オーディオパソコン・その2

というわけで、先ほど我が家にもう1台、オーディオパソコンが到着しました! 実は、ずっと前から探してたブツだったんですが、なんとフルセットで手に入ってしまいました。 そんなわけで、こちら! ドーン!!

そうです。 一部で有名な、YAMAHAのOPM搭載可能パソコン「YIS503-II」とOPM音源ユニットのフルセットです!(本セットをくださった方、どうもありがとうございましたm(_ _)m) このブログをご覧の方であれば、元ハドソンの名コンポーザーである国本剛章氏が当時の楽曲データ作成に用いていた環境とほぼ同じ(正確には使ってたマシンは違うかもしれませんが…)、更に簡単に書けば「20世紀ファミコン少年」「PC園児」に入ってる楽曲で使われた音源と同じやつです。
MSXの拡張音源といえば、ほとんどの方はMSX-MUSIC(FM-PAC)を思い出されると思います。 あるいは、コナミのゲームカートリッジに入ってるSCC音源とか。 で、FM-PACの前には「MSX-AUDIO」という規格もありました。 …で、今回入手したやつは、前述のどの音源とも違います。 搭載されている音源はOPMで、これはSHARPのX1もしくはX68000に搭載された音源と同じ4オペレータのFM音源8音です。(以前あった情報だと、同等品(のはず)SFG-05というユニットにはOPMではなくOPPという音源が載ってるとの事ですが…) 他のMSXFM音源ユニットは全て2オペレータであることを考えると、音源自体の性能でいえば突出していることになります。(もちろん、「2オペの音のほうが好きだぁー」というご意見もあるでしょうが…^^;) ただ、このユニットは高性能が故に値段も高く(?)、当初はYAMAHAMSXのみの対応だったため(後に普通のMSXに接続可能なユニットが出たそうですが…)ほとんど普及しなかったと思います。 しかも、MSX1時代に出た環境ですので、音源自体の性能は凄いものの、そのポテンシャルを完全に生かしきる環境(音楽製作ソフト、ドライバ等)が出ていないのが惜しいところです。 まさに「早すぎた名機」といったところでしょうか。
で、軽くマニュアルを見てみたんですが…なんとこの音源ユニット、付属の「ミュージックコンポーザ」(多分譜面入力ソフト)だけでなく、別売りソフトを使う?ことでBASIC環境でMMLで書けるらしいのです! 更には、こんな記載まで!


音声合成機能を持っていますので、MSXに言葉をしゃべらせたり、歌を歌わせることも可能です。
なんですとー??? そんな機能があったなんて初耳です。 コレって、もしかしてMSX音楽方面に詳しい某氏から伺った「CSM音声合成」のことなんでしょうか…? オラ、ワクワクしてきたぞ!
そんなわけで、ちょっといじってみて使えそうであれば、今回もしくは次回のFMPSGアルバムあたりでコレ使って何か作ってみたいと思います。 …あと、突然環境が揃ってしまったので、ミュージックコンポーザ用のデータがあれば再録できるかもしれません。 もしデータが発掘された場合は是非ご一報くださいませ。>国本さん