ブース決定&楽曲募集開始!

http://taka-p.homeip.net/fmpsg/
というわけで、まずはコレから。
M3-2010春ですが、やっとブース配置が決まったそうで、昨日、M3準備会よりメールを戴きました。
今回はなんと!
H47,48=2スペース!!
での参加となります。(フロアは2Fです⇒http://www.m3net.jp/m3_25/2F.pdf
2スペースでの参加は、2年前のM3-大阪以来ですね…前回はあまりの狭さにゲンナリしたんですが、会場が変わったことで、以前よりは広くなったということでしょうか。(前回のM3は酷かったからなぁ…日記に色々書いたのを準備会の方が見てくださったんでしょうか^^;)
そんなわけで…FMPSGの今回の新譜「FMPSG013 -Blue Horizon-」の収録楽曲を募集中です。(一般用のFMPSG-MLにも文章を展開した…はずなんですが、何故か届かないので現在プロバイダに問い合わせ中です。そちらをご覧の方はもう少しお待ちを) 興味のある方は、私宛までご連絡ください。 折り返し、募集要項を送付致します。(すんげー長文なのでSPAM扱いされる可能性がありますw 届かない方はSPAMフォルダをチェックしてください…T_T) 連絡先はとりあえずプロフィールを参照ということでひとつ。 締め切りは3月末日です。 どうぞよろしくお願い致します。m(_ _)m

近々参加の何某

FMPSG/PulseTherapy以外にいくつか参加しまっする。
1つ目は、M3-2010春に自ブースで参加されるSOU1せんせの最新アルバム「Final Program」です。 このアルバムに、今のところ1曲参加の予定です。 一応、楽曲は出来てまして、SOU1せんせにデータを送付して反応待ちな感じです。(OKを戴いたら、後日サンプルを掲載します)
このアルバムのコンセプトが、ラスボス(もしくはそれに準ずる激しい)曲オンリーとの事で、FMP(OPNA+PCM)を使った超激しい感じ(というかいつものアレな感じ)に仕上げました。 ここ最近はコレばっかりいじってたんですが…あぁ、FMPって面白ぇ!! 最近は割とファミコン音源を使うことが多かったんですが(FMPって音数多い分仕込みが大変なので一時期敬遠してました…^^;)、メンドウな反面、私が普段使う音源(2A03+FDS/VRC6, SCC+PSG, OPNA+PCM)の中では性能が最も高いので、微調整をすればするほどちゃんと音が良くなる! ファミコン音源などの場合、分解能や音色の問題からどうしてもイメージ通りにならない部分が多く、脳内イメージと現実のギャップをどこまで納得させられるか?というのが割と大きいんですが、FMPの場合はそこが細かくいじれるので、慣れるとどんどん思い通りの音が出来ていくところがカ・イ・カ・ン!(例えが古いなー^^;) いや、本当に音量も128段階で1だけ上げるとか、音色でTLを1変えるとか…そんなレベルでいじりはじめるともう止まらないw そんな理由もあって、FMP=調整に時間のかかる環境でもあるんですが、今回はかなり限界まで攻めてイメージ通りのものが作れたと思います。
そんなわけで、この曲はFMPSGの新譜ではなく、SOU1せんせの新譜のほうに入ります。 M3にお越しの際は、「Final Program」のほうも是非よろしくお願い致します。m(_ _)m
あともう1つ…まだオフィシャルで発表になってない(けど、フライヤーは配布されたとか…?)のでまだ詳細は書きませんが、近々(3月中)にとあるイベントに出る予定です。(ちなみに、関東ではありません…自分自身も初めて行く土地なのでちょっとドキドキ) このイベントは、基本的にChiptuneを実機演奏するスタイルが主流ということで、今回はファミコン(2A03+拡張音源)/MSX(SCC+PSG)/PC-98(OPNA+PCM)の3種類を使って実機演奏を行う予定です。(※機材の都合等で変更になる可能性もあります) 前回出させていただいた「SS|EX」では、PulseTherapyでのゲームミュージックremix+編集済みのファミコン音源メドレーのみを流しましたが、今回は実機、しかも3種類の環境(※同時演奏ではありません…曲ごとに切り替える予定)です…って、うまく出来るかしらん? 失敗したらすみません(^^;) 他にも色々な方が出演予定ですので、お近くの方は是非遊びにいらしてください。 詳細はまた後日、ということで…お楽しみに。(^^)

ユグドラ・ユニゾン 〜聖剣武勇伝〜 Audio Collection

(Amazon) ユグドラ・ユニゾン 〜聖剣武勇伝〜 Audio Collection


http://5pb.jp/records/release/detail/detail.php?records_product_code=VGCD-0183
というわけで、先日5pb.さんから新譜ということでこのCDを戴いたんですが…キタコレ。 素晴らしい! 久々に超オススメ!!
1曲目「英雄叙事詩」は、冒頭は普通のオケ物っぽい感じで「あー、ゲームミュージックにありがちないつものパターンかな」と思ってたんですが、聴いてるうちになんか違和感が。 あれ…なんか妙に濃ゆくない?? ただならぬ雰囲気を感じつつ、2曲目「群雄割拠」へ。 これも最初は静かな曲調なんですが、途中から一変! 大暴走!! 吼えるディストーションギター! ゴツいリズム隊!! しまいにはオケヒットまで入ってどんどん熱血な感じに!!! あとは最後までほぼノンストップ! 暴走しっぱなしの血沸き肉踊る50分!!w まるでブレーキの効かないト…いや、なんでもありませんw
…いやぁ、コレはヤヴァいです。 久々にアツい「ゲームミュージック」を聴いた!って感じ。 現代のゲームミュージックは演出や全体の流れを考えて緩急をつけるのが当たり前な中、ひたすら情熱的で濃厚! どこかの焼酎のCMで「主役より目立とうとすんな!」ってやつがありますが…そんなのお構いなし! ずっと「オレが!オレが!」(いや、ニュアンス的には「オラオラ」ですかね^^;)と過剰に盛り上げる、これぞゲームミュージック!!って感じ。 正直、「ずっと暴走しっぱなしで大丈夫なの…?」とこっちが心配になるくらいw とにかく参りました!
ユグドラ・ユニゾン」の作曲者は足立美奈子さんという方なのですが…実は、数年前に「Riviera〜約束の地リヴィエラ〜」というゲームの曲も担当されていて、当時そのサントラもレビューしたことがあります。 この時も非常に「らしい」曲を書かれていて気になっており、今回もライナーノーツで氏の名前を見て「これは間違いない」と思って聴いてましたが…そんな生易しいものじゃなかった。 想像を遥かに超えた濃密ぶりに腰をぬかしました! 今、ここまで濃密でアツい曲を作れるコンポーザって、多分数えるほどしか居ないのでは?と。
静かな曲が好みという方には向きませんが、とにかくアツい曲が聴きたい!という向きには猛烈にオススメします。 (若干ニュアンスは違うかもしれませんが)「イトケン(伊藤賢治)のバトル曲」「九十九百太郎」「埼玉最終兵器あたりのアツい曲が好きであればきっとハマると思います。(根底はオケ物なので、この中だとイトケン先生が一番近いかな…) そっち系が好きな方は、是非ともお試しください!!



(3/3追記)
更に聴きこんでみましたが…やはり表現として一番的確なのはイトケンのバトル曲『だけ』50分ノンストップ詰め合わせ!って感じかも。(^^;) 実際に、節回しとかもイトケンのバトル曲で使われるようなパターンが結構あるので、作曲者の足立さんは絶対にイトケンに影響を受けてると思いますw
あと、コード展開がちょっと独特な曲が多い気がします。 (コード理論をよく知らないので、こういう手法を何というのかはわからないのですが)具体的には「3番目・4番目の和音がなんか違う」曲が多い感じ。 今まで色んな曲を聴いてきましたが、和音の展開にはある程度王道のパターンがあって、「次はこう来るだろうな」というのが何となく予想できたりします。 …が、ユグドラ・ユニゾンの曲では、曲によってはそのへんがことごとく予定調和を外すほうに動いてるような。 なんか、3,4小節目で細かく転調入ってるような気がするんですよね。(ちゃんと耳コピしてないので実際にそうかどうかはわかりませんけど) 曲の途中での転調ってのはイトケンさんや桜庭統さんあたりもよくやってますけど、主にAメロ⇒Bメロ⇒サビとか、ある程度曲の区切りめでやってるのが多い(桜庭さんはたまーにループ直前で不思議な転調を入れることもありますけど…^^;)のに対して、ユグドラではもっと細かい単位で転調してるんですよ…たぶん。 そのせいでスリリングな展開が楽しめるのも「濃ゆい」と感じた一因なのかも。
あと、この魅力は実際に曲を聴いていただかないとわからないと思うので、試聴サイトを…と思ったら、残念ながら置いてないようなので(是非置いて欲しいです>5pb.の方)、とりあえずゲームオフィシャルサイトのプロモーションムービーのリンクを貼っておきますhttp://yu.sting.co.jp/special/promotion.html
プロモーションムービーはアレンジバージョンなのでゲームで使われている音源(NDS)とは違うんですが、これでも曲の魅力は十分伝わるかと。(このアレンジバージョンもCDに収録されてます) ちなみに、ゲーム音源バージョンはNDSということでもっとザラザラしてるんですが…そのせいでNDS版は妙にスーファミ臭がして、よりイトケンっぽい感じもしますw

5pb.といえば、古代祐三氏によるFM音源の音色を使ったハイレベルな音楽が話題の「世界樹の迷宮」シリーズの最新作サントラも近々出るようです。 毎回素晴らしい曲揃いなので、こちらも超期待!!
(Amazon) 「世界樹の迷宮III 星海の来訪者」オリジナル・サウンドトラック



武富智 / Yell

http://snaman.twop.hacca.jp/
※本作品は単行本ではなく「月刊ヤングジャンプ3月号」掲載の読みきりです。
というわけで、先日ついに完結編が発売された「EVIL HEART」に続き、雑誌での久々の新作読みきり(2年ぶりとの事)です。 買いそびれてたらなかなか店頭で見つけられずにちょっと焦りました…(そろそろ流通在庫も危ないので、読みたい方は見つけたらすぐ確保しましょう!
今回のお話ですが…まず、YJ本誌などで載っていた予告カットを見ると、いつもより若干高齢の女性と…海坊主??一瞬、土星マンション(岩岡ヒサエ)の影山さんかと思ったよ…(^^;) 正直、この時点で内容が全く予想できませんでした。 それだけでなく、最初の数ページは実際に読んでみてもどういう展開になるのか全く想像がつかないの。 とりあえず、武富先生の持ち味の1つであるコミカルな表現は相変わらず面白いなぁ、と思いましたけど。(このへんのテイストは先生の作品の1つ「この恋は実らない」に近いかなぁ、とか)
その後、ある事をきっかけに女性の真意が明らかになり、物語が展開するのですが…あんまり内容を書くとネタバレになるのでこれ以上は書きませんが、最後に男が叫んだ一言(二言…か)にまたもや号泣。(T_T)
武富先生…何度俺を泣かせりゃ気が済むんですか!(T〜T) 歳取ると涙腺が緩くなっていけねぇや…
その言葉は、まさにこの漫画のタイトル「Yell」なんですよ。 ストレートな「がんばれ」じゃないけど、心に突き刺さるエール…うーん、ヤラれた!



もちろん、普通に読んでもグッと来るところではあるんですけど、私は別の意味でグッときてしまいました。

(以下、拙者の妄想なので武富先生の真意とは違うかもしれません。 あくまで私の解釈ということで…)

私が思うに、この物語に出てくる女性は恐らく武富先生自身なんじゃないかな…と。(もちろんシチュエーションは違いますが、自分を投影した存在に見えた) で、男がかけた言葉ってのは、たぶん武富先生自身がこれに近い言葉を誰かに云われた(もしくはそういう信念を持っている)んじゃないのかなぁ…と。
YJを昔から読んでる人はご存知かと思いますが、武富先生の漫画「EVIL HEART」では、YJ本誌において一度(恐らく)打ち切りを喰らっています。 普通、打ち切りを喰らった漫画というのは、作者や読者の期待するような形で完結することはまずありません。(単行本化される場合に少し加筆できれば良い方だと思います…下手すると単行本にすらならない場合も多々あったり) 打ち切りに遭った=読者の人気が無いわけで(誤解の無いように補足しますが、ここでの「人気」とはあくまで「多数決」であって、一般受けしなくとも漫画自体はクオリティが高く、熱烈なファンがついている場合もあります。 EVIL HEARTはまさにこの典型かと)、普通に考えれば、人気の無い漫画を続けるよりも一旦仕切りなおして新しい漫画で挽回したほうが遥かに生産的ではないかと思うわけです。 …でも、武富先生は違いました。 そこから単行本丸々書き下ろしという形で3冊刊行し、遂に完結させたんです。 普通じゃこんなのまず有り得ません。 そこに、武富先生の並々ならぬ情熱と気迫を感じました。
…で、話を戻すと、武富先生は連載打ち切りをはじめとして、単行本の書き下ろし中にも恐らく様々な困難があって、挫折しかけた事が何度もあったと思うんです。 そんな時にかけられた言葉(もしくは自身の信念として持っていた言葉)がここに出てくる「Yell」なんじゃないかと。 …そんなことを思いながら読み返すとまた泣けてきた…(相変わらず涙腺緩みっぱなしの拙者ですT〜T)

この漫画は、何か壁にぶち当たって挫折しかけてる人、出口が見えなくて諦めかけている人に是非読んで欲しいです。 ここに出てくる言葉は、武富先生からの「Yell」なんだと思います。

この漫画のおかげで、明日からも頑張れそうです。 武富先生、本当にありがとうございます…「Yell」、確かに受け取りました!!