ふぁミク(FaMiC) テストリリース公開!

http://taka-p.homeip.net/dtm/tools/datas/famic0.6.zip
※3/11 23:30追記: 正式版を公開しました!! 詳しくはこちらのエントリーで。
※3/1 22:40追記: とりあえずのサンプル曲を作成しました。 こちらからどうぞ。(MML/NSF/MP3を同梱しています)
※3/1 18:00追記: 母音の一部発音を調整した「Vresion 0.6 (Test release 3)」に更新しました。 既にデータ作成中の方は、0.6のtemplate.fmcから音色データのみ差し替えてください。

※2/25 22:10追記: 一部環境でファイルオープンに失敗する問題を解消した「Version 0.51 (Test release 2)」に更新しました。 旧バージョンをお使いの方はお手数ですが更新をお願いいたします。m(_ _)m

というわけで、今年に入ってずっとやってました「内緒のプログラム」がコレです!
ファミコン音源をMMLを使ってユーザレベルでいじれる「MCK」が登場して早や?年(7年くらい?)。 ファミコン音楽コンペティションである「Famicompo」は初代Famicompoの開催後、、「mini」に引き継がれて既に6回(本編5回+CLASSICAL)開催されており、「Vol.5」では遂にエントリー数が100作品を超えるまでになりました。
中でも、初代Famicompoのエントリーにして、あまりにも多くの人に(いろんな意味で)鮮烈な印象を残した1曲が、Chibi-Tech氏の作った「Miko Miko Nurse」ではないかと思います。 矩形波だけでヴォーカルパートをあそこまで的確に表現したその技術と手腕は、ネタ云々を抜きにしても聴く者に強烈なインパクトを残したのは事実で、私もそれに魅せられた一人です。
私も、それに負けじと、Chibi-Tech氏とは違う観点で、これまで何度か「如何にしてファミコン音源で唄モノを本当に唄ってるように聴かせるか」という命題に挑戦してきました。 それが、私の提唱する「唄うファミコン化計画」です。 いくつかの形で表現してきましたが、その中でもディスクシステム音源(FDS)の波形メモリを使った表現が最も再現度が高く、Famicompo miniでも過去に「Daisuke」(Entry#19)「Love -piano trance mix-」(Cover/Entry#1)といった楽曲で成果として挙げてきました。
そして今回、「FDS音源によるヴォーカル表現」を、もっと簡単に、(ppmckさえ使えれば)誰でもできるように…と、考えて作ったのが「ふぁミク(FaMiC)」です。
このツールを使うと、音声表現において今まで細かく手動で設定する必要があった、FDS音色の組み合わせ・音階・音長を、簡単なFaMiCトークン(ローマ字)一発で記述することができます。 あとは、FaMiCを通してppmck用のMMLに変換した後、そのままppmckcに通せばNSFファイルが出来てしまいます。(mumml用の定義ファイルも同梱してますので、これを使えばFaMiC+ppmck用のMMLファイルを保存するだけでNSFファイルを自動生成し、演奏させることも可能です)
但し、ファミコン音源のスペック上(と私の技術)の限界がありますので、流石に「初音ミク」のように流暢な音声合成を行うのは困難です…が、逆にこのくらいのほうがボコーダーボイスっぽい味が出ていて面白い、と思ってくだされば幸いです。(要は気の持ちよう…か?^^;) ppmck使いの皆様(及び、これを見てファミコン音楽作成に興味を持った方)は、是非お試し戴ければ幸いです。m(_ _)m
まだ、あんまりマトモなサンプルが無いのですが、試しにこんなの作ってみました→(MML・NSFMP3) つまらないものですが、元ネタ知ってる方はニヤリとして戴ければこれ幸いです。(ついでに誰か続きを作ってくれるともっと嬉しい^^;) これを聴いてFaMiCの可能性を感じた方は、是非色々挑戦してみてください。
なお、本ソフトは現在テスト公開中の段階につき、とんでもないバグが混ざっている可能性は捨て切れません。(実際、公開直前にとんでもないバグを見つけて慌てて直したばっかだし^^;) もし、重大なバグを発見した方がいらっしゃいましたら、ご報告戴ければ幸いです。m(_ _)m 特に問題無ければ、サンプル曲をつけて3月中に正式公開できれば…と思ってます。
ちなみに、本ツールは元々、1年くらい前?にbaddyさんからアイデアを戴いたものです。 確か、ファミレスで色々話してたときに「FDS使って唄わせるやつ、結構良く出来てるから、アレをツール化してもっと色んな人が使えるようにすると初音ミクみたいで面白いんじゃない?」みたいな話があって、それからずっと企画だけ温めてました。(温めすぎて危うく腐りかけでしたが…^^;) 随分と公開まで時間がかかりましたが、baddyさんの助言が無ければ、このツールは無かったと云っても過言ではないと思います。 遅くなりましたが、本当にありがとうございました。m(_ _)m