ふぁミク２ベータ版公開
http://taka-p.homeip.net/dtm/tools/
というわけで、既にお気づきの方もいらっしゃるかと思いますが、予告どおり「ふぁミク(FaMiC)」の新バージョン（ベータ版）を作りましたので、Webサイトで公開を開始しました！（ご存知無い方の為に書いておきますと、「ふぁミク(FaMiC)」は、ファミコンのディスクシステム音源(FDS音源)を使ってヴォーカルっぽい表現を簡単に行う為のppmck用補助ツールです）
バージョン２の変更点は以下のとおりです。
下の２つは大した変更ではないのでとりあえず置いといて、上の２つは結構大きな変更ですので軽く説明します。（付属ドキュメントにも簡単には書いてますけど）
まず、「音量アップ」に関してです。 これは結構あちこちから「FDSパートの音量が小さくて他のパートと音量が合わせづらい」という話は聞いてましたので、今回のバージョンアップにあたり、音色データをいじって音量を少し上げました。 これで、以前よりはパート間の音量を合わせやすくなったのでは、と思います。
ただ、音量を上げることによる副作用もありまして…波形がどうしてもclipする（レベルオーバーした分が切れる）現象が出てしまう為、1.0と比べると音色の聴感が若干変わってしまいます。 なので、音色がどうしても気に入らない！という場合は、そのまま1.0を使って戴くのも手かと思います。 …が、Famicompo mini に応募する場合、NSF形式でデータ配布される関係で、拡張音源のパートバランスは作者の思い通りというわけにはいきません。 正直、V1.0のときは「どうせFDSパートはパラで録音するので、そこまで音量を大きくする必要も無いかな」と思ってたりしたんですが、Famicompo miniにおいては音量バランスが極端に悪いと減点対象になる可能性がありますので、音量を出来るだけ上げる方向でいじりました。
ちなみに、clipした部分は、音の割れを抑えるためにMumemを使って手でちょっとづつ修正しています。 ただ、「オ」の音だけは何故か音割れが酷くて修正にも限界があったので、結局はマウスを使ってソレっぽい音色を手描きして音色を作りましたｗ
そして、もう１つの「音色セットの切り替え」が今回の目玉です！ これは、以前「BlythE」のふぁミク版を作った時に感じていた「ふぁミクはネイティヴ英語のような微妙な発音に弱い」という弱点を克服する１つの手段として考案したものです。 要は、最初っから微妙な発音の音色セットを持っておき、必要に応じて切り替えるということです。 これにより、今までよりもバラエティに富んだ発音パターンが使える（はず）なので、工夫次第ではよりソレっぽい音に聞かせることも可能…だといいなぁ。（願望）
あと、この修正の副作用？として、プリセット音色を組み合わせるだけでユーザが自分で好きな音色キャラクターセットを作り出すことができるようになりました。 もっと簡単に書いちゃうと…VOCALOID全部入り！（ただしファミコン版）って思っていただければ判りやすいかとｗ もちろん、最後の「（ただしファミコン版）」ってのが曲者で、ハードの制約上、どんだけ頑張ってもVOCALOIDほどの精度は恐らく出ないわけですが(^^;)、今までよりも組み合わせの幅が広がって、使い方次第では面白いことが出来るんじゃないかなー、と。
なお、ベータ版なのでエラートラップはちょっと手を抜いてます…変な数値とか入れると飛んじゃう可能性があるのでどうかお手柔らかにお願いします…(^^;) また、バグ報告は大歓迎ですが、Famicompo miniのデータ作成が忙しくなりそうなので、すぐには修正できない可能性が高いです。 そのあたりはご了承戴ければ、と。
そんなわけで、ちょうどFamicompo mini vol.6のエントリー期間中でもありますので、これを機に是非お試しいただければ、と。
とりあえず、環境が整ったのでやっと楽曲製作に取りかかれそうです。 楽曲は既に決めてますが…今回は非常に有名な曲なので誰かと被りそうな気もする…（っても30歳以上じゃないとわかんないかもしれませんが^^;） でも、もし被っちゃっても負けないよう頑張りたいと思います。
…あ゛。 その前にFMP Music Diskの投稿を先に終わらせないと！！(T_T)
折角なので、（拙作のデータ以外も含め）ふぁミク（いずれもふぁミクのVersion1.0だと思います…たぶん）を使った楽曲がいくつかニコ動に投稿されてますので、いくつかご紹介します。（他にも見つけたら教えてください） こんな感じでファミコンが唄ってるっぽく聴こえますので是非。(^^)
