M3御礼と今後の仕込み諸々

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http://www.geocities.jp/zed_gamelegend/
というわけで、先日5/5に「M3-2009春」が開催され、無事終了することができました。 おかげさまで、FMPSGの新譜「FMPSG011 -kaleidoscope-」はほぼ完売、私個人の新譜で持っていった「唄うファミコン化計画−序章−」もかなり反応がありました。 お買い上げ&お聴きくださった皆様、本当にありがとうございました。m(_ _)m
ちなみに、(恐らくあちこちで散々書かれているとは思いますが)当日はあまりの人の多さに大変な事になっていたようです。(当日は、会場(※場外じゃありません)で「只今、一方通行の交通規制中です」という激しく有り得ないアナウンスが流れた!)ここ最近はキャパの限界を感じていた折、ついに次回からM3の開場がPiOから別の場所に移るそうです。 確か、サークルFMPSGはPiOに移った頃から毎回参加してましたので、当日の「ありがとうPiO」のポスターを見た時はちょっと感慨ひとしおといった感じでした。(…が、正直ここまでデカいイベントになろうとは…それより前はパルセラで何度か参加しましたが、最初の頃はまだ会議室1つ分くらいの広さだったんですよね…確か) ていうか、チバラギ県民には遠いぜ!(T_T) 会場はこのままどんどん西に行っちゃうんですかねぇ…

…で、今回の新譜「FMPSG011 -kaleidoscope-」の1曲目に収録した「Swingin' by HUDSON」という曲なんですが、動画サイトに全編をアップしました。(本当はM3前にアップしたかったんですが間に合いませんでした…^^;)


動画ということで、「荒城の月−ご乱心−」の時と同じく「VirtuaNES」で収録しましたが、FMPSG011 -kaleidoscope- に収録されているのは実機録音版です。 なので、聴感に若干の違いがあるとは思いますが、元々の作成ではVirtuaNSFを使っていたので、こちらのほうがトータルバランスとしては聴きやすいかもしれません。(ただ、ビットレートの関係でちょっと音が割れてる部分があるかも…T_T)
この曲に関しては以前の日記でも書いたとおり、元々はこれらの楽曲の作曲者である国本剛章先生へのプレゼント用に作ったものでした…が、折角なのでFMPSG011に収録して良いかを伺ったところ、幸いにもご快諾戴けましたので、一部のアレンジを変えて収録が実現しました。 アレンジの方向性としては、聴いておわかりのとおり、モロにスウィング調です。(これは以前、Famicompo mini CLASSICALで試した「Air on G "Swing"」と同じ曲調です。 私の曲はついつい色々と「やりすぎ」てしまうので、これはほぼ唯一万人受けしたアレンジかもしんない^^;)
なお、今回はVRC6を使ったので、より厚みのある和音とベースラインが実現できました。 また、ベースをVRC6の鋸波にまわしたことで、空いた三角波アルペジオやサブメロなどに使い、なかなか面白い効果が出せたと思います。 あと、これまた「CLASSICAL」には無かったDPCMドラムを使って厚みの増したリズム隊も、故意に色々なパターンを試してみました。(後半はショートノイズのライドシンバル(のつもり)がウルサイとか云われそうな気もしますが…^^;) しかし、何が大変だったかって…今回は流石に曲が多い&長い(ついでにチャンネル数も多い)ので、「Air on〜」のように簡単にはいきませんでした。 私はコード理論など全くわからないので、相棒のGZ-5(カシオのミニキーボード)で和音を鳴らしつつ、できるだけ気持ち悪くならないように(でもタマには意図的に前衛的っぽい不協和音を試しつつ)、かつ疾走感を崩さないような譜割りを試しながら作っていきました。 前回の「Air〜」は数時間でしたが、コレは結構かかったんじゃないかなぁ…何はともあれ、こんな感じに出来上がりましたので、お聴き戴ければ幸いでございます。m(_ _)m
ちなみに、こういうアレンジばっかりやってると「ジャズ(スウィング)をよく聴くんですか?」とか割と真顔で云われたりするんですが…本当の事を云うと、その手の音楽は疎いほうです。(むしろ、「スウィングジャズならコレは聴いとけ」みたいなスタンダードなのがあれば教えてください。 今度、参考に聴いてみたいと思います) 結局、こういう手法もゲームミュージック経由で知ったりしたわけで、自分にとって幼い頃聴いたゲームミュージックの影響って大きかったんだなぁ…と実感。 最初にこの曲調を耳にしたのがどれだったのかはハッキリしないのですが、思い出せる最も?古いのはたぶんアイスクライマーのボーナスステージとかじゃないかなぁ…多分。 それに、原曲作曲者の国本先生も、こういう曲調のものが少なからずあって、特にPC-Engineの「カトちゃんケンちゃん」の曲なんかではかなり本格的にジャズっぽい曲も流れたりしますね。 あと、昔のゲームミュージック(特にコナミ系)に多かった通称「12beat」(音楽用語では「シャッフル」というらしい)も、結局はスウィングの長音部分を刻んでるだけと思えば非常に近いわけで、これもゲームミュージックとスウィングジャズの近さなのか?と思ったり。
…なんだか色々くっちゃべってなかなかまとまりませんが(^^;)、とにかく今回は国本先生に大感謝!でございます。 どうもありがとうございました。m(_ _)m なお、国本先生は現在、いくつかのアマチュアバンドでライブ活動を行っており、本日5/10も「REYES」としてライブを行うそうですので、お時間のある方は是非!(…とか書きつつ、私は色々やること目一杯で行けそうにないです…スミマセンT_T) あと、FMPSGの新譜も、今度のゲームレジェンド(後述)に少し持って行きたいと思ってます。(っても、現段階で4枚しか余ってないので、増産が間に合わなければ4枚しか出せませんが^^;) 興味を持たれた方はこちらも是非!



続いて、こちらも以前書いた話なのですが、SOU1先生の楽曲のファミコン音源パートを一部私が担当しました「ミカドサントラ」が、次の日曜(5/17)のグランドオープン時に100円で頒布されるそうです。(※5/10 12:50追記:リンク先が間違っていたので修正しました。 関係者の皆様、申し訳ございませんm(_ _)m) これに関しては、ニコ動に試聴動画がアップされました。 非常に愉快な仕上がりになってるようですので、是非一度聴いてみてください。

…なんか私の写真まで出てるんですが!!! しかも何故かSOU1先生よりもデカいしw ていうか、あの曲ってSOU1先生の手で95%程完成しており、私がお手伝いしたのは本当にちょこっとなんですよ。 なので、私の写真なんて8x8dotもあれば十分ですってばw なお、当日は何やらプチイベント的なものもあるらしいので、お時間のある方は是非足を運んでみてください。 とりあえず、蛍の光のフルバージョンを早く聴きたいw


さて、もう1つ。 M3-2009春に続き、5/24(日)に開催されます「ゲームレジェンド」というイベントでは、またもやPulseTherapyの中の人として出る予定です。 当初、イベント連続だと曲集まんないから、shun._せんせが適当にみつくろってEP的な何かを出す…って話だったのですが、なんかせんせが急に「唐突!パルセラ社長」に大変貌(※元ねたわかんない方は「謎のゲーム魔境」シリーズでどうぞ)して、「新譜は60秒×60曲で60分のアルバムだ。 それ以外は許さん。」ということになっちゃったので(※かなり誇張)、なんかエライ事に。 …ていうか、それは既にEPじゃねぇw
コンセプトは本当に前述のとおりで、先週くらいの段階で既にせんせは曲ストックが20曲以上(!)あるらしいです。 60曲まで行くかどうかはわかりませんが、パルセラの新譜としては今までにないような、なんかエラい事になりそうな予感。 面白そうなので、最初は5月新譜には曲を出さないつもりだった私も、空き時間を見つけてちょこちょこ曲を作ってます。 とりあえず、こんなのとかこんなの。 最近、原曲をあまり壊さない方向が強かったので、今回は逆に原曲のメロを1音単位で分解し、新たなフレーズを作るという実験をやっています。 前者はディグダグのステージクリア、後者がグロブダーのネームエントリーの曲なんですが…皆さん、気づきましたか? あんまり壊すと原曲がわかんなくなるのでサジ加減が難しいところではあるんですが、まぁ今回は1曲1分前後ということで、色々と実験的なものもやってみようかと思いまして。 あと、後者に関しては恐らく聴いた瞬間に気づいた方もいらっしゃろうかと思いますが、実はテクニクビートのMOTOSのアレンジパターンをほぼ踏襲しています。(安井先生ごめんなさい…m(_ _)m) もちろん、元ネタであるテクニクビートのMOTOSは超大好きなんですけど、コレ聴いたときに「もし別のゲームの曲を使って同じパターンで曲を作るとどんな感じだろう?」とずっと思ってまして、今回生贄になったのがグロブダー、というわけです。 正直、グロブダーはモトスの絶妙なマイナー感とは正反対の割と能天気で明るいメロなので、イメージのギャップが結構あったんですが、まぁコレはコレで面白いかな、と。 なお、グロブダーだけだとメロのある曲がほとんど無いので、実はイントロと最後のマイナーな部分はフォゾンからも曲を借りてきたりしてます。(今回の試聴には入ってませんけど) まぁ、何はともあれ結構面白いデキになってますのでご期待戴ければ、と。
…あと、最近なんとなく封印してた兄貴的ゲイ芸風を復活させたいなぁ、とか思ってます。 脳内構想はかなり出来上がってるので、こちらも(間に合えば)入れますので是非!