鬼怒川その2(5/2)

8時半頃、部屋の電話がけたたましく鳴り響く。 モーニングコールと共に「お食事の用意が出来ました」との声。 というわけで、また大広間に移動。 この日の朝食は、ぱっと見和食中心ですが、何故かハムと生卵が置いてある。 あと、平べったい土鍋が…ナニコレ?と思ったら、配膳のおばちゃんが「これはハムエッグになるものです」って…「になるもの」ってどういう事?? と思ったら、更に一言。「こちらの鍋にバターが敷いてありますので、そこにハムと生卵を置いて自分で焼いてお召し上がりください」だってさ。 こういうスタイルの食事は初めて見ました…ていうか、この旅館って徹底的に一人用土鍋にこだわるつもりですか??(^^;) まぁそれはともかく、焼きたてのハムエッグが意外に美味しくて満足。

で、この日は天気も回復傾向で晴れ間も覗いてたんですが、かと思うと真っ暗になったりするので、天候は微妙。 実は観光をどうするかは全くノープランだったので、旅館備え付けの観光スポット集を眺めてみる。 …んー、日光ということで結構色々ありますな。 最初に載ってたのは日光江戸村なんですが…ココって入場料高ッ! ただ入るだけで3,000円くらい取られる模様。 更に、有料アトラクションの券がついたやつになると、最高5,000円を越えるものも。 うーん…この調子だと、昼から行くと全部まわれなくて損しそうだなぁ…というわけで、今回の候補からは外すことに。 こちらは次に来た時の楽しみに取っておこう。(あと、事前に作戦を練って朝から行かないとダメだな…きっと) で、次に載ってたのが日光猿軍団。 これはテレビとかにも出てくるので有名ですな。 天気も良くないですが、室内だからここは関係無さそうだし…ということで、本日はココに行ってみることにしました。

バスに揺られて20分くらい?、途中色々なアトラクションの場所に寄りつつ、猿軍団(おさるの学校)に到着。 それにしても、バス代400円って高ッ! ちょっとボり過ぎじゃないの…?(T_T) で、この場所はぱっと見何も無さそうなところなんですが、よく見ると近くにでっかい猿の看板が。 ここがどうやら会場のようです

中に入ると、小屋の前には既に行列が。 どうやら、次の公演がもうすぐ始まるらしい。 割と良いタイミングでしたね。 程なくして入場。 会場には微妙にケモノ臭がしていてちょっと期待させます。 暫くしていよいよ公演が始まったんです…が、あれ?猿どうしたの?? 最初は、何故かスクリーンに日光の猿が多数映されていて、ここの社長が「この猿はどうこうで云々…」みたいな説明を延々やってんの。 どうやら、この部分は映画の「予告編」にあたる部分の模様。 でも、そのうち猿とは関係無い話になってきて、ここの社長が「バイクのオフロードコース、いいでしょ〜コレ」みたいなしょっぱい映像が10分くらい続くと、目の前にいた子供がお猿が出てこないことに怒ってか、とうとう泣き出したりなんかして一触即発のムードに。 暫くして映像が終わり、暫くしてからやっとお猿さん達が登場しました! 最初私が予想してたのは、個々の猿がそれぞれ芸を見せてオシマイ、といった感じだったんですが…予想は良い方向に裏切られました。 出てきた猿は6〜9匹くらい。(2部構成で、後半のほうが出てくる猿が多い) しかも、一匹が芸をしてる時に他の猿が茶々入れてきたりなんかして、これがえらい面白いの! 例えば、ある猿が死んだフリをしていると、他の猿が出てきて蹴りを入れたりてを合わせて拝んだりw そんな状況を見て猿回しの人がツッコミを入れるといったスタイル。 コレって、もろドリフのコントみたいなんですよ。 役回りとしては、やっぱり猿回しの人が長さんって感じw 割と古典的な展開ではありますが、それを全部猿がやってしまうってのはかなり面白かったです。(^^) 何回も見ると飽きてしまうのかもしれませんが、まだ見たこと無ければ是非。

で、公演終了後、あまり広くは無いですが園内をまわってみたところ、アヒルのレースをやっているところに遭遇。

なんでも、200円(餌代)を腹って到着順を予想し、当たったら何か戴けるとの事。 せっかくだからやってみました。 私が賭けたの2−5です。 レーススタート! そこで、2匹が独走態勢でそのままゴールイン!

2番5番って…なんと私一人だけ見事的中! そこで戴いた記念品はコレ。

お猿さんのマグネットでした。 …んー、正直微妙。(^^;) コレがもし本物の馬券だったら…と思うと、こんなところで運を使ってしまったのは非常に遺憾ではあります。 でも、このマグネット、後で売店で見たら400円で売ってたので、それを半額で買ったと思えば悪くは無いのかな…??(^^;)

そんなわけで、今度は売店に行ってみる。 予想通り、どこもかしこも猿だらけです。 サブレーやキーホルダー、ボールペンといった定番のグッズはともかく、隅っこで興味深いアイテムを発見。 どうやら、今や絶滅状態の旧シングル(俗にいう8cmCD)じゃないですか! ご当地ソング的なものでしょうか。 こんなの買う人は他にはいなさそうでちょっと恥ずかしいんですが、私の脳内では心の声が買えと云ってるので、意を決してレジに持っていくと、売店のおばちゃんが「このCD、いくらだっけね?」「さぁ〜」みたいな感じで誰も値段知らないw これだけでも、どれだけ売れ残っているかは推して知るべし。
買ったCDはこんなの。

うわー、胡散臭さ炸裂! 発売は1992年…ってことは、どうやら15年ほど売れ残っているらしいです。(T_T) まだ聴いてませんが、後で聴いてみようと思います。 なんか色んな意味で楽しみだなぁ…

その後、ここを出てから近くの土産物屋でお土産を買った後、近くの蕎麦屋で食事。 蕎麦を頼むと同時に、ここの名物だというキノコ餃子というのを頼んで食べてみました。 この餃子、見た目は普通ですが、食べてみると肉に混ざってキノコが丸ごと1本入っているようで、この食感がなかなか良い感じ。 ちなみに、どこぞの配管工の髭親父のように、食べたらデッカクなっちゃったりはしませんでした。(当たり前) ちょっと残念w

既に夕方近くなっていたので、バスで旅館に戻り、この日のイベントは終了。 食事と風呂を済ませ、日付が変わる近くまで、次の趣味のお仕事をやってました。 正直、やることは決まっているものの、どう進めていくかが全くノープランで困っていたんですが、とりあえず少しだけやってみて方向性が掴めたのでよしとしましょうか。 そして、またもや漫画読んで焼酎呑んで就寝。