FMP Music Disk 9 届いた!

http://www.fmp.jp/v9special.html
というわけで、私も楽曲参加した「FMP Music Disk 9」が(参加記念ということで)自宅に届きました!(骨折飲料さん、ありがとうございます)


今までとは異なり、今回はWindows版+MP3データつきなので、FD+2CD-Rという豪華な構成。 …とはいえ、むしろ今になって3.5"FDを見ることになろうとは…逆に新鮮。 ただ、JA○RACマークやディスク使用許諾条件が非常に細かく書かれているところにちょっと世知辛さを感じたり…(^^;)
せっかくだから俺はPC98版FDを!…と思ったんですが、現在98本体が部屋に埋もれてるので(^^;)、とりあえずはWin版を起動してみました。

あ゛ぁ、イイっ! Windowsなのに16色タイル貼り?の背景、それでいて中間色・半透明・フェード処理なんかが入って妙に綺麗なレベルメータやコメントまわりのオブジェクト、そして流れるBGMは古き良きFM音源の調べ…いやぁ、大学の頃に必死こいてデータ作ってた頃を思い出します…懐かしいです。 今回、楽曲が集まらないんじゃないかと主宰の骨折飲料さんが悩んでましたが、蓋を開けてみればFM音源らしさ全開の楽曲から緻密に練り上げられた繊細な楽曲、果てはPDZFを使った今までのFMPの枠を超えた作品まで非常にバラエティに富んでいて聴き応えがあります。 そこにあるのは、まごうことなきFMP Music Diskそのもの! 大変美味しゅうございました。 ご馳走様でした。m(_ _)m
…ただ、1つだけ困ったことが。 今回、高音質録音がウリとなっているMP3版なんですが…何故か拙者の曲のピッチベンドが変なことに気づいて愕然。(全体的にピッチベンド開始タイミングが前にずれてしまってます…聴いた瞬間茶を噴いたw) なんでかなー?としばし考えてみて思い出しました。 FMPのMMLコンパイラfmc.exe)っていくつかコマンドラインオプションがあるんですが、最適化抑制オプション「-z1」をつけないとピッチベンドがおかしくなるってのをすっかり忘れてました。(FMPを使い始めた割と早い段階から気づいていたので、自分の環境ではデフォルトでついてます) 恐らく、MP3録音時は何らかの理由で一緒に送付したMMLをリコンパイルして録音したのだと思うのですが、その際に最適化抑制オプションが外れてしまい、ピッチベンドがおかしくなったんだと思います。(本当は私のほうから事前に伝えておくべきでした…というわけでコレは私のミスですね…T_T)
「-z1」をつけなかった場合におかしくなる理由ですが…「&」を使って音を繋いだ際に、後から鳴らす音にピッチベンドをかけると変な最適化がかかって&で繋いだ前の音でピッチベンドがかかってしまう為だと思います。(このへんって他で文献を見た記憶が無いので、もしかして気づいてるのは私だけ…??^^;) 具体的には以下のような感じです。


b4&b8_f+
と書いた場合に、「-z1」をつけないと
b4._f+
というふうに最適化されてしまい、最初に音程を持続させるべき「b4」が無視されてしまう
というわけで、MP3版に関しては(細かい部分ではほぼ全曲で変な箇所があるんですが)特に酷いのが「ASSAULT BGM4」「FINAL FANTASY Opening(のイントロ)」「ROSA」の3曲です。 特に「ROSA」に関しては、ピッチベンドが意図からかけ離れた状態になっていて、原曲から完全に異なっています。 なので、大変お手数ですが、私の楽曲を聴く場合はMP3版以外で聴いていただけると有難いです。
MP3版は今回初の試みだと思うのですが、やはり初物には失敗がつきもの…なのかもしれません。(ていうか最適化オプションに気づかなかった拙者の負け) 他に、骨折飲料さんの楽曲でもPCMが転んでる(発音が間に合わずに次の拍で音が出ている)と思われる箇所があったりしますので、他にも実データとは発音が異なる楽曲があったりするのかも。 MP3版は一度再チェックして、(もし次の頒布があるとすれば)修正して戴けると嬉しいなぁ…と思うのですが、実際問題難しいのかも…うーん。