?色々なテイストの楽曲が入っており、中には演歌まで! バラエティに富んだ面白いサントラだと思いますが、私自身はロックマンにあまり馴染みが無く、楽曲もそんなに知らないのでそういう意味では面白みが半減しているのかも。 どちらかといえばファンな人が聴いたほうが面白さを理解できるのかなぁ…と思ったり。(逆に大胆なアレンジに賛否両論あったりするんでしょうか…?)

(Amazon) KOUDELKA(クーデルカ) ― オリジナル・サウンドトラック


今や亡きサイトロン(旧)から出たサントラで、作曲は先日ご紹介した菊田裕樹氏です。 Amazonのレビューでは正直消化不良でイマイチという声も多いんですが、私はそこまで酷いとは思わないけどなぁ…(確かに印象的な曲は少ないかもしれませんけど) まぁ何よりもこのサントラが新品で手に入ったってことだけでも奇跡!ってことで。

(Amazon) マジカル・トロッコ・アドベンチャー ― オリジナル・サウンドトラック


こちらはセガアーケードゲーム。 確か、トロッコの形をした筐体を昔ゲーセンで見かけた記憶がありますが、アレのサントラなんでしょう…多分。 オケ物中心ですが、楽曲のテイストはカートゥーンっぽい感じですかね…ディズニーランドのアトラクションとかでかかってそうな雰囲気。(※筆者は25年ほどディズニーランドに行ってないので本当かどうかはわかりません) 緩急のついたサウンドは「冒険活劇」って感じで結構好みかも。 コレはなかなか良かったですねぇ。

(Amazon) L.A.マシンガンズ ― オリジナル・サウンドトラック


こちらは同じセガガンシュー…ですかね。(あんまり詳しく知らない) 作曲は、バーチャロンシリーズを手がけた小林(小山)健太郎氏。(ていうか、このCDのライナーを見るまで小林氏と小山氏が同一人物だなんて知らなかったよ!^^;) そんなわけで、途中デジロックっぽいハードな感じもありつつも、やっぱりバーチャロン臭満載な感じw バーチャロンのテイストが好きなら多分ハマる感じのアルバムです。 見かけたら是非!

(Amazon) 小さな巨人 ミクロマン オリジナルサウンドトラック


元々は子供向け玩具だったそうですが、こちらはPS版ゲームのサントラ…っていうか、こんなの出てるなんて全く知りませんでしたよ。(^^;) 曲調としては、何故か過剰なオケヒットや目立つベースラインのコナミ臭満載な曲(主にIZUMIさんの曲っぽい雰囲気…なんだけど多分コナミは絡んでないと思う)が結構あったりして、妙に濃い目の味付けに。 90年代初期のコナミテイストが好きな人には結構タマラナイ感じではないでしょうか…というわけで、実はコレ一番の掘り出し物だったのかもしれない。 もし見かけたら即買い推奨。
んで、このサントラなんですが、やる気があるのか無いのかよくわからない曲名も魅力だったりします。
↓こんなの。

…どんだけアクロイヤー!…っていうか、お前誰だ?w
そんなわけで、今回は掘り出し物という意味でも大漁でございました。 廃盤のCDはついつい中古屋で探してしまいがちですが、実は「町のレコード屋さん」にこそ掘り出し物があったりするのかも。(そういや、5年ほど前に某店でラグランジュポイントのサントラを新品デッドストック半額で手に入れたことあったんだよなぁ…今やこのCDもBOOKOFFでさえ15,000円(!)するらしいし) こんなのがあるから、CD屋巡りはやめられない私なのでした。